深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

電話急げ2023/令和問わず語り・108

誰が書いていたのか。
とにかく、電話が鳴っても受話器を取らないというのだ。
「分かるな」と。
初めて電話が家に来たとき、わざわざ外からかけたものだが。
すでに煩わしい、そのくせ今も、必需品なのだった。

▲『歩く人』(写真)
歩く人が写っていた。
「へえっ」
パソコン上で、歩く人がいたと、初めて知ったのである。

www.youtube.com【2人のキンちゃん/今日も少しだけ】
 両親とわたし。
 わが家にはかつて、2人のキンちゃんがいた。

 1人は、萩本欽一氏である。
 デビュー当時の風変わりな爆発には、家族一同で大笑いしたものだ。

 後年、「あれは、いじめ芸だったな」と分かってしまったが。
 あるいはまた、素人いじりでもあったなと。
 とはいえ、巧みというか、勢いがあるというか、大笑いしていた。

 では、もう1人のキンちゃん。
 金嬉老という男だ。
 殺人を犯し、人質事件まで起こしている。
 人質事件の際、テレビ中継がされていた記憶もあるのだった。

 とにかく、勢いがあったか。
 家族の間では、不謹慎にも、キンちゃんと呼び、さらに一段と不道徳なのだが、籠城の様子を視ては、応援したい気持ちもあったなと。

 確か、すぐに捕まってしまったのではないか。
 捕まったときの苦し気な顔を、うっすらと覚えている。
「なあんだ」
 そう、感じたことも、何となくだが覚えているのだった。

 今、ウィキペディアを読むと、何と、刑務所で強姦をしたり、やりたい放題、好き勝手に暮らしていたようだ。
 とても応援などできない、怪物だったのだろう。
 店屋ものさえ、食べていたというではないか。

 いずれにせよ、笑いという芸を持った者と、芸のない殺人者。
 その差について、想いいたっているのではあった。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 眠るぞ、眠ろう。
 眠い。
 佳き今日を。