深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

視る力/姿勢・52

視界・視線・視力。
目の前を遮るものも。
朧であったり、偏っていたり、対象に届かなかったりするときもあるだろう、いや、ある。
できるだけ広げていきたいのだ。
開かれていく努力を怠りたくはないのである。

▲『めざせ、木陰』(写真)
「ひえええっ」
暑かった。
木陰をめざすのだったが。

▲『あっ、紫陽花』(写真)
ふいに現れた。
以前は咲いていなかったのである。
だからだ。ふいにと感じたのは。

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【見詰め返す/今日も少しだけ】
 以前、記したことがある。
 こうだ。

 有能なカメラマンが生涯にわたり押したシャッター数。
 遥かに多く、私たちは瞬きでシャッターを切る。
 そうして、日々の、名作とは異なる、記録されないだろう、かけがえのない出来事を網膜に焼き付けていく。

 今後も、同じだろう。
 事実、歴史の多くは、勝者のものによって、確定されてきた。
 暮らしの基本はないがしろにされ。

 ちなみに、こうも記していた。

 写真を撮ったときはすでに遅れている。
 プロは凄い、写真にしてしまえるのだから。 選択もあるのだろうが。
 見惚れた瞬間、わたしはシャッターを切れない、切るつもりもない。
 気づいてシャッターを切ってきた。

 いずれにせよだ。
 気づいたときは、手遅れ。
 そうした時節である。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「そっかあ」】
 雨。
 靴下が濡れるのもさることながら、賃労働用で履いているズボンの折り目が消えるのも、「あれまあだなあ」と。
 そうしたことも想い、今、パソコンの画面に向かっている。
 佳き日々を。