深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

日本人の元気・10/唄・22

辛いね、この寒さ。 ひもじさも哀しくなってくるね。 あっ、言うことではなかったね、余計に感じてしまうもの。 少しだけでいい、歩けるかな? 「遊びましょ」と声をかけ合った、身心の唄を思い出していこうか。

プール慕情/呼吸・38

ジョニ・ミッチェルの泳いでいる写真を思い出した。 今や多くの人々が自営労働者のよう。 友誼に厚い日々を望むばかりか。 方向感覚は必要だろう。 が、水に浮いたときの無方向感覚も、呼吸を深くしてくれるよ。

苦い帰郷2013/ラブソング・55

遠くなのに、聴こえてくる。 あなただと予感した、感じた、分かった。 心持ちも運ぶ歩くリズム、速度、実は音色。 足音を周囲に滲ませ、反響させている懐かしき身心。 ほら、もうすぐだよ、あなたも微笑むのは。

TにTだの、おまけにPだの/この領土で・99

今や個人店を成立させるのは無謀との言。 現代の苦い冒険との言説も。 結果、町はのっぺらぼうに? 知っているよ、今後はとんでもないものを食べさせられると。 病気になる自由も消え、強制的病が押し寄せるよ。

バニシングポイント2013/この領土で・98

わたしももう走りたくない。 今や道路が広いことを喜べないのだ。 戦車を走らせようとしたのは、いつの日か。 「消えていいよ」と言われているかのよう。 落とし穴が点在、いや、消失点に囲繞されている日々だ。

わたしにも夢がある・1/この領土で・97

したくないことは何か? 意味不明のまま、なだれ込むこと。 場所を開けさせ、狭くして、熱くなってしまうこと。 何より、人の時間を奪うこと。 食い潰し合う日々に、お互いの時間を保証し合うことこそ、望みだ。

1日/この領土で・96

どこでだったろう、「1日を摘んでいく」と思ったのは。 1日を裂くときもあれば、狩るときも。 釣ることは存外難しいが、それでもと。 「連休なんて知らないよ」と言い合いながら、労働へ向かう重ね切れぬ日々。

夫を亡くした母と岡林を聴いた/出さなかった手紙・6

寒い日、屋外でお茶を入れたことがあったな。 ただ、今は部屋の中で温かいものをとり、少し眠ったほうがいい。 観たい映画がある? 大丈夫、起こすよ。 不機嫌は困るから、唄を流して目覚められるようにするさ。

歌い始める/ラブソング・54

立ち止まったとき、微風が。 あなたは見つめる、問うように。 簡単には言えないことが増えたが、靴の中さえ考えている様子だ。 ラブソングの多くは、夢を視たままリアルを歌ってきた。 口ずさみ始めようか――。

衣食住(マネー2013)/この領土で・95

お金が欲しい。 美味しいものを食べたい、食べさせたいもの。 たくさん欲しい、軽くて温かい服を着たい、着させたい。 もっともっと欲しい。 雨露気にせず、嫌な物質を遮断する家としての領土が今、必要だもの。

哀しさも糧/彼・5

呆然とした後、おさまりそうにない吐き気に襲われていた。 日は経ち、哀しみが湧く。 いつしか、余白も。 美しささえ思い出せた。 ふと、「生きている」と体感、「このままでいくさ」と、彼は微苦笑をする――。

夫を亡くした母に/出さなかった手紙・5

安楽椅子の弛緩は置いておく。 むしろ、布団の上の安らぎで満たされますように。 縁側の陽だまりと出逢えたときの悦びも見失いませんように。 届かない手紙を書かせるお笑い。 しかし、呵呵大笑できますように。

まずの1歩/この領土で・94

信頼は、楽しみ合うことから生まれやすい。 絶望の連携で深まることも。 のんびりとした流れによっても醸成されるだろう。 ことは簡単。 不測の事態を迎えた折、「大丈夫」と嘘を言わないことが、第1歩なのだ。

幸福からも遠く逃れて?/この領土で・93

幸せは存在する。 そう思えるなら、慶賀也。 幸せはあり得ない。 そう感じているなら、一瞬感得できる幸福感に身を委ねることだ。 わたしはといえば、幸・不幸ではなく、ただ生を存分に堪能したい、これである。

今朝の一杯/食卓慕情・3

味噌汁、ありがたきかな。 栄養学なき時分から、塩分補給や蛋白源確保にも役立ってきた。 その智慧に唖然とする。 今・ここの一杯が古の人々につながっていく。 明日の人々が仰ぎ見る朝日の如き身心への陽射し。

