深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

真面目な人々/情報前線時代・54

映画を短時間で見ることができるウェブ上のページ。
合法的ではないとのこと。
「ただなあ」と。
お金も時間もなく、視たいものが多ければ当然ではと。
何より、そうまでして視たいなんて、「真面目だよな」と。

▲『金ちゃん』(写真)
汚れて、よれた金太郎。
いたっていいじゃあないか。
黒くて、完璧。

www.youtube.com

【情報まみれ/今日も少しだけ】
 上掲の件について。
 問題は、それで済んでしまう映画自体の劣化にもあるのではと。

 かつて、『ダカーポ』という、情報をコンパクトにまとめた雑誌があった。
 今だったら、売れたりして。

 いや、それはないか。
 とにかく、ウェブの時代だもの。

 津野海太郎氏は、ウェブは時間、紙媒体は空間に依拠していると、かつて言っていた記憶が。
 確かに、今もそうした領域がある。

 次々に情報を消化していかなければならないといった強迫・脅迫を、自ら産出しているのが、今なのだろう。
 週刊誌・月刊誌では追いつかないのだ。
 日刊紙にしろ。

 とにかく、10年前より10年後のほうが、情報量は圧倒的に増えているのだった。
 そうした状況に、今、どう立ち向かっていくのか。

 わたし?
 相倉久人さんが言っていた言葉を、やはり想い出していた。
「目の前にあるときだけが、ぼくのもの」

 データの時代の遊泳法か。
 今も、これからも。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「とはいえさ」】
 目の前には食べ切れないほどの料理。
 目移りばかりしていて、一向に食べ始められない事態だったりして。
 まずは、食べ始めることだ。

 佳き日々を。