母子が、歩道の陽だまりで腰掛けていた。 見上げる2人――。 視線の先では、病室の窓が光っていた。 子がふと、母の横顔をうかがう。 母は、すでにベッドに戻ったはずの、やせてしまった人を見詰め続けていた。
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