曇天、片翼で跳ぶ/当世労働者覚書・15

逃げる逃げる、いっそ潔く逃げる。 そうして、一瞬で態勢を整えていく。 その折、媚びへつらうことに屈託は抱えなくていい。 巻き返そうとしているなら。 ただ、片翼で跳ぶには技の心も必要だと忘れないことだ。

悲楽/この領土で・92

悲観だけに止まる、楽観だけで満腹となる――。 その、局地化。 結果、絶望に到ることができない悲観に。 歓喜には届かない楽観にも。 双方が分裂したり、交じり合ったりしなければ、立ち上がることもできない。

バランスの向こうを見詰めている/唄・21

嘘でしかない嘘が跋扈を。 その折、歓喜のあまり泣く、あるいは、絶望で笑うこともある。 決め付けて、こぼれるものも。 だから、屁の如き唄で深呼吸できることもあるだろう。 均衡を保つのだ、均衡を保ちつつ。

拝啓 貧乏人ですが/この領土で・91

真っ直ぐに刻苦勉励。 真剣そのものだが、単に堅いだけではない。 奇妙な自己否定をするのなら、淡々とすべきことに着手を。 人知れず粉骨砕身、されど人々を思い抜いてのこと。 総理大臣殿、お元気でしょうか?

すでに出逢っているのだから(想像力)/この領土で・90

世界は広いという。 ただ、今は、人様を押し退けず、柔らかく暮らす方々と出逢いたい。 とはいえ、出逢いに行こうとしなくても、その存在は体感できる。 つまり、あえて出逢いに行こうとしなくともよいのだろう。

!/この領土で・89

怒鳴ったり、潜んだり、つけ込んだり――。 実は何て不自由なことなのか。 「これでよかったのか」、そう思わないのか。 「どこで間違ったのだろう」と。 家庭内暴力の話だけではない、為政者の常套手段の話だ。

能動的受容/呼吸・37

静かにして、大の字でゆっくりと寝る。 腕や肩、何より目の力も抜いて。 感じようとする、自らの呼吸を。 音はしないが、聴こえてくるだろう。 地上での遠近感が遠くなり、自らの鼓動が真っ直ぐ届くはずである。

行け行けドンドン、文化植民地主義/この領土で・88

銃だけで征服されたのではない。 夢見がちな唄や全身で夢見た映画等による侵略も。 まだまだあるが、美味しい食事による洗脳もドンピシャ! 空虚な空洞のさらなる真ん中で満腹だ。 にもかかわらず、空腹である。

えっ、Vサイン?/とんずらウオーキングの途上で・1

両脚の長さの違う中年男が歩いていた。 子どもたちは笑い出し、真似を。 突然、男は振り返り、Vサインを出す。 「笑ってくれて、ありがとう」 子どもたちは一瞬、目を白黒とさせ、ボール遊びへと戻っていった。

某月某日、愛とか存在とか/この領土で・87

情念なのか、執着なのか、未練なのか。 それとも脳の暴動、胸のうちのどよめき、腹からの歓声なのか――。 思いだけが深過ぎれば、水平線が消えても気がつかない。 机の上にのぼらなくても、決まってここにいる。

スプーン1杯の絶望を^^/この領土で・86

プロが追い込まれている時代だ。 テーブルが広くて厚い必要はない。 賢さの証明をするための悲観は、ゲップ。 意地でも、微笑むほうが賢明だ。 そうして、絶望も、素早く、穏やか、かつ正確に開示していくのだ。

声、低く、静かに/この領土で・85

権力・反権力双方の、振りかざす正義に苛立ってきた。 苛立つことにうんざりし、うんざりすることに苛立って。 ここからだ、ここからなのだ。 声高に叫ばず、自然と手が伸びていかざるを得ない姿勢が朝に眩しい。

雨の日に/呼吸・36

外歩きに疲れ、喫茶店へ。 低い天井を見詰め、「悲観も楽観も力にならないな」と。 前者は心の嘔吐、後者は精神の溶解。 不味く、ぬるいコーヒーで元気になるときもある。 呼吸の波を探り、身心に乗っていくよ。

種を今日も、まく/この領土で・84

来る日も来る日も足取り重く、水浸し? 網膜に張り付く屈託、鼓膜にこびりつく呼び声。 遅かれ早かれ気づくしかない、生きていく上で。 薄い皮膜を通じ伝わってくる温もりに。 幕も閉じさせるわけにはいかぬと。

ゴースト2013/この領土で・83

早朝、ひと気のない公園で静かに、確かに感じていた。 死者はもうどこにもいないと。 ただ、場所を占有していないだけに、どこにでもいるのかと。 まるで全知全能の如し? 曇天の下、肩を叩かれたかのよう――。