深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

手に職を/この領土で・817

手に、職をつけさせよう、つけたいという想い。切なる願いなのだった。とはいえ、今、高額所得者の領域の職業以外、消えたものは多い。時代は変わる、賃労働も変わるのだった。物寂しい顛末はいつの世もか。 ▲『ひと息つく』(写真)林の中へ。行きたいとこ…

金なし/令和問わず語り・103

この世には矛盾が溢れている。そもそも、不合理なことばかりだ。命は軽視され、平気で合法的盗みが横行している。嘘は当たり前で、下を向くしかないときが増えるばかりか。気分は亡命、実際は単なる金なし。 ▲『木々に挨拶』(写真)「あはは」みな、踊って…

街へ/この領土で・816

街へ出る。単に必要なものを入手するだけだ。特に感動などしない。いや、高価なものが安価で手にできるとなれば別か。とはいえ、今やそうしたこともない。もはや、友人と会うことも少なくなっているのだ。 ▲『咲いた』(写真)タンポポ。この時季、黄色い色…

行きたいところはある/令和問わず語り・102

行きたいところは、あまりない。「いや、待てよ」と。辻潤のライブハウスには行ってみたいのだったが。ヘルマン・ヘッセの庭で寛いでもみたいなと。そうだ、大杉栄の語学教室など、覗いてみたいのだったが。 ▲『眼福』(写真)観光地気分に一瞬浸っていた。…

天国と地獄/地上物語・20

「天国はあき、地獄はなれる」との言葉。ただ、天国・地獄、あるわけないじゃんと。この世こそが地獄とも。この世が束の間でいい、天国になって欲しい。地獄になれることはない、天国にあきてもみたいのだ。 ▲『ワンダホー』(写真)「あっ」賃労働で歩いて…

罪とバチ/食卓慕情・47

「何の罪もない人が云々」との言葉。「本当なのか?」と疑ってきた。今、ここに生きていられるのは、例えば動植物を殺して食べているからだ。人は等しく罪作りなのだと。認識があるか、どうかは知らないが。 ▲『亀』(写真)東京・亀戸駅前にあった。かつて…

分からないのだろう/声・16

何がどうなっているのか。とはいえ、体験させたほうがいいこともある。例えば、虐待の自覚がない人への暴力・権力。そうでもしないと、悪の悪循環は続くのではないのかとさえ。それでも分からないとの声も。 ▲『富士』(写真)春だ。あまり見えないことから…

時代の今/この領土で・815

コミュニケーション能力が求められているという。自分さまの時代なのか。しかも、事務処理能力もまた大切だと。締め切りだけでは息苦しいのだったが。かくして、すべてをAIに任せてしまえという衝動さえ。 ▲『1つ』(写真)置いた人。その気持ちが、「分…

恥?/令和問わず語り・101

失われたものは、あまりにも多いのだろう。例えば、恥。いや、何、昔から?そうかも知れない、いや、確かにそうだ、要は失われ続け、そうしてふいに現れるのか。恥じて、過ちを再び犯さないように、今日へ。 ▲『呼吸を体感していく』(写真)新緑の候か。林…

2つの負/身心から・108

なくなれば困るもの。例えば憤りがあるだろう。怒りを忘れてしまえば、惨憺たるものだ。一方で、情けなさは嫌だが、なくなってはいただけないだろう。要は、上下の自覚があるかないかと、自らに問う毎日か。 ▲『音楽とともに』(写真)岩波新書付録の久保田…

わたしもにんじんだった/令和問わず語り・100

子どものころ、醤油ビンを持たされた。酒屋へ醤油を買いに行かされたのだ。夜の闇が怖かった。「いつになったら、怖くなくなるのだろう」闇がいつしか、「あっ、怖くない」となったことも、今、想い出した。 ▲『美味しそうとは思わなかった』(写真)馬鹿な…

雨が降り出した/令和問わず語り・99

山中、オートバイを走らせていたとき、何メートルか先で雨が降り出した。「あっ」雨は、わたしのほうへ素早く向かってくる。一瞬でずぶ濡れになってしまった。口惜しさと愉しさを同時に感じていたのである。 ▲『乳母車』(写真)「早いなあ」母親は、どんど…

流れ弾に当たるのだろう/映画にて・4

ゾンビ映画では、まず噛まれるだろう。冒険映画では獣に喰われ、スパイ映画では流れ弾に当たる役か。が、そうはならない。現実に生きているからだ。とはいえ、しゃもじだ、何がどうなるか、理解ができない。 ▲『仙台にて』(写真)過日、ホームに駆け込んだ…

ともに大切?/作る人々・3

温かい感じの人。身心の奥底に冷たさがないのか、疑うときがあった。一方で、「冷たいな」と思われる人も。ただ、甘さはなく、すり替えない姿勢を体感したのである。両者ともに大切と言いたいのだったが…。 ▲『まさかの減額』(写真)電車に乗った。すると、…

上下で善悪/この領土で・814

いやあ、状況は、ますます悪化。というのも、せこい悪でも解消されていかないからである。積もっていくばかりなのだ。だからだ、「ひで~っ」と体感しているのは。今や左右ではなく、上下、かつ善悪なのだ。 ▲『落ちた』(写真)腐っていく花がある。朽ちて…

