深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

戦時下/言葉・42

目の前にはご高齢の女性。
戦時下の話となり、身を自然と乗り出す。
「悩んでも仕方がないことばかりだった」と笑う声に滲む慙愧の念。
雨は、すでに本降りに。
が、言葉が焚き火となり、身心をあたためてゆく。