2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧
為政者は、卑しさに巧みにつけ込む。 恐怖や不安を利用することにも長けている。 人を信用しないのは、自らが基準だからだ。 裏切ることが平気なのである。 わたしも含め、そうした才がないことに安堵していい?
知ろうとしない無知や、中途半端な良心が愚かな結果を招くことが。 そも、正義が導く悪もあるのだったが。 善なるものが必ずしも、善ではないのである。 だからといって、他に何が? 足もとを視ていくしかない。 Robbie Robertson - Once Were Brothers
苦手な言葉になった、「美味しい」。 何せもう、長く動植物を食べて来たのだから。 だからせめて、残すまいとする。 が、齢でかつての量は無理に。 ましてや動植物の呻きや叫び声までは食べられないのだったが。 The Band - The Weight 和訳 映画『ザ・バンド…
暮らしていく過程で、媚びへつらう――。 「避けられないときもあるが、でもさ」と彼。 いささか上気した表情だ。 「でもさあ、節度ってものがあるよな」 そうして、「その頃合いが難しいんだよ」と下を向いた。
座る、そうして寄りかかるのである。 できれば、木に。 背中の木に当てる位置を微妙にずらすだけで、気持ちも変わる? いずれにせよ、背中は、恐れなくなっている。 いつしか、全身もまた、心地よくなっていく。
生きづらい時勢だ。 有史以来? それは分かるが、今が問題なのだ。 分断は続き、弱い身体1つで、どう生きていくのかとの声ありき。 そう、もはや生きること、生き続けていくことが抵抗になっているのだったが。
マスク姿の大人たち。 表情が分からず、子どもたちに関係不全としての戸惑い・不安が。 すでに指摘されているそうだ。 そうした折にも信号機のように緑に黄、赤の木々。 寒いさむい季節の前の一瞬の光みたいな。
近代だの、反近代だの、脱近代だの、超近代だのと言われてもなあ…。 内臓の機能は、有史以来、変わっていない。 生憎、尻尾はないが。 自慢するわけでないし、自惚れるわけでもない。 ただ、胃で考えるときが。 Molly Tuttle - Helpless (Neil Young)
あの世に比べ、この世はどうか。 確かに、こちらのほうが、明るく暖かいのだろう。 どれほど暗く、寒くても? 慰めの言葉にしろ、一理あるなと想ってしまった。 何せ、深呼吸だってまだ、できるではないのかと。 Bamboo Flute Orchestra × H ZETTRIO - The J…
末期がんの母親に慰めを言った。 「この世は、生きるに値しないかもな」 すると、「生きているのは愉しい」と諭された。 ついには、「生きているだけで愉しいものよ」とまで。 病はないが、今にして分かるなと。 Days Go By
「死んだ親にも孝行ができる」という文章を読む。 自分を大切に、愉しく暮らしていけばいいのだと。 盗み食いをしたら、親は嘆き悲しむだろう。 確かに。 お天道様に恥じぬように生きていけばいいというわけか。
今にして想う。 正解だけを追うことはないと。 緩くなり、だらしなくなり、しかも忘れやすくなり、感じている。 正解はあるが、ないと。 では、どうしていくのかだが、互いが楽に生きていければいいのだったが。
孤独? 寂しいとは感じたが、自分との対話があるので、特に。 無縁もまた、あり得ないのは、かつて親がいたもの。 あるとしたら、孤立なのだった。 今や強いられたそれが、どんどんと素早く押し寄せてきている。
「コロナでも変わらないな」と。 大国同士の諍い、旧ヨーロッパのあれこれ、自然への大量破壊。 人工知能の躍進も進み、うんざりする性差別も相変わらずか。 そうして、飢餓問題。 人は死ぬ、手を出さなくても。
彼は、下を向いて何気に言った。 「おれは、つまらん男になっちまった」 が、こう続けたのである。 「とはいえさ、いいものが何かは分かるようになったな」 そうして、嬉しそうに、甘い菓子を頬張るのだったが。
悲しみを癒すものは、何か? 激励や笑いではないのだろう。 自らの悲しみで、寄り添っていくしかないのかなと。 寄り添うこと自体、うざい領域があるにはある。 が、他に何かいい姿勢はあるのだろうかと、逡巡。 Jeff Tweedy performs "God" by John Lennon
地下鉄の座席に、キョロキョロしている爺さんがいた。 「あっ」 水泳用ゴーグルに覆面、ビニール手袋にコートも。 「そうだよな、そこまでやらないといけないんだよな」と。 ただ、爺さん、裸足でサンダルとは。 THE RUTLES - I MUST BE IN LOVE.
