深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

詳らかにすべし/マネー2024・1

生産の在り様を開示することは大切だろう。と同時に、交通・交換に関しても。あるいはまた、消費の事実についても、詳らかにすべきだろう。政治より経済が優先されている今だからこそ。先がないのでは困る。 ▲『小枝』(写真)落ちていた。林の中に。集合住…

生きていることが/映画にて・6

『モリのいる場所』を視た。モリは言うのだった、「生きていることが好き」と。「いい言葉だなあ」「そう、言い切りたいな」と痛感していたのである。そう想っていなくても、言ってしまえばいいのかどうか。 ▲『自転車道』(写真)稀に、ウオーキングをして…

成仏?/合掌・66

毎朝、お線香をあげ手のひらを合わせても、成仏とは関係がない。仏壇の中の人々は、もういないのだ。そうせざるを得ないから、しているだけか。死者たちを想う。そうして、命をムダにしないようにと、祈る。 ▲『またしても合掌』(写真)近隣の小さな図書館…

嬉しいこと/身体から・241

列に加わる、志を同じくする人々の。いい言葉だなと体感した。大量虐殺が、すぐには終わらないことへのストレス。列に加わり異を唱えれば、発散できるからではない。使命や快感でもなくて、単に嬉しいのだ。 ▲『切り株』(写真)「おっ」切り株はさまざまに…

セクハラまみれ/言葉・269

セクハラは気づかないうちに?例えば、女医・女子アナがアウトなのは、当然か。「ご主人の仕事は?」なる問いも、また。ご主人という言葉が変だし、職業差別ならぬ、区別も。解体という言葉を想起していた。 ▲『一服』(写真)本日は、チャリ徘徊を。「一服…

浮き足立つ/唄・109

悩み多き恋の唄。つまり、浮き足立っていることに変わりはないのだろう。どれほど複雑な歌詞やメロディー、リズムを持っていたのだとしても。ラブソングだけでなく、唄自体、浮き足立つ領域があるのだったが。 ▲『エレベーターの中』(写真)大雨の予報のと…

食べること/暮らす愉しみ・27

最近の愉しみ。広々とした公園を目指す途上に小さなちいさな店が。売りものは、団子と今川焼きだけだ。明るい婆さんが独りでさばく。そこで、買いものをし、味わうために、ひたすら公園へ向かうのだったが。 ▲『林の中へ』(写真)元気なとき、この場所を目…

戦争の身体/身体から・240

美しさを見せよう、顔だけではない。どのように?姿勢や歩行法、あるいは佇み方等々、人の動きの領域で、いくらでも可能ではないのか。気取りとは縁遠くできればいいのだったが。戦争の身体とは離れたい。 ▲『どっちへ?』(写真)チャリ徘徊時。「さて、ど…

加えて欲しい言葉/老道・220

LGBTQという言葉。そこに、老いも入れていいのではないのか。事実、差別どころか、区別されているのだから。今でも、高齢者がアパートを借りられない事実があるのだった。当事者として届いて欲しいと。 ▲『待ち伏せていた春』(写真)チャリ徘徊時のこ…

寛容もまた…/言葉・268

「寛容という差別」という言葉と出逢った。「そ、そうかあ」今こそ寛容が求められているのに、手ごわい視点だ。要は、上から目線というしゃらくさい姿勢があるというのだった。確かに、寛容の罠はあるなと。 ▲『雲よ2024』(写真)空を視た。「おっ」圧倒的…

手と手/身体から・239

母子で手をつなぐ場面こそ、美しいと想ってきた。今は違う。もちろん、美しいのだが、もっと幅があっていいと。想わず手を差し出し、手を取り合うこと。関係に限らず、今もまだ、切実に求められているのだ。 ▲『富士さま』(写真)帰宅して、狭いベランダへ…

「痛い」/身体から・238

生きるとは、何か?まずは、身体を動かしていくことなのだろう。動かせなくなったときが、死なのだから。ならば、「痛い」といえども、何とかしていくしかない。横になりながら、立ち上がっていくのだった。 ▲『ほいほい』(写真)春だ。が、相変わらず寒い…

プロって?/身体から・237

当然のことだが、誰もが初めは素人。ただ、始めた途端、行き着いたかのような人も。いずれにせよ、気づいて人は変化をしていく。仮に熟練しても素人の感覚を忘れていいのか、どうか。つながっていくために。※太極拳の師匠が言っていた。「下手なほうがいいの…

格差だってさ/当世労働者覚書・173

賃労働。真面目、かつ努力、工夫などをする善人たちがいる。が、資産を持っていたほうが、お金にはなっていく。至極当然のこと?それはそうなのだったが、「いいのかどうか」と考えてはいかないのだろうか。 ▲『春が来た』(写真)春である。金曜日、雪が降…

身長/身体から・236

身長で意味が違ってくることがある。例えば大きな人。多くいた1m50cmの人と、多くいる1m70cmの人とでは、意味が違ってくるはずだ。書き手の身長を知って物語を読み直す――。発見があるのかも知れない。 ▲『感嘆』(写真)歩いていた。見上げる。「うわっ…

