深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

誰もが死ぬという/老道・222

「ここには、すべてがある」との物言い。あるいは、「どこだって同じ」という確信を持つ人もいた。人は長生きすれば、病を得るし、認知症にもなる。そのうえ、誰もが死ぬ。そこに立脚すれば、そうなのか…。 ▲『開花』(写真)桜が開花した云々。葉の花も、ま…

まだまだ語られていない/言葉・271

毎日まいにち、数え切れないほどの会話が交わされている。ただ、実はね、語られていないことばかりなんだ。今も戦火・戦禍は続いている。「なっちゃねえよな」そう、今朝、頭の中で鳴っている言葉があった。 ▲『富士さん』(写真)相変わらずの富士。ひとと…

おかしくても、おかしくなくても/老道・221

認知能力が消える。結果、好き・嫌いや、快・不快で身心が動くといえば動くのが認知症とか。が、事実なのかどうかは、分からない。ふと、健常な状態でさえ、認知はあるのかと。そも、健常自体どうなのかと。※認知症で、大便をもてあそぶ人がいる。 好き・嫌…

曖昧さ/令和問わず語り・131

白か黒か――。だが、判断仕切れないことを枠におさめていいのか、どうか。曖昧さに耐えていくしかないのではと。やりすごしたりしながらでも。いつか出立点にいられるのかも知れないと、自らに問いながら。 ▲『わっ』(写真)「すげえなあ」そう体感を。驚い…

死はそこかしこに/死を想う・68

人は死ぬ、普通の日々にも。決してあってはならない事態として。誰しもに死への契機はあるが、順番はない、容赦ない。実は奇妙な日々の、普通の出来ごとなのだろう。そうしたことを想起する日々にも死はある。 ▲『ぶれる』(写真)チャリで走りながら撮れば…

才能よりも/身体から・243

才能だって?むしろ、日々の積み重ねだ。また、つなげていく持続性が大切なのだろう。さらに、道のりへの方向感覚も大切か。が、佳きことがなくてもいい。それで咎められるなら、それこそ問題ではないか。 ▲『よく来たな』(写真)熱いコーヒーを飲んでいた…

心がけてはみるものの/令和問わず語り・130

目の前の事態に悩まない。まずは受け入れる。それしかないからだ。いいことでなくても、恨みは避けていく。そうして、できることをしていくしかないのだろう。できるかどうかは分からないが、心がけたい。※このご時勢、随分とおめでたい物言いだ。 が、こう…

機嫌/顔・19

不機嫌。消費者は文句を言い、惹きつけようとする。今の社会を肯定しているだけに、実は鈍いのだ。だからといって、この時勢、機嫌がいいだけでは治まらない。釣り合いをとるために、表情を失うのもどうか。※文句を言い、立場を優位にする――。 ときと場合に…

お天気/言葉・270

話しかける内容は、大切だろう。が、声をかけること自体も重要だ。「いいお天気ですね」その言葉は特に深い内容を持たないが、そこで関係が生まれるのだから。いや、天気の話題は、バカにはできないのだが。 ▲『佇む』(写真)「咲き出したな」視ると、鳥が…

疑い続ける/身体から・242

一般の印象は疑ったほうがいい。が、暗黒は絶望で、光が希望といった安直なイメージも持ってきた。暗黒の世界に隠れ安心、光の世界で失明することもあるだろう。疑い続けるしかない。危ういバランスの中で。 ▲『人がほぼいない』(写真)平日の公園。人は当…

詳らかにすべし/マネー2024・1

生産の在り様を開示することは大切だろう。と同時に、交通・交換に関しても。あるいはまた、消費の事実についても、詳らかにすべきだろう。政治より経済が優先されている今だからこそ。先がないのでは困る。 ▲『小枝』(写真)落ちていた。林の中に。集合住…

生きていることが/映画にて・6

『モリのいる場所』を視た。モリは言うのだった、「生きていることが好き」と。「いい言葉だなあ」「そう、言い切りたいな」と痛感していたのである。そう想っていなくても、言ってしまえばいいのかどうか。 ▲『自転車道』(写真)稀に、ウオーキングをして…

成仏?/合掌・66

毎朝、お線香をあげ手のひらを合わせても、成仏とは関係がない。仏壇の中の人々は、もういないのだ。そうせざるを得ないから、しているだけか。死者たちを想う。そうして、命をムダにしないようにと、祈る。 ▲『またしても合掌』(写真)近隣の小さな図書館…

嬉しいこと/身体から・241

列に加わる、志を同じくする人々の。いい言葉だなと体感した。大量虐殺が、すぐには終わらないことへのストレス。列に加わり異を唱えれば、発散できるからではない。使命や快感でもなくて、単に嬉しいのだ。 ▲『切り株』(写真)「おっ」切り株はさまざまに…

セクハラまみれ/言葉・269

セクハラは気づかないうちに?例えば、女医・女子アナがアウトなのは、当然か。「ご主人の仕事は?」なる問いも、また。ご主人という言葉が変だし、職業差別ならぬ、区別も。解体という言葉を想起していた。 ▲『一服』(写真)本日は、チャリ徘徊を。「一服…

