2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧
街中に出た。高いビル群の下、スマホを視る人々。「そうか」かつてSFで描かれた世界で今、暮らしているのかと体感を。が、「夢見られたほど豊かになったと言えるのか、どうか」とも痛感していたのである。 ▲『唄を聴いていた』(写真)公園のテーブルつき…
休日の予定を立てる──。賃労働もあり、概ねできないのだったが。ただ、「こうありたいな」と。予定を立てること自体が愉しみとなってしまった悪弊。が、その日を想い、覚束ないまま暮らし、暮らしていく。 ▲『いかすぜ』(写真)公園へ。「いかすぜ」やっぱ…
「考え方は変わるものだよ」と大昔の友人。実際、彼自身、反中嫌韓等の言葉を矢継ぎ早に繰り出してきたのだ。残念至極とは、このことかと。が、しばし話し合えば、昔の笑顔が現れたのである。うなっていた。 ▲『談笑』(写真)伸びた草の中でのこと。マスク…
目の前に華奢な女子高校生が座る。疫病対策用のアクリル板の向こうで、画面を視始めた。そうして注文を。わたしは食事を終えて、外へ出ようとした。と、そのとき分かった、トンカツを2人前注文していたと。 ▲『自転車道』(写真)チャリ徘徊。このときは、…
「肉や魚、野菜を食べる」という言葉。実は抽象語との指摘に、「あっ、そっか」と。実際、何の肉や魚、野菜なのかというわけだ。食べ方も肝心だろう。人は暮らしの言葉で存外、抽象語を使っているのだった。 ▲『足もとを視た』(写真)加齢とともに、後ろを…
ナチスの残党。戦後、過去を隠して要職に。総括をしようという活動に嫌がらせ、いや、それ以上のこともした。蛮行を受けた人たちの話は、信じてもらえなかったともいう。今の日本の話かと想ったのだったが。 ▲『土』(写真)「これからだぜ、これからなんだ…
アメリカは闘う前から考えていたという。占領政策をである。圧倒的な武器に身体性など、持ち出すまでもない。敵うはずもなかったのである。仮にそうしたことを知ったとしても、戦争へ進んだだろう阿呆ぶり。 ▲『モップ』(写真)プールの更衣室である。床を…
悪意のないことが、必ずしもよい作用を及ぼすとは限らない。善意が利権と結びついていくときがあるからだ。気づく。日常に巣喰ういくつもの視えない落とし穴。わたしもまた、落とし穴の住人だと呆然とする。 ▲『緑の壁』(写真)幾分は涼しいはずだ。暮らす…
貧困で愚鈍なのに、意味もなく美しい時間の流れ。思わず笑い出してしまうときも。明日を信じているわけではない。が、必ずやって来て欲しいと願ってはいるようだ。服についた汚れは払って、歩き出していく。 ▲『わたし』(写真)公衆トイレに、珍しく鏡があ…
マンガで出逢った台詞。「逆恨みなんて面倒を避けるくらいなら安い芝居ぐらいいくらでもするわ」若い女性の言葉である。学んでしまった、「そうか、その手もあったのか」。が、わたしにはできないのだろう。※できない理由を、考えてはいる。 ▲『夏の緑』(写…
今、自分が何と闘っているのか。決して言わない。隠しているわけでもないのだったが。どう闘えばいいのか、分からないからでもあるのだろう。何より、抱え切れないと分かっていることだけは確かなのだった。 ▲『自転車道』(写真)脚力の衰えを痛感している…
「花も気苦労が多い?」わたしは率直に尋ねた。すると、彼女は静かに、尋ね返してきたのだったが。「だって、いろいろな想いを、受け止めているわけでしょう?」なるほど、明るい想いだけではないのだろう。 ▲『富士さま』(写真)「爆発しないでね」そう想…
子どもは簡単には助けを求めない。事実、わたしもそうだった。人に分からないように、落ちていくばかりか。そうして、力を失い、消えていくのだったが。それではダメだ、力を注入する他者の手が必要なのだ。 ▲『座ってみる』(写真)白い椅子。汚れやすいの…
