婆さんが鏡に向かう。
一生懸命、こすっている。
目の下のシミを取ろうとしていく。
認知症だっただけに、何を話しかけようかと。
見通したかのように、「取れるわけないよ」と鏡の中のわたしに話しかけてきた。
▲『やはり木々』(写真)
林へ。
気分がいい。
呼吸が整うからでもあるのだろう。
www.youtube.com【絶妙/今日も少しだけ】
「モズの高鳴きも七十五日」
そうした諺があるという。
最近、出逢った言葉である。
モズの高鳴きを聞いた日。
そこから75日後に、初霜が降るという意味を持つそうだ。
農作業の目安にしていたという。
自然観察の妙、まさに絶妙である。
諺は、まさに言葉の技だなと。
それにしても、外界に対するアンテナの張り方に、「すごいものだな」と。
食べるためには、用意周到だったことが分かるが、それにしても…。
自然界と身体の関係が、今とは違っていたのだろう。
五感も今とは違っていた?
天候の諺は多い。
あらためて、少しずつ覚えていきたいものだ。
都市化されて、今やあまり必要ない?
いやいや、身体を変えていきたいのだったが。
それにしても、明日のことを、今・ここで見据えていく姿勢は、「身体を基底に置いてこそだな」と痛感をしたのである。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「さてっと」】
勝手に自滅…。
天敵の間抜けぶりに驚いた。
どうやら、ばらしてはいけないことを、オフレコでばらして、ばれたようだ。
佳き日々を。