深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

曝す/平成問わず語り・58

自分を曝け出す。 そうして、自分で受け止める。 他者の発生だ、そこからなのだ。 気取るなよ、逃げてはいけない、自分から。 ごまかしていれば、自分の首を絞めるどころか、自分という他者と出逢えないままだ。

開花/老道・82

「花は正直だね」 耳元で走った言葉。 振り返れば婆さんが2人。 「そうだねえ」と応え、腰を叩き、仰ぐ姿勢のもう1人。 つられて視線の方角を視れば、正直者たちがポツポツと。 婆さんたちも、笑顔の開花だ。

高齢者の部屋にいた/些事の日々・253

散らかされた部屋。 しかし、住人にとっては整っているのだった。 事実、きれいで、掃除は不要なのである。 だが、何やら分からないのは何故なのだろう。 ふと、「ああ、そうか」と、人の気持ちと同じなのかと。

たどり着いたものの/身体から・140

持ち家を煽ったのは無論、儲かるから。 景気だってよくなったさ。 が、今や負担以外の何ものでもない。 結果的に消費は落ち込むばかり。 居場所はもう、老いていくばかりの身体にしかないという帰着点、出立点。パレードへようこそ(字幕版)発売日: 2015/09/2…

娯楽三昧/この領土で・473

格差社会というが、単に階級社会ではないのか。 もう長く続いている。 何のことはない、強い勢力だけが跋扈しているだけだ。 グローバル化の基本だろう。 弱き者はただただ奉仕させられて、娯楽で憂さ晴らしか。

禁句/言葉・131

重い病気の方への禁句があるという。 例えば、「元気そうですね」。 そも、「医学は発達したから治る」もご法度とか。 ふと、使ってもいいときがあるのではと。 ただ、相手と居続ける想いがあればこそなのだが。

美醜だけではないが/些事の日々・252

ルールが大切なのは分かる。 マナーやエチケットも。 そうでなければ、醜さは露呈するばかりなのだろう。 が、すべて根底にあるのは不信ではないのか。 美しければ美しいほど、醜さが浮き彫りになるときがある。

平成三無主義/身体から・139

後々響くので無理をしないことと言い聴かせる。 とはいえ、無茶までして。 もっとも無謀まではいかないが。 できれば愉しいこと、身心が悦ぶときを。 わずかの時間でも行えば、修復してくれる場合もあるだろう。

教えて欲しい/この領土で・472

死体を喰った日本兵は何をどう感じていたのだろう。 食前食中、そうして食後に。 戦後、豪華な食事を前にして何も感じないようにしていた? 他人ごとではない。 自分を捨ててしまい思い詰めるばかりだったのか。

遠くて今の現実/この領土で・471

ソ連兵に女性を接待させたという記事を読んだ。 情けない。 接待もさることながら、戦後の差別で二重、いや、何重もの被害を与えたことがだ。 何を偉そうに? そうだな、だが、情けないと認めた場所からだろう?

人前で舞う/全裸主義者として・11

自分を愛しているか。 人前で全裸で舞うことができるほど。 曝け出す、出逢いを求めて。 そこからなのだ、他者を愛することができるのは。 違う? それならまず、自分を受け入れられるほど、全裸になることだ。

「よし」/平成問わず語り・57

そりゃあ、落ち込むさ、いくつになっても。 ただ、質・量が違ってくるだけだ。 つまりだ、いつまでも、どこまでも諦めないこと。 その1点さえ保持できれば、どうか。 落ち込むこと自体をよしとできるだろうか。

うろたえた/言葉・130

たとえ遅い時間ではあれ、夜には布団にどうにか潜り込める。 「何よりの贅沢さ」 楽というより救済? そうした者の一人として生きがいという言葉を聴くときが。 贅沢という言葉を使えずに、うろたえるばかりだ。

呆れたこと/些事の日々・251

お金の心配がない。 しかも、健康で心穏やか。 友に恵まれ、愉しむ趣味は多く、言葉は明確。 求めてそうなったわけではなく、自然にということのようだ。 「ふと寂しいときがある」と聴き呆れ果てたのだったが。

