2021-02-18 今も昔も/視えない日々・19 「戦争中でも」という。 「愛しい家族や、いつも感じている恋人、腹蔵の必要がない仲間との争いなければ大丈夫」というのだった。「一理あるよな」と。いや、その通りだろう。互いを案じるのに今も昔もない。 ▲『ひと休み』(写真)「おっ」そうして、「いけるねえ」と座った。熱い緑のお茶をのみ、醤油味の団子を食した。「眼福にあずかると言ってもいい時勢だよな」