深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

気分は高校生?/車内慕情・2

遅い時間、電車に。 疲れたカップルに溜息ばかりの高齢者。 話しまくる親子や窓の外を視て啜り上げる女性も。 隣には。立って居眠りをする中年男。 いつもの電車は、個々の事情をいつものようにして走るばかり。

音楽同時体験/些事の日々・207

入院中の友人から携帯電話に連絡が。 わたしのいる場所では演奏が熱を帯びていた。 「どうしよう」 取り合えずマナーモードを解除、ステージのほうへ携帯を向けた。 彼が喜んでいたと、後刻知らされたのである。

まるで資本主義のように/小理屈爺・1

理由と原因は一致しないという。 原因と根源もまた。 当たり前だ。 理由や原因、根源は外部を繰り込み、自ら、はみ出していくのだもの。 となれば一致して、ことなきを得るなんてあるわけもなしと、思うばかり。

無力のままでいきたいが/些事の日々・206

机を、食卓を、何より人を叩いてどうする? 変えたいのなら。 いや、善くなりたいのなら。 が、上から下への力に対する、下から上への、やむにやまれぬ行為の場合もある。 「厭いた、力はもういい」と想うが…。

自力でできなくとも、全力で行う/身体から・117

友人が自力でトイレへ行けなくなったときのこと。 手を貸し、どうにか排便を。 そのとき、身体に触れていた手を通じ、あらためて体感。 人は全力で、いきむのだと。 何があろうと、全力を出すのが人なのだった。

そうはいかぬ/当世労働者覚書・68

問題が発生を。 そこで、信頼している上司に相談を。 が、十分に伝わらないケースもあるだろう。 そのとき一段と進む崩壊感覚。 が、無風快晴、温度湿度心地よき也という現場への足取りを止めるわけにはいかぬ。

ありがとう2016/死を想う・17

礼を言いたい人がいる。 贈り物をいただいた、教示を受けた、面倒をみられたというわけではない。 いるだけでありがたい存在――。 要は、出逢えた僥倖。 去る前に、どの言葉を、どう伝えようか考え続けていた。

人工知能で消える職業?/当世労働者覚書・67

駅の改札に駅員はいなくなった。 が、電車は今も、人を運ぶために走り続けている。 そういうことなのだ。 ちなみに、人工知能でも、できないことがあるという。 雑談だ、つまり言葉によるアドリブによる慰撫だ。

水臭い/些事の日々・205

つまり、それって水をつかもうとしているのと同じさ。 つかめるわけがないよ。 中にはキャッチしている方もいるけれど。 本当かって? つかめないことをつかんだし、一瞬より短い時間、実はつかんでいるんだよ。

時々刻々と/当世労働者覚書・66

労働が押し寄せて来る。 ふと、日進月歩ならぬ秒進分歩の如き時代かと。 昔10年で1度起きたことが、今や1年単位で発生している。 いや、かつての1年が今や月単位か。 せめて程よい速足で歩を進めていくかと。

今宵この夜2016/友へ・6

長年のつき合いだ。 いいときばかりではない。 倒れるときもある。 そうした中、心配される奴の人徳に想いがいく。 今が幸、今こそが幸、たとえ病があろうが、余命幾許もなかろうが、今このときこそが幸なのだ。

「寄らば大樹の陰かあ」/当世労働者覚書・65

週休3日の企業がある。 社員食堂で健康になる食事を提供するメーカーも。 出産すれば金一封が出る会社もあるとか。 社員が生きがいを持てば、収益が上がる寸法か。 倒れる寸前の働き手ばかりと思っていたが…。

民主主義みたいな/些事の日々・204

テーブルを囲む話し合いが始まる。 ときに大声、ときに小声、そうして怒りに苦笑、微笑も。 ついにゴロゴロと横になり、朝まで語り合っても結論は出ない。 勇ましくなれず、全員が優柔不断。 「これ、いいなあ」

困った日々の至福/些事の日々・203

相変わらず持ち合わせがない。 そうした日々にも愉しみはある。 例えば、些細なことだが、日向ぼっこ。 ときに、この上ない至福である。 気分は上々で、身心の奥から、「何とかしていくさ」との声が出るときも。

自由だってさ/些事の日々・202

ふと想った。 「おれが自由になれるものは何だろう?」と。 特に風が吹いたからではない。 ただ、いつものように見慣れた道を歩いているときに感じたのだ。 おれが自由を体感できるときや場所はどんなだろうと。

