自分の命を愛すること。
まずはそこからか。
そうして、他者に伸びていく、愛せるようになっていく。
ただ、多くは自分だけがよく、周囲は困り、人のことは知ったこっちゃない?
それでも、自分の命を愛せよと。
無垢なる商人2021/姿勢・49
あなたはいい人だろうか?
笑顔を浮かべている通りの。
あるいは、笑顔以上の。
できることは多くないと知ってしまった日々に想うことは、こうだ。
わたしもまた、少なくともいい人であろうと努めていこう――。
寒くなっていく/令和四季派・11
暑いときもあるが、夏の厳しさはない。
すでに秋、寒さへ向かっていく日々なのだ。
朝晩冷えたとき、暖かい陽射しを浴びれば、希望も体感する。
未来があるとは想えないが。
ただ、明日は、体感できるのだった。
オートバイから乗り換えて/自転車にのって2021・2
50歳代まで、オートバイに乗っていた。
が、今は自転車だ。
自転車に惹かれたのは、何故だろう?
オートバイの神経戦に疲れたこともあるようだ。
跨げば愉しいうえに、身体をもっと使いたくなっていたのだろう。
怒られる?/五輪の果てに・15
あれは何だったのだろう。
出てくる出てくる、あれこれの悪事。
多くの死者を出してしまった。
しかも、今後どれだけ支払えばいいというのだろう。
狸と狐の化かし合いと言うが、狸と狐も理解したら、怒るよな。
「ったく」/この領土で・711
「消費税は福祉に」
確か、そう聴いた記憶があるのだったが。
現実は、真逆といっていい事態だ。
おまけに、かつて財政出動をアジっていたのは、どこのどなた様やらと。
相変わらず丸裸にされていくのだったが。
不幸の温床?/コミュニティー主義者として・5
自分様はいつでも、どこでも不幸感を拭い得ないだろう。
いつまでも、どこまでも?
そもそも相手のことなどは考えないのだから、不満は募るばかり。
関係がうまくいかないのである。
家庭さえ不幸の温床に――。
止血を/この領土で・710
立ち去る/食卓慕情・35
食堂ができた。
全国でチェーン展開を。
珍しさもあってか、近隣の人々が列を。
空いていたとき食品を購入しようとしたが、やめた。
生きていた命に対する敬意がなく、かつ従業員がおしゃべり三昧だったからだ。
※こんなことを言っていたら、今や何も食べられない?
そうなのだろう。
納豆飯だけでも、今では十二分なのだったが。
繰り返していく/呼吸・90
結局、病は予防できないのではと。
人はそうした存在なのだ。
「死もまた、回避できないよな」と。
元気に暮らしていくことを長引かせられるだけではないのか。
生きていれば、繰り返し呼吸をしていくのだろう。