深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

視られていた/マザーネイチャー・66

木々を視ていた。
が、視られてもいるのだろう。
そうした気配を感じてもいたのだった。
何から、どのように?
自然という全体から、その一部のわたしの呼吸を、「続けろよな」と。

思わず、深呼吸をしていた。

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▲『自転車から』(写真)
ふと立ち止まった。
「あらま」
自分が映っていた。

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▲『光が道に』(写真)
「へえっ」
思わず、立ち止まった。
光だ、光が差し込んでいたのだ。
光の場所へ行き、やって来る方向を視ることは失念していた。

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【新譜だってさ/今日も少しだけ】
 新譜。
 今、ここで、聴いているものが新譜なのだと痛感している。

 かつて、次のような言葉を読んだ。
「新聞を出すように新譜を出したい」
 発言したのは、ピーター・タウンゼントか。
 そのとき、「新聞を読むように、新譜を聴きたい」と想った。

 が、すでに聴き切れないほどの音盤だ。
 そも、今や音盤でさえない。

 だからだ。
 昔のものでも、今、聴いているもの、今、ここで聴いていて、「いいなあ」と感じるものこそが、わたしにとっての新譜なのだと。

 ジョニ・ミッチェルの昔の録音が、新譜として発売されていた。
 聴いてみると、何やら新鮮だったりする。

 ともあれ、今年のベスト10は、新旧あれこれとなる。
 そも、ベスト10など、意味はあるが、意味はなしとも。
 この点は、長くなりそうなので、省く。

 いずれにせよ、あえて想い出せば、今年は、カレン・ダルトンやネイティブドーターズの唄か。
 チャールズ・ロイド、ビル・フリゼール、ライ・クーダなど、何人もの楽曲も挙げたい。
 日本では、リトルクリーチャーズ、木澤嘉春、斉藤哲夫など、「いいなあ」と。

 今日もどうか、ご無事で。


【追記/「ええなあ」】
 かくして、今、またカレン・ダルトンの唄を聴いているのだった。
「いいよなあ」
 貼り付けた楽曲は、かつて聴いて、感銘を受けたものであるが。

 佳き日々を。