深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

もっともっと?/五感・1

読む・聴く・見る・味わう・嗅ぐ、あるいは触れる。
欲求が、次から次へ湧いてくる。
とはいえ、情報のみで体験までは遠い日々?
体験の体験化はさらに遠いのだろう。
もっともっとと、まだまだの狭間で今日も。

 

※「情報の情報化、情報の体験化、体験の体験化、体験の情報化」の世紀を迎えていると、随分前から想ってきた。

▲『石の上』(写真)
石の上で休もうかと。
が、木陰に石はなかった。
結果、木陰から石を眺めて、「暑い日だし、熱いんだろうな」とも。

www.youtube.com▲「そうだ、この曲があったな」
 そう想い出し、聴いた。


【時代の彼方へ/今日も少しだけ】
 渋谷陽一氏が亡くなったという。
 友人と少しだけ、やりとりをした。
 次の番組の記録を送付すると、以下の返信が来た。

www.youtube.com

>僕もツェッペリンピンクフロイドを聴きました。
 話し上手な友人が話しているのを聞いているような等身大の感覚。
 それでいて、ロックの背景にある若者特有の不安感や精神的不安定さについても他人ごとではなく我がこととして踏み込んで語りながら、あくまで軽くドライでユーモラスな語り口、この辺りが影響力のポイントかなと思いました。
 聞いていた当時は優等生的に上手いまとめ方だと、どこか軽く受け止めていましたが、それって影響力があったんですね。
 あと、結構歌詞に言及しているのを聞いて、初期のROの売り物は岩谷宏さんの訳詞と架空インタビューというとんでもない代物だったことを思い出しました。
 ずいぶん立派になったもんだ。

 相変わらず的確で面白い文章だった。
 わたしは次の返信を。

 渋谷氏の番組を積極的には聴いたことがなかったのは何故か、少し考えました。
 当時、著作を読み、岩谷氏のほうが遥かに面白く、切実だったからかなと。
 貴兄同様、まとめようとしているあたりが、「そうしたもんでもないだろう」と感じていたことも思い出しました。
 果たして当事者なのかどうかとも感じていたはずです。
 強気のお坊ちゃんという印象もありました。
 ただ、今回、ツェッペリンピンクフロイドの番組も聴いてみて、歌詞の紹介がやはり新鮮だったし、ミュージシャンの問題意識と自分のそれとをリンクさせているあたりは、「なるほど」と。
 ロックが歴史でもある現在、貴重な仕事をしていたのだなとも思いました。
 ドライでクール、スピード感があり、皮肉も嫌味がなく、笑えました。
 何より渋谷氏が死を意識したとき、どんな唄を切望したのか、知りたくもなりました。
 合掌

 その後、こうも返信した。

 日本のシティポップが海外でも人気とか。
 ううむ。
 そこで、試しにEPOのベスト版を借りてきました。
 すると、解説を書いていたのが、渋谷陽一氏。
 当然のことですが、まとめ方が職業として、成立している。
 と同時に、今、読むと、そのまま渋谷自身のことかなと。
 日本の湿気にうんざりしていたのでしょう。
 ふと、相倉久人さんの、みなポップ化していくとの話ではないですが、それで今があるのかと。
 あらためて三島由紀夫氏の、「このまま行ったら日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済大国が極東の一角に残るのであろう」との言葉を思い出しました。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 相変わらず、バタバタと賃労働に追われていた。
「ううむ」

 佳き日々を。