深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

賑やかな静謐/山へ・6

森の静謐さ。 実は生命で賑やかなのだけれども。 中に入っていくだけで、包まれていくかのような感覚に――。 身も心も落ち着いて来るのだった。 つまり、豊かということ、もうこれ以上、何も必要がないほどに。

ヘラヘラと/還暦百番勝負・75

宿無しの若いころ、困難を前にゲラゲラと。 絶望に耐えられる弾力――。 今、屋根のある場所で暮らしている。 ときに宿無しの気分に襲われながら。 「どうしたものか」と思うことなく、ただただヘラヘラとして。

ダイビングクイズみたいな/この領土で・318

足下は長く水びたし。 見えず、聴こえず、臭わず、危険が静かに確かに蠢いてもいる。 身心に病があって当然の事態だ。 斜面に踏み止まることはできないのにもかかわらず、斜面化するグルリ。 眠ればいいのかな。

暮らしに疑問符が/都市サバイバル・ノート247

複製技術が発達し続けているが、本もの・偽ものを問う意味は? 痛みを覚えているかどうかこそ気になる。 体験の情報化・情報の体験化・体験の体験化・情報の情報化の波頭で生とは? 納豆をかき混ぜる朝の疑問符。

呑み続けて/この領土で・317

「シラフでいるため呑み続ける」だって? そうだよ、そうなんだよな。 今も鋭利な刃物の上で暮らしているが如し。 正気を保っていられるほうがおかしいのだろう。 毒を散らす毒としての娯楽の跋扈さえ仕方ない?

店頭で転倒みたいな/身体から・84

転倒時、手が出ない子らのことを聴いたのは、いつの日? 「死んでいい」と思ったとしても赤信号で止まる。 異性に狂っていても約束の時間には間に合う。 そうしたことは健在の様子であるが。 身心の底での関係。

発声の発生/唄・33

子どもが複雑にピアノを弾いていた。 「まだ音楽ではないな」 会場を出ると、目の前を横切る子どもたち。 手をつないで振りながら、笑顔で歌っていた。 身心から湧いて来る大きな声を前に、見惚れるばかり――。

交通整理/この領土で・316

嘘と剽窃ばかりが跋扈。 借りて踏み倒した挙句、儲けは独り占め? 「いいよいいよ、返さなくて」とは、「もう借さない」ということだと知っている。 それにしても、人と交通する僥倖さえ知らずにどうしたものか。

告白みたいな/彼・11

自らを変態だという。 「悪くないよね、保身と縁を切り、人様を騙していないもの」 確かに因業では身心がもたない。 しかも、ズルしても、いずれはバレるものだ。 いっそ爽やかさ、奥床しい謙虚さが滲むばかり。

痛みは生きている証だなんて…/還暦百番勝負・74

朝、曇天だったら気分は塞ぐ。 晴れていれば、無意識も跳ねていく。 無論、そうとばかりは言えないが。 脚に痛みを感じつつ、「何も感じていないなら健やかな証」との言葉を思い出す。 まずは窓を開けてみるか。

春眠の侯に/還暦百番勝負・73

最近よく思い出す。 「眠りは死の予行演習」という言葉を。 毎晩したからといって、本番時、どうなるのかは分からないが。 いっそ、「起床は直立二足歩行の学び直し」と心得たほうがいい? それにしても、眠い。

浮遊/還暦百番勝負・72

いくら陽気でも、針をチクッと刺されただけで飛び上がる。 どれほど冷静でも、大量の人々を突いていることには無関心。 海に空が映し出され、空には水蒸気。 その間で浮かぶ。 溶け出して、何処にもつながらず。

相変わらずの日出場所で/この領土で・315

個々をみれば極めて善良。 が、集団になると何を仕出かすか分かりゃあしない。 善人だからこそか。 悪人になればいいと言いたいわけではないが、想いは近い? 「どうかな」と呟き、熱いコーヒーをもう1杯だけ。

ライク・ア・ローリングストーン2014/この領土で・314

すかしているんだね、ちょっとだけ普遍みたいな物腰で。 冗談じゃねえや、戦争好きの冗談みたいな顔して。 むしり取ろうって魂胆なんだろう? でもさ、素寒貧なんだ。 国策が示す国の終わりを今、浴びているよ。

排除ばかりが大きな顔/この領土で・313

伝統の如く世襲される不幸。 疎外の伝染も拡大していくばかり。 社会のみならず、自身からも追い出されて? 握っていた手は届かぬほど離れてしまったが、排除からは排除しか生まれない。 排除を排除せよと――。