浮き足立つ/唄・109

悩み多き恋の唄。つまり、浮き足立っていることに変わりはないのだろう。どれほど複雑な歌詞やメロディー、リズムを持っていたのだとしても。ラブソングだけでなく、唄自体、浮き足立つ領域があるのだったが。 ▲『エレベーターの中』(写真)大雨の予報のと…

食べること/暮らす愉しみ・27

最近の愉しみ。広々とした公園を目指す途上に小さなちいさな店が。売りものは、団子と今川焼きだけだ。明るい婆さんが独りでさばく。そこで、買いものをし、味わうために、ひたすら公園へ向かうのだったが。 ▲『林の中へ』(写真)元気なとき、この場所を目…

戦争の身体/身体から・240

美しさを見せよう、顔だけではない。どのように?姿勢や歩行法、あるいは佇み方等々、人の動きの領域で、いくらでも可能ではないのか。気取りとは縁遠くできればいいのだったが。戦争の身体とは離れたい。 ▲『どっちへ?』(写真)チャリ徘徊時。「さて、ど…

加えて欲しい言葉/老道・220

LGBTQという言葉。そこに、老いも入れていいのではないのか。事実、差別どころか、区別されているのだから。今でも、高齢者がアパートを借りられない事実があるのだった。当事者として届いて欲しいと。 ▲『待ち伏せていた春』(写真)チャリ徘徊時のこ…

寛容もまた…/言葉・268

「寛容という差別」という言葉と出逢った。「そ、そうかあ」今こそ寛容が求められているのに、手ごわい視点だ。要は、上から目線というしゃらくさい姿勢があるというのだった。確かに、寛容の罠はあるなと。 ▲『雲よ2024』(写真)空を視た。「おっ」圧倒的…

手と手/身体から・239

母子で手をつなぐ場面こそ、美しいと想ってきた。今は違う。もちろん、美しいのだが、もっと幅があっていいと。想わず手を差し出し、手を取り合うこと。関係に限らず、今もまだ、切実に求められているのだ。 ▲『富士さま』(写真)帰宅して、狭いベランダへ…

「痛い」/身体から・238

生きるとは、何か?まずは、身体を動かしていくことなのだろう。動かせなくなったときが、死なのだから。ならば、「痛い」といえども、何とかしていくしかない。横になりながら、立ち上がっていくのだった。 ▲『ほいほい』(写真)春だ。が、相変わらず寒い…

プロって?/身体から・237

当然のことだが、誰もが初めは素人。ただ、始めた途端、行き着いたかのような人も。いずれにせよ、気づいて人は変化をしていく。仮に熟練しても素人の感覚を忘れていいのか、どうか。つながっていくために。※太極拳の師匠が言っていた。「下手なほうがいいの…

格差だってさ/当世労働者覚書・173

賃労働。真面目、かつ努力、工夫などをする善人たちがいる。が、資産を持っていたほうが、お金にはなっていく。至極当然のこと?それはそうなのだったが、「いいのかどうか」と考えてはいかないのだろうか。 ▲『春が来た』(写真)春である。金曜日、雪が降…

身長/身体から・236

身長で意味が違ってくることがある。例えば大きな人。多くいた1m50cmの人と、多くいる1m70cmの人とでは、意味が違ってくるはずだ。書き手の身長を知って物語を読み直す――。発見があるのかも知れない。 ▲『感嘆』(写真)歩いていた。見上げる。「うわっ…

無理はご免だ/暮らし・90

できれば、身の丈に合った暮らしを望んでいる。ただ、安易な閉じ方をしない日々だ。気に入ったものに囲まれて生きていきたいとも感じている。とはいえ、お気に入りは変わりもするが。無理だけはしたくない。 ▲『沼を視た』(写真)沼である。では、沼とは?…

バディもの?/映画にて・5

バディものが流行とか。が、昔からあったのではないか。主人公が2人1組で活躍する映画ジャンルなのだから。『危ない刑事』のファンである。あの賃労働を遊ぶ感覚は、まず持てないから人気なのだろうなあ。 ▲『チャリ徘徊族として』(写真)平日。チャリに…

出逢いたい/唄・108

楽器は、声に届こうとしている。その証拠に、名演奏からは声が聴こえてくるのだ。実は、楽器自体、声なのだったが。楽器が楽器の声のまま、たとえ人の声には聴こえなくても、愉しめる。その調べと出逢いたい。 ▲『人のいない場所で』(写真)かつて、お茶を…

明日のこと/死を想う・67

自分が死ぬ。が、それでおしまいではないのだ。家族がいるのなら家族、それ以外も含め、関係の中で生きていたのだから。そうした意識が持てるか、どうか。何より未来を破壊するもの・ことは多い、多過ぎる。 ▲『葉っぱのプール』(写真)久しぶりに訪ねた公…

人間だもの?/身体から・235

プレモダンも、モダンも、ポストモダンも、同じ相貌に見えるときがある。何故か。昔からの宿題だった、実は今も。「人間だから」と言えば、身も蓋もないのだったが。とはいえ、そう痛感してもいるのだった。 ▲『死体』(写真)自転車で徘徊していた。「おっ…