天使論2023/死を想う・59

今、死ぬのは困る事情がある。概ね、そうではないのかと。が、逆に永久の命、死なないこともまた、困るのではないのか。「なかなかにすげえことだよな」せめて、佳きことを歌い終えられたらいいのだったが。※クレーの絵を視て、『天使論』を記したのは、ヴァ…

令和問わず語り・98

高校生のとき出逢った。平均的アウトサイダーという言葉とだ。「巧いことを言うものだなあ」アウトローには惹かれなかったが、本の影響もありアウトサイダーには興味があった。今はもう、ジジイ見習いだが。 ▲『爪は伸びていく』(写真)過日、屋外で音盤を…

納めて喜びたい/当世労働者覚書・161

為政者側にも誠意はある?が、伝わってこない。善意ぐらいはあるのだろう?寒い冬は脱したものの、ふるえるときがないではない。生きている間に、1度でいい、「税金を納めてよかった」と心底、体感したい。 ▲『いた、いたなあ』(写真)「気持ちいいなあ」…

信/令和問わず語り・97

望むことを、端的に言えばどうなる?「愉しませ合うこと」ではないのかと。沈没ばかりしているご時勢に、なおさらか。基本にあるのは信用もさることながら、信頼への希求?特に信仰しているわけではないが。 ▲『足もと』(写真)春らしい色。においもまた。…

明白?/言葉・239

言葉が、数えきれないほど発せられている。その言葉こそ、今日の言葉?概ね条件反射のように、言葉は脳髄からやって来る。邪気を含んだものから、正邪まで。食べたものに人はなるのだ、言葉も明白であれと。 ▲『足もと』(写真)意外と、春は下を向いて歩く…

展望と誇り/当世労働者覚書・160

展望がない、まして誇りもないとなれば、どうなるか。賃労働に邁進とはならないだろう。展望と誇りの2つが要だ。展望は3か月先のことでもいいし、誇りは人に語れることで十分。金額だけではないのだった。※もちろん、お金は大切だ。 そのための賃労働なの…

花々の季節に/野の花チャイルド・43

花と武器。前者は色や香り、形で愉しませてくれる。触れれば、とにもかくにも柔らかい。一方の後者は、色・香り・形も愉しみとは遠く硬いのだ。武器の花はごめんだが、花という武器ならまだいいのだったが? ▲『山』(写真)写真展のポスター。図書館に貼ら…

残虐と平安と/令和問わず語り・96

「できればジャーナリストとして生涯を終えたい」と彼。わたしは想っていた。ジャーナリストもいいけれど、人間として生きていきたいなと。人間は残虐でもある。だから、平安に暮らしたいだけなのだったが。 ▲『桜と新緑の交差』(写真)「そうか」季節は変…

無意識に尋ねる/当世労働者覚書・159

怒っても褒めても、やらないときはやらないものだ。どうすればいい?小さくても誇りこそ、やる気へと誘う。賃労働に徹するとき、単に追われているだけなのだとしても?無意識がどうか、己に問う場合がある。 ▲『何だか東京』(写真)都内を歩いていた。「あ…

気づけば眠っていた/遊び・32

小さな子どもたちを、目障りとする風潮。確かに公の場所で、騒がれたのではたまらないときも。子どもたちは今、自分にしかできないことに夢中なのに。ほどなくすれば疲れて眠ってしまう。みなもそうだった。 ▲『芝桜』(写真)自転車でウロウロとしていた。…

「気楽にいこうぜ」2023/唄・100

ゆっくりで小さく、単純でいいのだと。3つのS、スロー・スモール・シンプルというわけか。素早く、大きくなって、複雑な場所で目指すのだとしたら、どうかなと。さて。何十年も経ち、「気楽にいこう」と。 ▲『いよいよか』(写真)あらま。人だらけ。名所…

最後にかかる病としての希望/この領土で・813

希望は、わたし自身にあるのではない。他者と、わたしの関係にこそあるのだろう。いっそ他者にあるとさえ言いたくなってもいる。人が人に丁寧に働きかける希望。そうして、そこにしかもはやいる場所はない。 ▲『花々の春』(写真)誰が言ったか忘れた。 「立…

必要のないことばかり?/令和問わず語り・95

温和であるのは目標か。苛立つことばかりが押し寄せているのだから。ただ、目標だと到達はできないから、せめて控え目でいくかと。ずる賢さも強い腕力も、必要ではないだろう。そこで生きていけないものか。 ▲『足もと』(写真)桜ばかりを見ているわけでは…

ここがいい?/令和問わず語り・94

いやあ、もう、遅くたっていい。弱いままで生きていけたら幸いだし、小さくても悪くないだろう。狭くても、彫り続けているなら、視えて来ることもある。どうだろう。遠くを目指すこともない、ここで十二分。 ▲『桜』(写真)状況は、ますます悪化か。せこい…

憧れる④/人へ・4

身の処し方もまた、大切なのだろう。きれいな方はいるのだった。感動さえするケースは、あるのだ。すべて、わたしにはできないことだから、「いいなあ」と想うのだろう。が、あきらめていては、いけない^^。 ▲『ねえねえ、あのね』(写真)歯医者に通ってい…