深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

若者たち2021/この領土で・726

生産し続ける若者たち。薬物には手を出さず、犯罪とは無縁で力があり、かつ怠けない。真面目に時間を守り、笑顔も心がけている。それでいて貧しいのだった。わたしは言う、相変わらず正直者がバカをみると。 ▲『空へ』(写真)あはは、眼は自由だ^^。富士…

断片と総体/言葉・202

かつて戦闘的断片性という言葉を読み、「なるほど」と。文化総体の嘘を突くのに有効と想ったのだ。が、今や情報の時代である。すべてが断片化せざるを得ない。できる限りの総体から断片を突く時代でもある。 ▲『富士さま』(写真)ほいきた富士山。近隣の原…

ともに歩いていても/歩く・60

一緒にいる。が、しかし、別々な存在だ。だからこそ、一緒にいられるのではと。もし同じだとしたら、逆に気持ちが悪いのではないか。山道をともに歩いていても、まったく同じ道を歩いているわけではない。 ▲『あたたかい場所とさむい場所』(写真)「さぶっ…

死ぬわけにはいかない/暮らし・70

いいことはない、それでやっていくしかない。気づく。暮らしていけるだけでいいと。「暮らしを成立させることが、ますます贅沢な時代になっていくんだろうな」死ぬわけにはいかない、元総理が倒れるまでは。 ▲『3冊』(写真)公園のベンチ。本が3冊、置い…

この国のこと/この領土で・725

半人前で構わない。核はいらない、とんでもないことだ。軍隊や、それに類する組織など、必要がない、まったくもってして。大人になりたい?それなら簡単、半人前のまま生きていく大人っぷりを見せてくれよ。 ▲『いかすぜ』(写真)いいぞ、ガキ。どんどん奥…

まずは駆け込む/声・14

負の事態。不安・恐怖の中、独り苦しみ、耐えている。自覚さえ持てぬ絶望の最中、思考さえできない。ついには、咄嗟に祈りという叫び声を――。だからといって事態は変化しないが、声を聴く者はいるだろう。 ▲『おおっ』(写真)何だか知らない。が、「か、火…

不成立/この領土で・724

モリカケに桜、また公文書改竄、さらには公務員の自死。まだまだある。国会での虚偽答弁118回。ウソ八百が、政治の停滞を招き、もはや現状は破壊されている。明日どころか、今日が成り立たないのだったが ▲『好きな、一瞬の三つ角』(写真)立ち止まる。「い…

怖いもの/この領土で・723

今の状況は一体どうか、どうなのか。次から次へと急性の緊急事態が発生していると想えるのだった。しかも、慢性的な緊急事態だ。恐ろしいことに、実は人災が続いているのだった。愛と平和が怖くて仕方ない? ▲『落ち葉』(写真)自転車をおりる。踏みしめた…

どうしてなのか/この領土で・722

民主主義がナチスを生んだように、日本でも同じ現象が。理解できる説明はなく、次々に起こす犯罪。支持・投票した連中は知っているのか。責任は、自分にあるのだと。何であんな手合いに酒を奢る必要がある? ▲『風呂屋じゃあないよ』(写真)まるで風呂屋の…

彼とともに/令和問わず語り・47

黒塗り文書の映像を視た。明治・大正・昭和・平成の時代ではない令和の今。自殺は他殺だ、しかも何度目かの。実はわたしたちも殺されたのだ、もうこれ以上、殺されるわけにはいかない。ともに生き返るのだ。 ▲『富士』(写真)太陽が富士の向こう側へ。沈ん…

間抜けそのもの/令和問わず語り・46

足の指を骨折した。軽くて、すぐに治癒。庇っているとき、感じていた。平気でぶつかってくる手合いの、何と多いことよと。つくづく自らの間抜けぶりに呆れたのは、障がいのある方の恐怖に思い至ったからだ。 ▲『富士』(写真)雲。下にいれば、曇天だったか…

がんばる?/令和問わず語り・45

がんばれない人がいる。だからというわけではないが、「がんばらなくてもいいんじゃないか」。がんばる必要もないことで、がんばっているのではないか。例えば勉強や運動、健康法。が、今、必要なのだった? ▲『チャリ徘徊』(写真)休日。近隣の公園へ。衰…

売られ尽くして/新聞ガミ事情・3

「1週間はいつから始まる?」との問い。もうあまり関心がない話題だった。そのとき、娯楽産業が新聞を8ページも使って広告を打っているとの話に。新聞の死。焼け野原が、紙の上に展開されていると痛感を。 ▲『座る』(写真)地べたに座り込んだ。そうして…

ゴッホだってさ/健康法大全・25

ゴッホについての映画を視た。死因云々の話よりも重要に想われた事実は多い。例えば、野山をよく歩いていた点。言葉も魅力的だった。「病はときに人を癒す」とさえ言うのだった。あの男は生きていたのだ。 www.youtube.com ▲『強風』(写真)「ひえええっ」…

困った人/この領土で・721

高飛車な人がいる。面白いのは、いや、とんでもないのは、より上の者に対しては腰が低いこと。横柄で吝嗇。そばにはいたくないが、多い。その、いかつい人の下半身を視れば、あはは、何とも脆弱なのだった。※困った人は、困っている人ばかりではない。 やは…

