深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

結論はその場そのときの想い/老道・227

どう違うのだろう?例えば成長と老化。成長の成長、成長の老化、老化の成長、老化の老化ということもある。が、簡単に、死臭に近いにおいがしているのか、どうかとも考えている。そもそも、結論は出せない。 ▲『チャリ徘徊後に』(写真) チャリ徘徊をしてい…

想像力?/マザーネイチャー・79

よく考えると、そこらには分からないものだらけだ。あれもこれも、見慣れているだけである。が、ことは簡単だ。地べたでも座ってしまえば椅子、これである。草の上に食事を並べれば、そう、食卓になるのだ。 ▲『通勤路』(写真) 昨日、掲載した写真の手前の…

いつか地獄になる場所で/老道・226

些細なことで喧嘩する。些細だからこそ諍いが?高齢者施設で日々発生しているのは当然か。その無駄で無力、無数のストレスは、着地点もない?職員間のいじめも拍車をかけ、ああ、自宅の地獄のほうがマシか。 ▲『通勤路』(写真) 現在、チャリで通勤を。「も…

ながら勉強はもう…/情報前線時代・62

1つのことに集中する。すると、他のことができない。ながら勉強は、もうできない。ただ、ウェブを読みながら、CDをかけ、テレビニュースを流し、メールを打つときもある。情報時代の典型的暮らしぶりか。 ▲『夜の一歩手前で』(写真) 賃労働を終えた帰路…

いつからだろう?/この領土で・877

いつのころからか。賃労働で、効率と成果ばかりが求められるようになったのは。高度経済成長の時代から?想う、「飢餓を払拭するため、農業が誕生したときからかもなあ」。いずれにせよ、辛く寂しいことだ。 ▲『呼ばれた』(写真)「あっ」 呼ばれた気がした…

帰ろう/マザーネイチャー・78

帰路。原っぱに寄る。すると、ベンチに腰掛けた中年男が、2本目の缶ビールを手にして、夕焼けを眺めていた。落とし切れない汚れを、落とそうとしているかのような静かな風情。帽子をとり、挨拶したかった。 ▲『申し訳ないが気分もいい』(写真)「あそこだ…

縁側のほうへ/介護時代・11

認知症であっても食べて出す。しかも、眠るのだった。大いに笑うし、あられもなく泣きもするうえに怒るのである。当たり前のことだ。できれば、縁側に腰掛け、陽射しを愉しむようなときが流れていくといい。 ▲『倒木』(写真)「あらま」 とても他人ごとには…

いつでもどこでも/暮らし・92

「今、ここにすべてがある」そう言い切れるほど、思考を突き詰めてはいない。ただし、遠くへは行かなくてもいい身体性にはなっているのだった。何より、家計の事情もある。今・ここで十二分な暮らしを想う。 ▲『木肌』(写真) 季節は変転していく。 樹木の…

困っていない困った人/介護時代・10

認知症では、理解や意思疎通、注意力や生活動作、認識などが欠落するという。結果、不安・緊張・混乱の世界へ。そこで、過剰な防衛をするのだと。介護拒否をしても、困っていないのである。ここからなのだ。 ▲『雲の上』(写真) 頭を、実際に雲の上に出して…

願うこと/令和問わず語り・135

休みを取れたら、読みたい本を片付けたい。聴きたい音盤や観たい映画も。溜まり切った新聞等々もか。プールで浮かび、適度に歩き、太極拳を舞ったり、自転車で走ったりもしたい。簡単な瞑想も、望んでいる。 ▲『長居した場所』(写真) 椅子であり、テーブル…

腰が重いから尻が軽いまで/言葉・277

あらためて想う。かつて人は、からだをもとに考えていたのではないのかと。漢字の成り立ちを持ち出すまでもなく。実際、からだの部位を使って、人の状態を表す言葉は多い。からだの調子が整った朝の幸運よ。 ▲『陽射しへ』(写真) すでに初夏の陽射しだった…

KAIGO/言葉・276

介護のテキストを読む。が、「ここで外来語かよ」と。幾度も想ってしまう。長命国・日本であるのなら、KAIGOという言葉を輸出できたのにと。理念はもとより、方法等々もまた、提出できたはずなのだが。 ▲『人がいた』(写真) 平日の日中。 とはいえ、…

たえずの今を穏やかに/老道・225

がんだったので、家族とお別れをしっかりでき、「よかった」という話。ただ、予防の果てのアウトだ。それなら、むしろ…。むしろ、今を十全に生きようとするほうがいい?無理だし無謀・無茶なことなのだが。 ▲『地べたコーヒー』(写真) 大昔、読んだストー…

暮らしのヴィジョン/老道・224

長く生きていれば、病気になるか、ボケる。そも、人は、ゆるやかに老いて死ぬのではない。急カーブを描き死んでいく。ピンピンコロリでは、伝えたいことが伝えられない。日々、伝えることを伝えていくのだ。 ▲『枝が立っていた』(写真) 誰が作ったのか。「…

停戦を/死を想う・70

修羅なる言葉を想い出す。「仏教の六道の1つで現世で闘った者が死後に堕ちる苦しみに満ちた世界」とか。死んでまで苦しむのかと。為政者にこそふさわしいのだろう。反戦・非戦、何でもいいが、停戦をとも。 ▲『休日の愉しみ』(写真) 入れたての熱いコーヒ…

