2013-02-28 かじかむ手元を見つめた/この領土で・68 寒風の屋外、コーヒーを飲もうかと。 が、登山用ストーブに点火できない。 「齢とともに、春が待ち遠しくなってきたな」 「仕方ないな」と手元を視れば、火が。 春はもう気にせず、湯の沸くのを待ち始めていた。