無理はご免だ/暮らし・90

できれば、身の丈に合った暮らしを望んでいる。ただ、安易な閉じ方をしない日々だ。気に入ったものに囲まれて生きていきたいとも感じている。とはいえ、お気に入りは変わりもするが。無理だけはしたくない。 ▲『沼を視た』(写真)沼である。では、沼とは?…

バディもの?/映画にて・5

バディものが流行とか。が、昔からあったのではないか。主人公が2人1組で活躍する映画ジャンルなのだから。『危ない刑事』のファンである。あの賃労働を遊ぶ感覚は、まず持てないから人気なのだろうなあ。 ▲『チャリ徘徊族として』(写真)平日。チャリに…

出逢いたい/唄・108

楽器は、声に届こうとしている。その証拠に、名演奏からは声が聴こえてくるのだ。実は、楽器自体、声なのだったが。楽器が楽器の声のまま、たとえ人の声には聴こえなくても、愉しめる。その調べと出逢いたい。 ▲『人のいない場所で』(写真)かつて、お茶を…

明日のこと/死を想う・67

自分が死ぬ。が、それでおしまいではないのだ。家族がいるのなら家族、それ以外も含め、関係の中で生きていたのだから。そうした意識が持てるか、どうか。何より未来を破壊するもの・ことは多い、多過ぎる。 ▲『葉っぱのプール』(写真)久しぶりに訪ねた公…

人間だもの?/身体から・235

プレモダンも、モダンも、ポストモダンも、同じ相貌に見えるときがある。何故か。昔からの宿題だった、実は今も。「人間だから」と言えば、身も蓋もないのだったが。とはいえ、そう痛感してもいるのだった。 ▲『死体』(写真)自転車で徘徊していた。「おっ…

衰退していく/日本の運動・2

みなが、一斉に始め出す。あたりをうかがうこと等々もあり、それほど突出はしないのだろう。が、衰退していけば、どうなるのか。過激なことも始まり、人々は離れていく。歴史さえも証明しているのだったが。 ▲『石』(写真)当初、「何故、ここに石を」と。…

短くて長い/人生論・17

どうなのだろう?例えば、落ちこぼれ。進んで、言葉の示す内容に、自らを当てはめることはないだろう。いい悪い、好き嫌いというより、損得で。人生は短いと同時に、長いが、変化には率直でありたいからだ。 ▲『走り出す』(写真)想わず走り始めた子どもた…

原爆について/この領土で・871

原爆に、リトルボーイと命名した感覚。たまげた。ソ連へのジャブ、「有色人種だからいいんじゃね」という点も、「あの国らしいな」とも。日本は遅れをとってよかった。もしもそうでなければ、今、地球は…。 ▲『原っぱ』(写真)クサクサしたとき、訪れること…

現場へ/言葉・267

現場へ行くことは重要だろう。ただ、大切なのは、単に出向くことではない。準備し、赴き、帰還して記録を残す。その一連の流れを手中にすること。それこそ、大切なことであるが、現場とは今・ここのことだ。 ▲『春へ』(写真)冬の影か。が、春も混じり始め…

まとわりつく雨の中で/姿勢・60

矛盾している?場合によって、とても豊かなことではないのか。矛盾もなく、理路整然では、そもそも面白みがあるのか、どうかと。矛盾を抱えて歩む、歩み続ける。稀に、たどり着くことができるかも知れない。 ▲『トンネル抜けて』(写真)利用駅の北から南へ…

セットメニュー?/人生論・16

暑苦しいものの、激情は必要だ。厄介だが、不安・恐怖心もまた。超えてみれば、分かる。追憶のときが来れば、理解できることがあるのだった。激情に不安・恐怖、そうして何より追憶がセットであって欲しい。 ▲『またしても惹かれていく』(写真)写真の木々…

未完成2024/人生論・15

作品が未完成で当然ではと。そもそも、完成した人生があるのだろうか?ついに、未完の人生を受け入れていくしかないのだ。ならば、作品が未完成であっても、当然ではないのか。受け手が完成すればいいのだ。※「未完成という完成」みたいなことも考えられる。…

大事件よりも/情報前線時代・60

殺人等の大事件。心に影響を与えている?やり過ごしたとしても、無意識を荒らしているはずだ。が、スマホで小刻みに発信・受容するほうが、多大な影響を。コミュニケーションの在り方を変化させたのだから。 ▲『また訪ね、訊ねた』(写真)木。また、訪ねた…

歩行法/老道・219

早足に目的地へ。が、どんなに早足であっても、1歩いっぽ、歩いているのだ。両足1度に靴は履けないのと、同様に。1歩いっぽ、確かに歩いていくしかない。「転ばないためにも」と言い聞かせる齢を迎えた? ▲『夕焼け』(写真)久しぶりのことだ。公園で、…

ゴミだらけ/暮らし・89

プラスチックなどのゴミ。部屋の中に増えていくばかりか。ちょっとした買い物をしただけなのに。包装等々が過剰との指摘は当たっているのだろう。当然のように感じていた、「これはゴミなのか、どうか」と。 ▲『木々』(写真)木々。複雑な線を持つ。そのく…