フェイクニュース?/情報前線時代・61

フェイク?では、現在、量産されている小説等々の作品は?記事にしろ、一部を切り取っただけのものだろう。すべてはフェイク、とも言いたくなっている。自分がどう、読み取っていくのかだけが、問題なのだ? ▲『伸びる影』(写真) すでに、影も夏の気配。「…

今も続く後遺症の領土/戦争・42

戦争で身心がおかしくなった男たち。戦後、家庭で慰安をさせてきた領土なのである。解決法?今後、戦争をしないことを長くながく続けていけば、灯明が見えるのだろうか。そのことによってしか、証明できない? ▲『練馬慕情』(写真)「おっ」 通勤時、出逢っ…

身勝手?/身体から・248

身勝手な人はいる。要は、利己的で卑屈・卑小・卑劣な輩である。もちろん、現システムの中では、誰しもが抱えざるを得ない問題だ。わたしもまた、そうか。だからだ、身心を冷やさないように努めているのは。 ▲『斜めな木々』(写真) 風が強い日だった。 だ…

無理だ、無理/言葉・275

眼光紙背――。本に書かれた言葉の背後にある深い意味を、読み取ることだそうだ。つまり、読解力・観察力が鋭いことをいうのだろう。わたしには無理と決め付けている。だからだ、読み取ろうとしているのは。 ▲『木肌』(写真) 花の時季である。 が、1本の樹…

親しみを/喜怒哀楽・11

「ああ、そうかあ」大昔から喜怒哀楽はあったのである。その当たり前のことに、あらためて感じ入っていた。「だから?」と問われても、答えようがない。とはいえ、人に親しみを覚えたことも確かなのだった。 ▲『原っぱへ』(写真) 時間があるとき、出向く。…

心身というより身心/老道・223

自分探しは必要ない?何はともあれ、自分は育てるものなのだから。では、その自分とは一体全体、何なのだろう?分からない自分が、自分を問えるわけもないのだが。とはいえ、当面、「身心のことだよな」と。 ▲『ヴィジョン?』(写真) 空き地にテーブルと椅…

隠しごと/関係・8

隠しごとを、みな、持っている?なるほど、確かに、そうなのだろう。政治に関わることから私生活の些事にいたるまで。ふき出すことは大切だが、混乱を招くことにも。美しい隠しごとは雲散霧消していく時代? ▲『ああ、この場所だ』(写真) この場所。 愛着…

どう呼ぶの?/月下の貧乏人・75

先の大戦をどう、呼ぶのか。第二次世界大戦、太平洋戦争、アジア太平洋戦争、大東亜戦争…。歴史観が試されている?何より、人間性が出てしまうのではないのか。世界大戦の硝煙が臭っている中、空には月が。 ▲『対話』(写真) 木と木。 会話ではない。 対話…

休日のこと/令和問わず語り・134

実のところ休日は愉しくない。陽が落ち始めるころのことを考えればいいさ。むしろ、休日の予定を立てているときのほうが愉しいのだった。いやはや。賃労働の弊害は、こうしたせこさにも現れてくるのだった。 ▲『1本』(写真) 立ち止まった。 そうして、眺…

越境行為/この領土で・876

もし、アメリカが中国とねんごろになったら?日本はどうするのだろう。そこまで視野に入れた方策は聴こえてこない。いつものように、サッと消える連中は多いことだろう。想像を超えたことを想起していく。 ▲『最近の愉しみ』(写真) 賃労働の帰路、公園で、…

相変わらずの水浸し/情報最前線・65

「えっ?」図書館が何やらうるさい。見れば、高齢者の幾人かが、図書館職員に向かい、とんでもない質問をしていたのである。ウェブで検索すれば即、知ることができるような内容だ。居丈高な声の水浸し状況。 ▲『どっちを歩くかな』(写真) 近所の公園。 ウ…

安眠へ/身体から・247

人のいるところ・いないところでの災害は違うという。が、見えにくいものだ。いなければ災害にならないこともあるだろう。とはいえ、人に必ずや、影響を与えるのである。せめて今夜、快眠は無理でも安眠を。 ▲『花は咲く』(写真) 歩いていた。 歩き中毒の…

いつか症状が…/この領土で・875

怖くない?訓練には早くから出ているからとか。そういえば、子ども時代から高層の集合住宅で暮らしていると、高所平気症になると聴いた。ただ、無意識はどう動いているのだろう。荒れているのではないのか。 ※戦争の後遺症が、この領土でもようやく、語られ…

自然体/身体から・246

陽射しが溢れる中、大木のもとへ人々が集まって来ていた。木陰を作ってくれることもある。何より、集まるのにふさわしい場所という感覚が得られたのだろう。身心が自然と動いた様子だ。自然に和する自然体。 ▲『沼へ』(写真) 久しぶりに沼を訪ねたときに撮…

迎え入れる/介護時代・9

物忘れは加齢で激しくなっていく?確かに知識は忘れていくのだろう。が、感情の記憶は残りやすいとか。関係を佳きものとするため、できることはある。相手を迎え入れる器量が今も、求められているのだった。 ▲『痩せて行く』(写真) 地上に出てきている根。…