深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

帰路へ/身体から・245

眠っているのではないし、起きているとも言い難い。
寒くはなく、暑くもなかった。
適温というわけか。
ただただ呆けていた。
微風で我に返り、「いい風だったな」と。
地べたから立ち上がって、帰路を急いだ。

▲『思わず』(写真)
 久しぶりに電車に乗った。
 思わず、デジカメを取り出していたのである。
「古希を迎えたんだ。
 座ってもいいか」

www.youtube.com【洒落た言葉の嘘/今日も少しだけ】
「街は無料のトレーニング場」等々の洒落た言葉がある。
 トレーニングのために、スポーツ施設へ、お金を払ってまで通う必要はないというわけだ。

 よく分かるが、ただ、最近、「あっ、そっか」と。
 次の言葉と出逢ったのである。
 >(階段では)自分のペースで歩けない。

 まず、階段とは、何か。
 ネットには、「登り降りする段差のある通路」とあった。
「建物の階を移動するための設備として造り付けるほか、傾斜の大きい道などにも設置される」とも出ていた。

 その通路は、一定の高さで、造られている。
 つまり、自由な歩行の幅が少ないのだ。

 規定のものに、自分を合わせていくしかないのである。
 結果、自分のペースは壊され、結果的に苦痛を強いられていくばかりなのだった。

 やはり、起伏はあったとしても、自分のペースで歩けるほうがいい。
 山の愉しさは、たとえ辛いとしても、アドリブができるところか。

 そうしたことを想いながら、今日も、階段を歩いていたのだったが。
「緑道はいいよなあ」

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 身心の疲れ。
 除去するために、もっと眠っていたかった。
 が、目覚めてしまったのである。
「新しい賃労働になれてきたのかなあ」

 佳き日々を。