深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

手書きで/彼・92

かたわらには冷めていないお茶。
熱心に紙に向かう彼。
声をかけず眺めていた。
ほどなくして、「久しぶり」と声をかければ、「ああ」。
「今、書いていたんだ」
妻の看病でやって来る娘への手紙なのだという。

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あきることなく/唄・82

前奏はなく、間奏もない。
いきなりサビというか、聴かせたいフレーズでガンガン攻めてくる。
つまり自分に聴かせたいフレーズで、どんどん音の連なりを音楽にしている。
「いかすな」
あきたらやめればいいさ。

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Nina Simone -To Love Somebody + Lyrics

舌打ちの小さな音が大きく響いてきた/車内慕情・12

電車事故のアナウンス。
電車は止まったままである。
どこからか、舌打ちする音が聴こえて来た。
自殺だとしたら、自分への舌打ちといった想像力はないのか。
気持ちは理解できるが、「寂しいものだよなあ」と。

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Cyndi Lauper - Stay (from Live...At Last)


Cyndi Lauper - Girls Just Want to Have Fun 和訳


Cyndi Lauper - Product of Misery

夏は去るもの/令和四季派・2

加害者なのに被害者面した輩が。

そこかしこにいる。

そうでもない?

勘違いならいいのだが、邪悪な手合いはそこかしこに跋扈しているじゃあないか。

そうしたことにおかまいなく、今年もまた、夏が去っていく。

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考え続けている/言葉・157

よく分からないが、肝に銘じていようという言葉があるのだった。
理解できていないにも関わらず。
どうしたわけか。
考え続けている、長く、もう随分と長く。
やはり不思議であるが、当たり前でもあるのだろう。

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生きる2019/令和問わず語り・6

ふいに自分を感じていた。
どうしたわけだろうか。
老いて腹が出ている、ボーっとして愛嬌のない、とぼけた輩。
展望もなく無力、かつ家計も火の暴走列車だもの。
が、分かっているさ、生きていくしかないって。

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退屈は知らない/老道・134

退屈は知らない。

眠くなったことはあったとしても。

今や加齢とともに身体どころか、心の融通利かなくなることも予測できる。

愉しむわけにはいかない上に退屈どころではない。

興味津々にはなかなかなれない?

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