深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

人生の意味より大切な意味/身体から・113

食事が美味しくて、存分に愉しめる。 排泄は、いとも簡単だ。 楽に寝付けて、おまけに自然に目覚められる。 何より景色を堪能しつつの歩行にしろ可能なのだ。 御大層な人生の意味は、意味がないかの如くである。

口笛を/身体から・112

自ら進んで行う。 成功とは関係なく、淡々と、少しだけ先を読みつつ。 そうすれば、生き生きと? 打ち込める対象、つまりは幸運があればよし。 生憎の天気であれ、口笛の一つも出て来るときさえあるさ、きっと。

「インディアン、嘘、つかない」/この領土で・339

ネイティブ・アメリカン曰く。 「母を売り買いするだろうか。しかるに今や母なる大地は売買の対象」 事態は地続きで推移。 母は今や換金できないほどに汚染されてしまった。 朝、この無神論者も合掌から開始を。

フラフラと/歩く・32

効く薬ではない。 しかも、暖かくないし、美味しくもない上に、清涼な風・空気でもない。 そうしたグルリ? ふらふらしている、いや、ふらふらさせられているだけだとしても歩いていく。 歩き抜けないとしても。

戦地を想う/この領土で・338

死の恐怖は、直面していないから生まれるという。 戦地では、ものを考えられないのだから。 むしろ死を賭した行為が快楽になるとも。 興奮し、高揚して、ときに大笑いさえ。 さすれば、今・ここが戦地だとでも?

拝啓 総理大臣/些事の日々・168

働く人々は早朝から動き出す。 人を抜くのが厄介なのだろう、道路を走り抜いていく人も。 「危ねえなあ」 満員電車で座れたときの、安堵した顔を視たことがおありか? 小さな幸運を携え、何とか生きている姿を。

とかくこの世は/健康法大全・9

身心に悪影響をおよぼす心根がある。 例えば陰気や悲嘆、絶望。 ときに、思いやりや親切、哀れみが災いするときも。 もっとも、すべて反転する場合もある。 何より窮屈なのがいけない、緊張こそ解いていきたい。

良心的悪意の渦の中で/姿勢・16

人が集まれば、想うようにはいかぬもの。 試練の日々さ、どうしたって。 ただ、それじゃあ、辛いだろ? だからさ、遊びとしての修業・修行に変えていくんだ。 良心に連なる方向で歩んでいけたらと、念じつつも。

転がしている/些事の日々・167

人がどんどんすれていく。 悪くなっていくのとは違うはずだが、同じ様相か。 そうした折の生きたいという願い。 そうして、つい、グルリの幸を求めてしまう気持ちも。 与えるとは何か、今も分からないまま――。

予定が立たない/老道・38

最近のこと。 労働以外の予定を入れられないことが続く。 持ち合わせの問題がまずある。 それもさることながら、体調の予測がつかないことも遠因。 何より、「そんな先のことなんて」と体感してしまうのだった。

「あれこれ重いぜ」/当世労働者覚書・53

いやはや、上下か。 しかも、高低も問われている。 その上、大小も重要だとか。 いや、そのね、叫ぼうとか、ののしりたいとか、破裂しそうだとか言いたいわけではない。 ただただ、沈殿していくものが重い時季。

感心した/顔・8

顔は実に不思議だ。 見詰めれば寄ってくるときもあれば、逃げる場合も。 概ね疎ましがられるだろうが? そのくせ、訴えても来て、あらためて、「よくできたものだ」と。 シミ・シワのそれを抱え、今日も歩いていく。

貢献だなんて?/当世労働者覚書・52

この世で発生する問題。 労働に貨幣、健康に人間関係等にまつわることだ。 厄介なのは混然一体となっている点。 しかも、自分だけで解決できないのである。 貢献には手が出ないが、忘れなくてもいい文脈だろう。

元大統領を想い出した/この領土で・337

簡単だ、人柄を見抜くのは。 どこかの女将が言った如く小さな権力を持たせること。 人品骨柄が現れる。 清潔な印象の元大統領が人気なのは対極の輩が多いから。 力を持てば持つほど、消すべきものは増えるのに。

国民性?/この領土で・336

生きて行こうと人を切る。 人間を捨てたのだと理解できる。 中には他者の不幸が好きだという在り様も。 単純に苦手だが、それこそ底なしの不幸へ向かうときも。 結局、内輪もめに夢中の、昔からの国民性なのだ。

今日も増えている/この領土で・335

放射性廃棄物はどこに捨てる? 増える、増える、減ることなく、増えていくばかり。 悩んでいる間にも、結論が出ない間にも。 そうした折にも、外国から旅行者たちが。 世界のゴミ捨て場となる前に、ひと目でも?

