2013-02-12 幸福の、調べ/唄・18 指が滑ってゆく、流麗に、心地よく。 奏でられた音色は、会場を静かに包み込む。 人々は発することはないものの、感嘆のため息を。 成功して、家族関係も良好な幸せな演奏家。 彼が弾いたのは、悲恋の唄だった。