安寧な場所/暮らし・22

独りはつらいものだ。 友人はいたほうがいい。 が、どうせ求めるのなら家族だ。 結婚したほうがいいとか、そうしたことではない。 血がつながらなくても、想いの底で、安寧な場所が生まれる人々がいればいいのだ。

簡単さ、壊れるのは/暮らし・21

脆弱だ。 矮小で意味も喪失を。 「ロマンがないから」との物言いに、「そうだな」と。 が、もっと脆弱で矮小、意味のない暮らしの領域がそうさせてもいるのである。 理想が些細な諍いで簡単に崩れていくが如く。

「何だか、さぶいぜ」/平成四季派・27

孤独とはいえ、私有化できるものではない。 他者へ滲んでいくからだ。 と同時に、自分だけの孤独とは言い切れない領域も。 必要な孤独もあれば、不必要なそれもあるだろう。 秋である、迎え入れ、まずの小休止。

幼児や高齢者と暮らす/この領土で・365

保育園はうるさいから、近所に作るな? そのくせ、自分の孫が可愛いとは。 千葉のネズミ王国で愉しむのもいいが、興味なし。 むしろ、重い病を抱えた方々が自由に移動できる道を望む。 「生と死を隠蔽するなよ」

空に文字を/彼・53

メモを取ろうとして敗北という漢字を書けなかった。 単なる度忘れなのだったが。 すると、彼がニコリとして言う。 「あのさ、勝利という文字を覚えているか?」 苦笑して、空のほうへ向かい書いてみたのだが…。

ほんの一部を除き/当世労働者覚書・64

企業の不条理、不合理、不誠実。 食べなければいけないからね。 当然? ただ、去っていく彼も、彼女も、あなたと同じ人。 誰もが万引き老人、いや、刑務所に戻りたがったり、兵士になろうとしたりするしかない?

簡単に瓦解/この領土で・364

崇高で必要とされる理念。 地道に進めていこうと多くが願った。 明日を夢見ることができたのだ。 が、声高で低劣、卑俗な動きで簡単に瓦解を。 今も、悔しさを覚えている暇もない苦に追い込まれているのだった。

人は造る/些事の日々・201

記したり、作ったり、奏でたり。 身を乗り出すときも。 考える、条件反射ではなく、造られたものかどうかと。 「創造」と呟いてみる。 生き延びるための、呼吸しやすくなる営為としての造られたものかどうかと。

満員電車の中で/些事の日々・200

満員電車で、何気にグルリを視た。 半裸の女性が微笑んでいる写真も。 身動きが取れず、仮死状態の人々。 たとえ嘘っぱちの笑顔であれ、電車の中にいるよりいいのだろうか。 もうすぐ富士山は視え始めるだろう。

自由という不自由?/些事の日々・199

自由の定義はいろいろあるだろう。 できれば、はみ出していく領域も内包しているといい。 齢を重ねて壊れていくことで味わう自由も。 それで、自由をもっともっと堪能できればいいのだが。 いつしか壊れるまで。

今日を歌おう/唄・64

ゆすったり、慰めたり。 あるいは、たじろがせたり、嬉しくさせたりも。 唄の力は、さまざまにあるだろう。 聴けば、思わずウキウキとしたり、はっと息を呑むような場合も。 今日は、今日の唄を歌っていくのだ。

おれは行く2016/唄・63

さし迫っていた。 鞄に必要なものをぶっ込んで飛び出す。 「本が面白いところに来ていても、おれはいつだって飛び出す」という唄を想い出していた。 焦るばかりの報せ。 飛び出すことからも飛び出す心持ち――。

急いで帰ろう/些事の日々・198

駅から歩いて帰ろうとしていた。 バスにも自転車にも乗らず。 急いでいた、鍋が待っていた。 若く美貌でスタイルのいい女を、男たちが囲みニヤニヤと。 が、何も起きないことは分かっている、一方、食卓には鍋。

月曜日から何ですが…/この領土で・363

「ほほう」と唸る。 「きれいなものだ、輝いているじゃあないか」 が、どうにも浮かない気分にも。 めかしこんで何処へ行くというのだろう、行けるのだろう。 沼地化する情勢下、妙な物質も散乱、乱舞している。

自分だけで/暮らし・20

暮らしの中で意識し続けたい。 自分だけで判断、表して、責任を引き受ける姿勢に関してだ。 無論、他者の考えや、何より想いを繰り込みながら。 ともに暮らしていくためにである。 それ以外、どのような方途が?