深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

「実際にあるんだな」/月下の貧乏人・63

気づけば、ぐるりには闇夜が迫ってきていた。「どうしたものか」杖は、まずの月明かりだったか。そうして、花々の、漂っては舞う匂いもまた、道を感得させていた。足もとは覚束なかったが、歩き続けていた。 ▲『富士』(写真)「また秋がやってきたな」夏と…

説明/言葉・201

間違えたとき、責任はどのように取っていくのか、なかなかに難しい問題だ。とはいえ、まずの責任がある。何か?求めに応じて説明をしていく責任である。黒塗りの文書が、公然とまかり通っているのだったが。 ▲『御茶ノ水』(写真)ほんの少しだけ待っていた…

進歩?/マネー2021・3

進歩についての言葉を読んだ。進歩の歩は走ではないというのである。翻って思うに、現在の進歩とは何なのか?走るはしる、目先のマネーのために。走ることと違い、歩けば立ち止まることもできるのだったが。 ▲『のんびり』(写真)空を見上げた。雲。しばし…

「もういいや」/当世労働者覚書・143

「もういいや」そう感じたとき、目の前には賃労働の山。崩しようがないほど、いや、ただただ増えていくばかりの時期だった。熱いお茶を飲む。身体が少し緩んだところで、「早く帰ろう」と言い聞かせていた。 ▲『自転車道』(写真)苔が目に付いた。「へえっ…

乞食にしろ?/令和問わず語り・43

日曜は働かない、だからお金はいらないと乞食。そうした笑い話を読んだか、聴いたかした。笑ったと同時に、乞食も賃労働なのかと。わたしだったら、どうしたか?いただく、そうして稼ぎの少ない乞食と呑む。 ▲『桜』(写真)春ではないものの、桜はいいもの…

青空の痛み/この領土で・713

貯蓄額は低くても平気という。安心して暮らせるから。この国では?政治家は昔から安心を訴えてきたが、社会保障は覚束なく、富める者たちは貯め続け、貧しき者たちは青息吐息。青空を愉しみとするしかない? ▲『ごめんなさい』(写真)何やら、謝罪している…

風とともに/令和四季派・12

朝の最寄り駅までの道のり。慌しく進んでいく中、風を感じてしまった。「あっ」と気づかされてしまう。「もう長く季節を感じないできたな」と。事実、夏でもマスクだったもの、「いかんなあ」と呟くばかり。 ▲『曇天の日』(写真)「あらま」パソコン画面に…

断水/暮らし・69

茶碗を洗っているときのことだ、突然、断水をした。「えっ?」あれもこれも、できなくなっていた。ほどなくして、水が出たときには、心底、「嬉しいぜ」と。水のあれこれを、売りさばいたりしてはいけない。※怪しげな動きが、今、ある。 許されることではな…

つまらないわけではない/マネー2021・2

ものやこと、すべてが商品化されていくばかり。そうして、消費されるばかりか。誕生から死にいたるまでも?そう、ありとあらゆるものごとがである。面白いなんて浮かれられない今日がまた、終わってしまう。 ▲『聴いていた』(写真)公園へ。木々の中で、聴…

マスクの日々は続く/視えない日々に・29

一大事のコロナ禍。感染者数の減少から、旅行を煽る傾向も。ただ、「本当なのか」と訝しんでいる。事実、感染者数の実態は知りようがないし、亡くなる方もいるのだった。街中にはマスクをし続けている人々。 ▲『シートを敷いて』(写真)まだ寒くはない。だ…

まずの話/この領土で・712

自分の命を愛すること。まずはそこからか。そうして、他者に伸びていく、愛せるようになっていく。ただ、多くは自分だけがよく、周囲は困り、人のことは知ったこっちゃない?それでも、自分の命を愛せよと。 ▲『お馴染みな』(写真)自転車道も秋へ向かって…

無垢なる商人2021/姿勢・49

あなたはいい人だろうか?笑顔を浮かべている通りの。あるいは、笑顔以上の。できることは多くないと知ってしまった日々に想うことは、こうだ。わたしもまた、少なくともいい人であろうと努めていこう――。 ▲『這っていく』(写真)まるで昨今のSNSのよう…

寒くなっていく/令和四季派・11

暑いときもあるが、夏の厳しさはない。すでに秋、寒さへ向かっていく日々なのだ。朝晩冷えたとき、暖かい陽射しを浴びれば、希望も体感する。未来があるとは想えないが。ただ、明日は、体感できるのだった。 ▲『寛いだ場所』(写真)木々の中へ。呼吸が楽に…

オートバイから乗り換えて/自転車に乗って2021・2

50歳代まで、オートバイに乗っていた。が、今は自転車だ。自転車に惹かれたのは、何故だろう?オートバイの神経戦に疲れたこともあるようだ。跨げば愉しいうえに、身体をもっと使いたくなっていたのだろう。 ▲『豪華だ』(写真)「おおっ」想わず自転車から…

怒られる?/五輪の果てに・15

あれは何だったのだろう。出てくる出てくる、あれこれの悪事。多くの死者を出してしまった。しかも、今後どれだけ支払えばいいというのだろう。狸と狐の化かし合いと言うが、狸と狐も理解したら、怒るよな。 ▲『富士』(写真)「おおっ」久しぶりに視た富士…