「富士かあ」/新聞ガミ事情・2

電車で座った。通勤の時間帯にだ。グルリを見渡せば、みな、うつろに、真顔で、あるいは普通に、小さな画面に向かっているのだった。窓の外には富士山。新聞をめくるように風景の変転を愉しもうとしていた。 ▲『伸びている』(写真)近隣の野菜畑。美味しそ…

市場へ/令和問わず語り・44

反省しない?政府は負けたことを。こてんぱんにやられ、人々があまた亡くなったんだ。誰が言ったか、「世を捨てて、市場にいる」と。そうした気持ちになった今日、「あはは、市場に出ても先立つものが…」。 ▲『足もと』(写真)落ち葉が足もとに。コンクリー…

ピンピンコロリ?/病・6

断固ピンピンコロリ派の方がいる。わたしの場合、どうなのか。美味しいものを食べているときのことだ。最後の一口を、横取りされたら、どう感じるか考えた。きっと口惜しくなると、予想しているのだったが。 ▲『椅子と』(写真)近隣の大学のベンチ。座って…

冬が来た/令和四季派・13

木々の中、切り株へ向かった。座って、コーヒーを飲み始める。そうして、もはや生きがいとなった爪切りをゆっくりと。コーヒーの最後のひと口は、さすがに冷えていた。冬がすでにして、やって来ていたのだ。 ▲『電話ボックス』(写真)近隣の大学構内にあっ…

実/死を想う・57

人に適切な死はないのかなと。概ね、望まぬ死であり、やり残したことばかりで、生を終えていくものなのだ。そう想って、死ぬまで生きていこうかしらんと、感じているのだったが。事実だ。リアルなことの実。 ▲『切り株』(写真)この場所に座ってきた。四季…

ピンピンコロリ/病・5

ピンピンコロリ――。推奨したり、望む方は多いようだ。「ただなあ」と感じてしまっている。今までピンピンしていて、コロリというのも、何だか詐欺に遭ったような感じがしなくもない。いや、するのだった。 ▲『久しぶり』(写真)この木に逢うため、訪ねた。…

死ぬなら/病・4

最近、想い出した友人の言葉。「癌で苦しむほうが、“殺してくれ”となる」というのだった。そうして、「いっそ、人生を諦められていいんじゃないかな」と。嫌だが、「なるほど」と。が、答えは出ていない。 ▲『たまって欲しい』(写真)落ち葉。もっともっと…

賃労働の合間に/死を想う・56

死ねば、死はなくなるさ。だって、生がなくなるのだもの──。生きているからこその死ということを想ったのだ。その当たり前のことを、ちらっとだけ。深入りすれば、目の前の賃労働を捌けなくなるのだった。 ▲『到着』(写真)公園入り口である。「到着したか…

アウトではない/唄・95

完璧にアウトの精神状態ではなかった。だからだ、唄を聴けたのは。ストレスでダメなとき、唄どころではないものだ。唄を聴いていくうちに、弾むものが湧き出てきていた。何と無敵に感じられてきていたのだ。 ▲『スタート地点』(写真)自転車道の始まりであ…

いいんでね/老道・168

メールを受けた、「こきたないジジイにはなりたくない」と。返信は、「別にええんでね」。だってジジイは汚いものだから。臭うのは困るものの。あ、それだって、「仕方ないさ」と、許容しているのだったが。 ▲『落ち葉』(写真)冬になれば、落ち葉はもっと…

なりたいが無理なこと/マネー2021・7

金持ちは、金の払い方を知らないと想ってきた。人前で払ったことがないからだ。金持ちは勝者だが、祈るのだろうか?「もっともっと」と。が、しかしである、なったことはないので、知らない、分からないが。 ▲『富士』(写真)この形。子どもでも描ける。そ…

祈るが、「やばいよな」/祈る・6

祈るのは、何故だろう?単純に欲のためとも言えるのか。自らの考えや感覚、感情などに快を与え、暮らしていこうとしての。そも、心底祈るのは、圧倒的力がない証左でもあるのだろう。だから、跪くのだった。 ▲『色づく』(写真)「まだまだ」秋の気配。と同…

視られていた/マザーネイチャー・66

木々を視ていた。が、視られてもいるのだろう。そうした気配を感じてもいたのだった。何から、どのように?自然という全体から、その一部のわたしの呼吸を、「続けろよな」と。 思わず、深呼吸をしていた。 ▲『自転車から』(写真)ふと立ち止まった。「あら…

バランスか/当世労働者覚書・145

「弱いから群れるのではない。群れるから弱いのだ」(竹中労氏)確かに、その通りだろう。とはいえ、その弱さから始まることもあるんだ。しかも、弱い群れが、してやったりのときも。バランスしかないのか。 ▲『自転車道』(写真)自転車道は、ここから始ま…

名前を呼ぶ/ラブソング・82

あはは。憲法改正だって?そっか、徴兵制への道だもの、おれはジジイでよかった?いやあ、局地戦の最中、あっけなく餓死かもな。「名前を心の中、呼ぶだけで胸が高まったときもあったな」と苦笑しながらも。 ▲『富士』(写真)さむいわけだ。雪である。ひえ…