映画を短時間で見ることができるウェブ上のページ。
合法的ではないとのこと。
「ただなあ」と。
お金も時間もなく、視たいものが多ければ当然ではと。
何より、そうまでして視たいなんて、「真面目だよな」と。
【情報まみれ/今日も少しだけ】
上掲の件について。
問題は、それで済んでしまう映画自体の劣化にもあるのではと。
かつて、『ダカーポ』という、情報をコンパクトにまとめた雑誌があった。
今だったら、売れたりして。
いや、それはないか。
とにかく、ウェブの時代だもの。
津野海太郎氏は、ウェブは時間、紙媒体は空間に依拠していると、かつて言っていた記憶が。
確かに、今もそうした領域がある。
次々に情報を消化していかなければならないといった強迫・脅迫を、自ら産出しているのが、今なのだろう。
週刊誌・月刊誌では追いつかないのだ。
日刊紙にしろ。
とにかく、10年前より10年後のほうが、情報量は圧倒的に増えているのだった。
そうした状況に、今、どう立ち向かっていくのか。
わたし?
相倉久人さんが言っていた言葉を、やはり想い出していた。
「目の前にあるときだけが、ぼくのもの」
データの時代の遊泳法か。
今も、これからも。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「とはいえさ」】
目の前には食べ切れないほどの料理。
目移りばかりしていて、一向に食べ始められない事態だったりして。
まずは、食べ始めることだ。
佳き日々を。