深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

手が伸びなかった/感染症時代・1

気づく、パソコン周辺に置かれたDVDに。 「そうかあ」 映画を視たい視たくないということで、今の気持ちの奥底が分かるなと。 コロナ禍の日々は現実だ。 結果、リアルな映画にさえ、手が伸びなかったのかと。

消えていく自分様/当世労働者覚書・128

ごまかしがない頑張り。 嘘偽りのない空間は気持ちがいいものである。 故に、張り切るのだった。 実際、何のためらいもなく嘘を吐ける輩が消えれば、ほっとする。 後は、1人ひとりが出逢っていけばいいだけか。

今ここの人/マザーネイチャー・46

人という肉と、物としての外の世界。 肉には空気や飲料水、食物などが出入りしている。 口から肛門まで1本の管とは言い得て妙だと、あらためて。 肉と物と管という生存の基盤。 遥か遠くからの陽射しが眩しい。 草間ルミ - 時計をとめて

普遍的正義?/声・10

正しさを声高に主張されると、どうにも困惑するときがある。 相対的なものだからだ。 いや、絶対的正しさは、断固としてある? どうかなあ…。 正しさは、時代の変遷とともに、変わっていくことがあるのだから。 Jackson Browne & Joan Osborne - My Back Pag…

出逢いたい/源流へ・1

人はどこから来て、どこへ行くのか。 大切な問いだ。 そうして、今いるここも十全には視えない。 だから、過去・現在・未来の三位一体化した今という視点をと。 和平を求め切れば、視えてくることもあるだろう。

感情もまた間違えるが/マザーネイチャー・45

理性が大きく間違えてきた歴史の一方で、「感情は大きくは間違えない」との言葉。 事実、非戦の想いは続いてきたのである。 季節を感じ、青空を探し出す。 古の人々と通じあえるかなと。 未来の人々ともきっと。

聴く、聴き続ける/言葉・175

言葉の未来について語ろう。 今の国家語を超えていくために。 1つひとつ視る、文脈もとらえる、しかも両者を把握して。 できなくていい。 立ち上がってくるものがあるなら。 未来の言葉を聴けるかも知れない。

皮膜とともに/死を想う・47

わたしの死として今を生きていく。 死んでいるときのほうが長いのだ。 死こそ常態なのである。 大雨だろうが、晴天だろうが、その上の宇宙に関係はない。 地球は薄い皮膜で守られているが、人もまた同様だろう。

知らないことばかり/情報前線時代・48

米国との戦争を知らぬ人がいると知ってたまげた。 が、若いわたしも同じようなものだったのだろう。 元教授が、「今、学生なら落第だな」と。 学問が細分化、覚えるべきことも増えたからとか。 ヒントになった。

陽はまた/この領土で・633

ところで、見えない放射能はどうなったのか。 まだ飛来しているのだろう。 すべてはコントロールされていると言った御仁。 今も心さえ感じさせないで居座っている。 暴動やテロという言葉さえ失われ、陽は昇る? Viaggiatori Armonici - BIG COUNTRY (Béla …

危険ばかり/この領土で・632

大切なものとは、一体何だろう。 生きるための飲料に、もちろん食事も欲しい。 医療に教育、福祉も必要だろう。 昨今もそうだが、何より情報も重要になってくる。 以上、すべてが、「やばいよな」の情況である。 "Watermelon In Easter Hay" 2015.8.28 映画…

怒り/身体から・173

怒るのは骨が折れる。 漢方の世界では、肝によくないと指摘も が、「肝心なことで怒らないで、いつ怒るんだ」との声。 とはいえだ、今や毎日どころか、毎時間毎分毎秒、怒ることになる。 要はバランスなのだが。

自分で自分を/声・9

「あの声では、嘘を言えない」 なるほど確かに、自分で自分を律している声。 声を作っていき、その作った声がまた、隠蔽や改竄も遠のけていく。 渇いた喉を潤す水としての声。 「おれも、声へ向かって行くかな」

「ざまあみろ」は渦巻く/この領土で・631

9月11日。 報道をテレビで視て、「ざまあみろ、思い知ったか」と発語した高齢女性がいたという。 欣喜雀躍だったかどうかは知らない。 自作自演等の話もあるが、それは今、置いておく。 ただ、言えるのは、敗戦後、戦中派は生きていたということである。

「でもさ」/彼・109

生き延びていこうと想う。 すると横から、「でもさ」の声。 「生き延びられたら次の絶望や恐怖、悲哀と出逢うだけ」というのだった。 しばし実感のときが。 「でもさ、それでもなお」と言うしかなかったのだが。 けいおん!×大瀧詠一「あつさのせい」

