深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

腹には何もない?/対話・3

説教は、とにかくうとましい。
自分を知らないことの表明なのだから。
そも、自分を知ることなど、できるわけもなし。
理由は、関係によって、自分は変容するからだ。
まず腹蔵なき対話、そこからなのだったが。

▲『盗らないでネット』(写真)
近隣で見かけた。
「へえっ」
この時勢、盗人も多いからか。

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【不安に捕まって/今日も少しだけ】
 不安。
 かつてなら、食べられないことだったか。
 あ、恐怖か。

 いずれにせよ、今は何か?
 想う。
 居場所がないことではないのかと。

 元総理が殺されたときより、驚いたこと。
 献花で、この領土の人々が長く並んだことである。

 元総理は、カルトのみならず、小指が足りない連中がいる世界にも首を突っ込んでいた。
 何より、強烈な反感を持つ人々も。
 だから、周囲がしっかりと護衛をしていなければ、「やばいかな」と薄々想っていた。

 つまりだ。
 速報を聴いたときに、さほど驚かなかったのである。

 外国暮らしの長い人が、ニュースを聴いたとき、言った。
「日本人も骨があるのがいるな」
 たまげたが、「そうかもな」と。

 その後、容疑者の同情に値する、驚くべき過去が、知らされたのだったが。
 骨があるというより、むしろ切実だったのか。

 かくして、献花のための長蛇の列の映像を視たとき、 「ううむ」と。
 自分の居場所など、どうでもいいような気がするものの、居場所の不在を痛感したのだった。
 その後、不安に捕まってしまったのである。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「とはいえなあ…」】
 不安に捕まった。
 が、ヘラヘラもしている。
 身がもたないと、身心が知っているのだろう。
 佳き日々を。