荷物だらけだ/呼吸・60

死ぬときは手ぶらだ。 そも、何も持てないだろう。 小さなちいさな荷物でさえ必要なし。 だからか、今、目の前の荷物の多さに驚く? 静かな心持ちで争わずに呼吸を重ね続け、ついに息を引き取るのならいいのだ。

デジカメの効用/今もメディア論・5

安価なデジカメにも効用がある。 見惚れている場所から、立ち去ることができるからである。 「うっし、撮った、次、行くべ」 記録というより、その場を離れるためのメディア。 幾度もいくども繰り返すのである。

バカみたい/平成問わず語り・56

中学生のころ、キスはバカみたいに想えた。 したいことは、他にいくらでもあったのだ。 人を離れたシステムや考え方などに関心はなかった。 カレンダーをめくる。 そのとき感じることは変化していないようだが。さざなみ(字幕版)発売日: 2016/12/02メディア:…

忘れられるばかり/老道・81

悲しみを手放さないこと。 その悲しみ。 手放したほうがいいときもあるのだったが。 が、いずれ想起するのなら手放さないよう意識していく。 しかし、いつか、みな、ただただ阿呆になっていくだけなのだったが。BLUE GIANT(1) (ビッグコミックス)作者: 石…

矮小再生産/この領土で・470

生産され続ける娯楽作品の構造は変わってはいない。 敵と味方、そうして敗北や成功。 気晴らしは必要、つい視てしまうときも。 「現実の善悪は明確に分けられるわけではないよな」 そう体感しながら夜道をゆく。

親しみを込めて/地声で・33

「ったく、嫌だなあ」 努力もしないで世間知を振りまく手合い。 イライラとしてきて、しかも哀しいといった感情の同時飛来。 関わりたくないものの、ふいに近づいてくるのだった。 親しみを込めて受け流そうか。アメリカ細密バス旅行 (文春文庫 (139‐10))作…

いい奴/友へ・9

偉くなくていい。 はなっから望んではいない。 われとわが身を考えれば、望めないもの? 他人様に酷い危害を加えず、元気でいてくれればいいのさ。 そうして、もしできることなら、気のいい奴でいてくれたらと。

夕焼けを浴びる/平成四季派・38

一生をかけて何ごとかを手掛ける。 完成とは程遠くても。 その際、いっそ何も手にしないで愉快に暮らせていけたらと。 とはいえ、手にできないだけなのではあるが。 夕焼けを眺められるだけで上等な日々なのだ。

放つ/都市サバイバル・ノート306

辛いことがあったとき話せる人はいるか? 言いにくいことを腹蔵なく吐露できる相手である。 いるならオッケー。 もっとも、嬉しいとき心底喜んでくれる人こそ必要なときも。 ともに抱え込まないほうがいいのだ。

「今夏65歳か」と先々のことを想い出す?/老道・80

齢を重ね、伝えられる時間が十分にあるわけではない。 大切なことを、まずは選んでいく。 概ね暮らしのことになるかと。 時間がかかることばかりである。 時間がないのに、時間がかかることをしていくのだった。

今日を生きよう2018/都市サバイバル・ノート305

今をちゃんと視ているのかどうか。 出来ているのなら安心だ。 もしかすると、のびのびと失敗もできるだろう。 が、ちゃんととは何か、まだ言い切れる根拠を持たない。 そも、大切だとは体感しているのだったが。

2018(平成30)年、真冬に/歩く・44

だるい。 「たまさか、感染したわけじゃあないよな」 今、寝込むわけにはいかない。 そう感じて、「生きている間は、いつだってそうなのだろうな」と。 陽射しのもと、「歩き続けられればなあ」と体感する日々。

戦略戦術だなんて/都市サバイバル・ノート304

あれこれあっても今は一致団結する必要はないのかも知れない。 その前にまずは空虚な諍いはしないことだ。 相手を尊重した喧嘩ならまだしも。 用意周到に開かれていくことだ。 想うツボへと向かわないためにも。

少しの笑み/些事の日々・250

過去に妙な形で捕まっている。 が、今、目の前の事態に直対応していくのだ。 要は切り替えていくことが要なのである。 少しは学んだことを総動員して。 それで呼吸が楽になれば、笑顔にだってなれるだだろうさ。