まずは吐く/彼女・40

大声を上げていたという。 「今にして想うのね」 聴き手の身体は動かなかったが、動けなかったが、まさに身を乗り出す按配か。 「息を止めないためにも、よかったかな」 そうだ、呼吸はまず、吐くところからか。 Eiichi Ohtaki - あつさのせい

孤立は悪くない?/この領土で・630

拒絶しながら、実は誘っていることがある。 もちろん、誘いながら、拒絶していることも。 ふと、マスクで顔を覆い実は露わになっていることがあるなと。 それは一体何なのか。 孤立する自由と、ふと想うことも。 Roberta Flack - First Time Ever I Saw Your…

踊る/唄・88

心を歌うためには距離が大切という皮肉。 せめて身体・心・理性のリズムなどをメロディーにのせていこう。 素材をリズミカルに身体化していくのだ。 歌詞を歌っているだけでは唄ではない。 唄は声の踊りなのだ。 It's Not the Spotlight books.bunshun.jp

3つのこと/呼吸・82

大切なこと。 まずは言葉を自由に発せられることである。 つながっていくことも求められているだろう。 いろいろなものや、ことがある点も捨ててはいけない。 息が苦しいのは、考えたくない苦しさの1つである。

躾けられたという/居酒屋で・3

夜、枕元に整えておくという。 翌日の衣服や持ち物を。 「子どものころ、躾けられたからね、酔っていてもしてしまうんだ」 「新しい景色より、新しい今のためかなあ」と言われてしまった。 今夜もするのだろう。

そのときだけでも/唄・87

愉しい変化といえば、例えば音楽。 ないものねだりをしていても仕方ない。 根源さえ揚げ足取りの対象になってしまう情勢下だ。 せめて変化していく音楽の過程を楽しもう。 浴びているときだけでも元気ならいい。

後何回?/歩く・59

王道に興味がなかったのは何故だろう。 脇道に入って、寄り道を。 しかも、道草を喰って、ついには道に迷った。 そうして、とにもかくにも、歩き続けてきたのである。 今後も同じだろうが、後何回、迷えるのか。

「どうなろうとも」/彼・108

「この国がどうなろうが知ったこっちゃない」 「本当かよ?」と問う。 すると彼は言う、「だって滅茶苦茶だぜ」。 「どう物を買わないかばかり考えている」とも。 「でもさ、大切な連中がいるからな」と苦笑を。

分かる/暮らし・51

遅くていい。 分かるのなら。 小さくて少なくてもいい。 しっかりと身心で受け止められるなら。 急いで、大きく、多くを求めるようでは、ろくなことにはならない。 壊れたものが、目の前に広がっているだろう? ※もちろん、騙されたり、足を引っ張られたり、…

大丈夫な場所/マザーネイチャー・44

「ここがアウトなら、もはや」 そうしたかけがえのない場所をいくつ持っているか。 いや、知っているか。 どんどん削られ、なくなってきている。 が、豊かさの指標があるのなら大丈夫な場所の量ではないのかと。 風をあつめて (Gather the wind) - Happy End…

信頼している/都市サバイバル・ノート331

2011(平成23)年3月11日。 以降、知ったかぶりを恥じて来た人もいた。 分からないことを分からないと認める率直さ。 実際、分からないことだらけだったのだから。 が、考えることは、捨てないできたのである。

マイナスの喜びをバネに/令和問わず語り・15

敗北感に蝕まれるときが。 存在の源を失してしまうからか。 が、すべてがそうでないのは、他のことと似ている。 嬉しい敗北があるのだった。 率直にシャッポを脱いで拍手を送りたくなる敗北。 いいではないか。

再会はうれしい/天下のヨーガ野郎・7

ヨーガの教室も開かれていなかった。 久しぶりの再開を愉しむ人々を夢見る。 その新鮮さは、再会の新しさ、新しい再会でもあったのだ。 自分の快を、他者もまた感じていると体感。 生は悦ぶことを忘れていない。 Pretty Bird

種苗法改正は永遠に見送ればいい/この領土で・629

薬物の生体実験を受けているようなものだ。 実は、食品でのそれのほうが重要か。 いつでも、どこでも。 味覚はもとより、五感さえコントロールされて? 土へ向かっていくところから始めるしかないのに、今や…。

今どきの温かさ/手紙・7

手紙が届く。 封を切り、文字の書かれた紙を取り出す。 一読再読をしてしまい込んだが、また取り出して読み始める。 「今どき手紙かあ」 物として、事として、しかも想いとして、手のひらの上にある紙の温かさ。 Bob Dylan - Can You Please Crawl Out Your …