視線の先の友人/映画の発生・7

母子が、歩道の陽だまりで腰掛けていた。 見上げる2人――。 視線の先では、病室の窓が光っていた。 子がふと、母の横顔をうかがう。 母は、すでにベッドに戻ったはずの、やせてしまった人を見詰め続けていた。

身心の舞い/唄・32

上手に歌おうとするのは、当然のこと。 ただ、それだけでは唄から離れていくばかり。 技法ではない場所で歌わないと、響かないものだ。 相手にも、自分にも。 いつか、身に着けた技法さえ捨てるときが来る――。

雨乞いはしないけれど/言葉・66

1行を記すのに長い時間がかかってしまうときがある。 一方、20字詰めで100行を、苦もなく書き終えてしまうときも。 体調や気分、環境もあるのだろう。 が、やはり、やって来るものがあるか、どうかなのだ。

半経済/還暦百番勝負・71

年をとって楽に? それを言うなら若いころからさ。 お気楽な割に深刻で、頓馬なうえに夢想派、しかも相変わらずの甲斐性なし。 「何とかするしかないべさ」が口癖か。 ただ、経済より人、そう思い続けて来たよ。

危ない橋/還暦百番勝負・70

生が死んでいく。 今後も、時々刻々と。 死が毎日生まれている、今日も1人の身心の中で。 論理も、最後には感覚に属するものだなんて…。 楽屋なき舞台の心もとなさはいつものこと、細く頼りなき橋の上にいる。

人を作ったのは何故?/還暦百番勝負・69

花一輪育てられないのか、汚れなき地上で。 いや、育つのを眺めることもできないのか。 水に土、木に山、太陽――。 人が作っていないものばかりが輝き出す季節だ。 たえずの途上の人として、呼吸を重ねていく。

画面を抜けて/還暦百番勝負・68

ウェブ上で世界のことを垣間見る。 近隣で花の咲き始めたことも教えられ。 グルリは労働で賑やかだったが、画面の中は静謐そのもの。 息をつめ死の成長を聴き始める。 耳の奥、太古からの囁きも舞い始めていた。

脳内交通/手紙2014・2

長いながい手紙を書こう。 決して読み終えることがない、言葉の束――。 そのくせ、届いていく便り。 受け取る者は、どうしても自分だ。 書いて、読んでいる間は、生きているのだもの、長いながい手紙を書こう。

遊2014/この領土で・312

遊びの王道とは何? いくつもの定義があるはずだ。 ただ、断定もできないのではと。 そのくせ、長く思ってきた、強者に挑む、これに勝る文脈はないと。 無論、こんな呑気なことを言っている場合ではないのだが。

わたしの主張^^/この領土で・311

現在の主流派もいずれ消えていく。 そのとき、状況を担うのは反主流派とは限らない。 むしろ、まだ見えてはいない場所の人々? が、今はそこかしこで、業界に堕した世界だ。 「今を観る、未来から観る」と記す。

ミスター・タンブリンマン2014/唄・31

「眠くはないし、行くあてもない」と青年は歌った。 今は? 昼寝も望み、行くあては増えたはずだ。 家族という器は壊れ、一極集中で孤立化、労働はいよいよ非人間化している。 風と同義の唄を、新鮮な唄を――。

阿呆だもの/還暦百番勝負・67

会社が潰れれば、そのまま休みに。 いや、会社がないのなら勤務がなく、結果、いわゆる休日もなしに。 要は毎日が日曜日。 「現実の三段論法か」なあんて言っている場合じゃないぞ。 今すぐ机へ向かえ、わたし。

私生活なんて知らないよ/この領土で・310

日本の経済に責任は持てないし、今の政治を選んでもいないと言いたい。 廃墟と賑やかさ。 貧乏話は関心を呼んで、身につまされる。 記すことが生き直すことにもなるだろう。 休日は消費から遠い場所へ行くのだ。

最果ての地/この領土で・309

幻想の敵を上から導入され、国民は怨み始める。 憎悪の連続的高揚。 ガス抜きは果たされ、事実は朧、何がどうしたかは不明なままだ。 戦争の、原爆の、虐殺の責任。 方向は目隠しされ、ついにここも最果ての地。

さまよいながら/唄・30

人生のための音楽はいいなと。 音楽のための人生もまた。 音楽のための音楽と、人生のための人生があるなとも。 そうして、何々のための、ためはいらないと思い直す。 意味から解放してくれる音楽が囁いていた。