「ったく」/この領土で・711

「消費税は福祉に」確か、そう聴いた記憶があるのだったが。現実は、真逆といっていい事態だ。おまけに、かつて財政出動をアジっていたのは、どこのどなた様やらと。相変わらず丸裸にされていくのだったが。 ▲『夕陽』(写真)どれほど多忙であっても、視た…

不幸の温床?/コミュニティー主義者として・5

自分様はいつでも、どこでも不幸感を拭い得ないだろう。いつまでも、どこまでも?そもそも相手のことなどは考えないのだから、不満は募るばかり。関係がうまくいかないのである。家庭さえ不幸の温床に――。 ▲『練馬』(写真)「土は凄いな」と。そういえば、…

止血を/この領土で・710

企業の内部留保――。グローバル化した現在、もっていかれるだけだ。ハイエナだと批判していただけでは、治まらない事態なのではと痛感。身ぐるみ剥がされ、空虚に明るく立ち尽くすだけ?まずの止血からか。 ▲『老いを歩く』(写真)眼下を眺めていた。すると…

立ち去る/食卓慕情・35

食堂ができた。全国でチェーン展開を。珍しさもあってか、近隣の人々が列を。空いていたとき食品を購入しようとしたが、やめた。生きていた命に対する敬意がなく、かつ従業員がおしゃべり三昧だったからだ。※こんなことを言っていたら、今や何も食べられない…

繰り返していく/呼吸・90

結局、病は予防できないのではと。人はそうした存在なのだ。「死もまた、回避できないよな」と。元気に暮らしていくことを長引かせられるだけではないのか。生きていれば、繰り返し呼吸をしていくのだろう。 ▲『沼』(写真)近隣の沼。視ていると、引き込ま…

否/令和問わず語り・42

生命とは、無秩序と秩序の複合体?無秩序には排除ではなく、片目をつぶるのがいいだろう。もちろん、秩序に対しても。ただし、為政者たちの滅茶苦茶には、否を。今もなお、倒れていく人たちはいるのだから。 ▲『出発点』(写真)写真の場所にたどり着くと、…

くたばるまでの歩み/暮らし・68

暮らしていく。継承のことは考えていない。1回性のことばかりだから?だが、安心はしているのは、何故だろう。人は飲食物をとり、排泄し、言葉を交わし合っていくものだからか。そうして、くたばるのだ。 ▲『無粋な』(写真)自転車徘徊時、目についた。分…

考えていく/当世労働者覚書・142

そりゃあ、賃労働ならいくらでもあるだろうさ。身体が使えなくなっていいなら。心も壊れて構わない?しかも、自らの頭で考えられなくなって気にならないなら。押しのけない、潜り込まない今を歩むしかない。 ▲『心もとない家族』(写真)コロナ禍の前、視た…

問われても/この領土で・709

「原爆で地球がなくなるのがいいか、戦争でカタをつけるのがいいか、どっちだ?」そう問われているかのような昨今。両方ともご免だ。うんざりである。今が戦時下でないなら、黒塗り文書は何とかして欲しい。 ▲『雨上がりに』(写真)ちょっとした雨で、この…

分けられるまで分からない/姿勢・48

感じる、想う、考える、よく分からないことを。自分に言い聞かせている。「その場所を決して手放すなよ」と。簡単に、安易に、かつ手軽に分かったと想ってしまってはアウトだろう。そのことは分かっている。 ▲『植えた手』(写真)花。植えた手があったのだ…

認知症に予防法は、ない/一病息災・4

認知症ばかりを見ていて、当のその人自身を見ていない――。医師の声を聴いて、納得した。彼は言った、「予防法はない」と。要は、従来の暮らしの維持・保持か。簡単には割り切れないが、事実の直視からだ。 ▲『小雨から逃げた』(写真)気づけば夏は去ってい…

賃労働の合間に/小道へ・8

子どものころ、暮らした場所を歩いた。何とも狭く、意外だったものだ。小さかったことも影響しているのだろう。建物は変わっていたが、道は変わっていなかった。親子で暮らしていた映像を垣間見たのである。 ▲『富士』(写真)雪はまだである。当然か。とは…

とんずら/この領土で・708

情がない、しかも恥さえない人がいる。ただ、よく分からない欲得だけはあるのだったが。そうした人が、大いに好かれる国である。事実、為政者を視れば分かるだろう。案の定、トップがとんずらをしているが。 ▲『ポツネンと』(写真)秋の知らせ。また、出逢…

感じないかもしれないが/この領土で・707

簡単で分かりやすい国だ。「出て行けよ、そうでなければ従順に」といった。ゆれなどは許さない、逸脱もご法度か。ましてやコロナ禍だ、一段と息苦しく。嘘だと想ったらテレビをつけてみるといいのだったが。 ▲『野球場』(写真)試合はしていなかった。とは…

益体もない/マザーネイチャー・64

通勤で電車に揺られている。窓の外では奇妙な色の濁った川が流れていく。夢は、あらためてない。が、「あの川がきれいだったら、泳いでの通勤もいいな」と益体もないことを夢想する。「いいだろうなあ」と。 ▲『小川』(写真)どぶ川だ。ただ、ないより、あ…