一升瓶を持って買い物をした記憶/この領土で・334

ゴミを捨てても新たなゴミは出てくるもの。 新たなゴミ、ゴミ、塵芥。 ゴミにしない方法を発明するしかない? 昔、買い物をしても今ほどゴミは出なかった。 自分がゴミ扱いされないようにすることが先決だって?

トランプしようか?/この領土で・333

便利ばかりを望み、屈託がない。 しかも、関心は儲けることばかり。 その挙句の老後の破綻? が、「まだいいさ、少しはいい想いをしたんだから」の声。 今や下々は、上から降って来る人々に追いやられるばかり?

相変わらず、出口なし/当世労働者覚書・52

出口なし、入口も視えない土壇場で自分を支えるものとは? ヴィジョンへ歩む人の後ろ姿か。 では、大事なこととは? 自然と伸びてくる、やわらかい手だろうか。 支えてくれる大事なものは、やはり人なのである。

投げ捨てたい/当世労働者覚書・51

難なく進む労働。 システムができていたからこそ、進捗可能なのである。 当たり前に享受しているが、できるまでに至る刻苦勉励に目をつぶるわけにはいかない。 が、生き延びられないのなら、即、投げ捨てるべきだ。

とどのつまりは/身体から・111

していることは次のこと。 座る、食べる、排泄する、寝る、立つ、歩く。 身体はといえば、真っ直ぐか捻る、反るか屈む。 たったそれだけなのに、動きはたくさんあるかのよう。 何より、祈ることの豊穣さよ――。

農に安穏とはできない/地上物語・7

押しのけるケースは否が応でも目立つ。 が、押しのけない場合ではどうか。 場所を専有化、つまり押しのけている? 定住志向の農業が自然破壊の始まりであることに似て。 「もっと移動を」、そう呟くときがある。

昨日、母の日に/些事の日々・166

亡き母が涙するのを嫌がった時期がある。 ちょっとした善意にでさえ、もらい泣きをしていたのだ。 時は流れ、わたし自身も同様か。 小さな親切にでさえ、驚く始末だ。 無防備、そうして無警戒になってしまった。

原っぱで/遊び・19

何もない空間、原っぱ。 与えられる場所ではない。 むしろ、自分たちで遊びを生み出していくのだ。 歌う、紙飛行機を飛ばす、火を使う――。 身体が望むことが生まれていく場所で、空を眺めながら昼寝の休日を。

ささやかなる確信/姿勢・15

握手するなら上からの力と袂を分かつ文脈。 「つき合ってられっかよ」という憤りとなら、つき合える。 断られたら? いずれ出逢うさ、だから、「あいよ」と軽く応じるさ。 そうしていずれ、つき合っていくんだ。

永遠に続くのは?/些事の日々・165

恵まれていることの幸運。 が、そのことに傷ついてきた人々もいる。 戦争があればいいというものでもないけれど? 当たり前だ、金輪際、ご免のはずだ。 いつだって安心はできない事態が続く、まるで永遠の如く?

自然を前に/眼球運動・2

惹き付けられる、たった1つの場所に立つ。 カメラを手にして。 千、いや、万もの、違った写真を撮ることができるだろう。 いいや、数え切れないほど? 上手くいけば、鳥の囀りや木々の対話も写っているだろう。

読書衝動/言葉・95

そうだ、読みたいものがある。 頭にしみて来るのは、もちろんさ。 自分のどこにあるのか分からない心にも、響かせて欲しいな。 ともに、じんわりと。 そうして、下半身を直撃、想わず席を立ち上がるような言葉。

木に逢いたい/マザーネイチャー・19

あなたは、自ら移動はしない。 が、実は、大らかに活動を。 眠って、起き、食す流儀は、人々と違うけれど。 地上との対話を、不断にしてもいるのだろう。 あなたと出逢うために、わたしはいつでも、歩いていく。

「おれみたいにくだらねえなあ」/些事の日々・164

CMを挟み、前に視た場面から放映し直すテレビ番組。 あざとい乞うご期待主義だ。 面倒になるばかりだよ。 静かにじっくりと愉しませ、向上に結びつけてもいいのに。 いっそ何も映さないほうがよかったりして。