職業としての記者が成立しなくなってきている。 当事者がウェブで書き始めているからだ。 編集能力のある当事者が出てくれば、もう絶滅してしまう? せめて嘘・隠蔽・改竄には加担しないことだ。 微かな可能性。
人は条件や契機、環境で変わる。 善人が残酷そのものになることは、実際見受けられるものだ。 そりゃあまいるよ。 有史以来、解決不能の問題が蓄積しているのだもの。 朝陽と夕陽ぐらい眺めるようにしたいよな。
「子は親のものではない」と体感を。 では、親は? 「子のものなのかもな」と。 ふと、「人は、そう簡単には変われないよな」と痛感を。 親であれ、子であれ、何を、誰と、どのようにするかが、問題なのである。 Mary Travers The First Time 1970 Sydney
「つらさは、たえず自分だけ」と彼。 「そんなことはない」と伝えたいものの、ひどく消耗している様子だ。 ヤケクソで、「救う思想は、後から生まれるもの」と唐突に。 空は高くて、吐く息が白くなる季節だった。 2CELLOS - With Or Without You (2015)
「まるで高齢女性のシミチョロみたい」と彼は言った。 「それを言うなら、おっさんの臭い靴下みたいと言ってよね」と彼女。 何の話だろう? 政権批判のようだった。 わたしは、「小声で話してくれないかな」と。
黄金は大切だ、必要だ。 できれば、わんさといただきたいものなのだが。 が、家、それも人々が集まる家こそ、大切なのだった。 吸い寄せられて、めざす場所。 温かい飲み物がテーブルにあるだけで、上等だろう。 Sly & The Family Stone - Everyday People (…
親しい人を亡くしたとき。 茫然自失、挨拶などできなくなっていた。 そも、間違ったり、正しかったりする挨拶はないのだと。 どうにか発語していくしかない。 たとえ奇妙でも、自分から発せられる真なる言葉で。 Alison (Elvis Costello Cover) Sloop John B…
企業が移転した記事を読む。 50年後、今、住み始めた人たちは先見の明があったと評価される? 「どうかな」と体感していた。 来年、何が起きるかさえ不明だ。 去年の今ごろ、コロナ禍は予想していなかったもの。
豊かで幸福なのではなく、不幸。 貧乏人もまた、やせ我慢しようが、不幸である。 「えっ、ということは、不幸ばかりが蠢いているのか」と。 そうなのである、その通りなのだった。 だからだ、笑おうと想うのは?
人々に対して嘘をつく――。 何と友人知己までに、いい加減なことを伝えて平気の平左。 しまいには、自分に対しても嘘をついて知らぬ顔。 歪む、歪み切るのではないか。 そう想うのが素人なら、素人万歳である。
語源の多くを実は知らない。 『傷だらけの天使』の記事で、水谷豊氏がチンピラを好演とあった。 チンピラの語源とは? 調べると、「そうだったのか」。 「木の上に立って見るのが親という文字」の話にもうなる。 Jackson Browne | Walls And Doors | For Ree…
何が変わったか。 例えば立ち話が少なくなってきた。 そうした記事を読み、電車を下りて、歩き出す。 何のことはない、スーパーの前で話し込む高齢女性3人。 事態が事態だけに話は終わりそうにないのだったが。
今、大切なこと? 発語できることを保証し続けることだ。 しかも、発語し続けること。 「表裏一体とはこのことか」と想う。 言葉を失う事態と遭遇したとき、発語できる場所があると気づけば、安らぐはずである。 SAODAJ' - Pokor Lèr [Official Video "Sur l…