この国で、争いはやめて欲しい。「何故か」だって?元首相の命さえ守れないんだよ。ましてや、下々の命など、眼中にないに決まっている。争いが始まれば、まずの話、死ぬのは、わたしであり、あなたなんだ。 ▲『目が覚めた』(写真)近所の大学へ。『瞑想の…
直言は聴くことだ。何よりの力になっていくだろう。罵倒されてもいい、大切にするべきだ。2人の間に場所を作っていくからだが、そうでないのなら、相手にしないことである。益はなくて、害ばかりだからだ? ▲『視たくない』(写真)無粋な。されど、仕方な…
朝早くのことだ。食堂の入り口に何気に貼られた紙を見詰める、身なりを整えた中年女性。アルバイト募集の案内だった。信号が変わり、自転車を走らせ、振り向く。「そうか、暗算をしているのか」と気づいた。 ▲『明日は雪』(写真)あぢ~っ。「明日は雪です…
電車の中、「感染して当然」と、会話をする人たちを視て想う。人は、息を吐いて話すからだ。発語するとき、息は吸えないのである。話すは放す、外へと向かうのだ。屈託なく笑い合える日々は、まだまだ遠い。 ▲『夏のど真ん中』(写真)強い陽射し。燃えそう…
超能力は、必要がない。朝に目覚められれば。起き出して洗顔、食べて出すことから、1日を始められれば満足だ。そも、超能力と言いたくなる能力ではないか。服を身に着ける細かい動作もまた、驚きに値する。 ▲『夏の中で』(写真)写真を撮った日、木々も燃…
今もホラー映画は必要ない。奇々怪々な物語も。現実のほうが、遥かに空恐ろしいもの。内部事情を公表した仲間を平気でメッタ刺しするカルト集団もある。ダメな組織というより、組織とはそうしたものなのだ。 ▲『休みたい』(写真)一服つけたかった。が、テ…
今や、あ、今も、日本全国アベ化。嘘をついて平気、悪びれない手合いが増殖中だ。こちらは嘘をつく必要もないし、ごまかす必然もない。雅子さんではないが、「刺すなら刺してみろよ」と。阿呆なんだったが。 ※赤木雅子さんの言葉である。 インタビュー映像を…
遠いとおい昔のこと。よく走り回っていたなと。野良犬に追いかけられもした。野良猫だっていて、ネズミを捕まえていたのである。ただ、忘れてしまったとも言えるのは、臭いが甦ってこないからなのだったが。 ▲『ひと息つく』(写真)林の中へ。ホッとする。…
悪には、どう向かっていけばいいのか。単純に消滅させられればいいのだったが。一方、善は、いかに生まれ、そもそも何故に必要とされるのか?いずれ、酷暑の中にも秋の気配が。きっと生きていられるだろう。 ▲『グッタリ』(写真)休日、朝一でチャリ徘徊。…
嫌がることをしても忘れがちという。嫌なことをされた場合は、よく覚えているとか。想い当たるところがある。ふと、昔のあれこれを、あまり覚えていないと気づく。嫌がることをしていないと、願っているが。 ▲『座り込んだ方』(写真)厚い日だった。麦茶を…
電卓は便利である。とはいえ、計算とはどのようなことか知らなければ?途端に意味はなくなってしまう。実はこうしたことは、多い。ちなみに、愉快に暮らしていくため、算数・数学はどの程度必要なのだろう? ▲『5センチ』(写真)写真の木。実は5センチほ…
疫病に戦渦、酷暑に経済、宗教等々。当然だが、自国内だけではもはや解決は無理だ。理想主義の極北、前衛とさえ思える憲法にしろ。ふと合掌をしてきたし、しているし、していくのだろう。「ありゃまあだぜ」 ▲『昼の水』(写真)井戸水プールがぬるい日々か…
平気で切実でいられる才人。力がないことに賭ける人生を、選択していた。凡庸こそ愛とでも言いたげに。自分はダメというところから始めて、最後までダメでいようと。なかなかできることではない才能だった。 ▲『へえ』(写真)植物の力強さ。どこにでも、い…
賄賂にコネ、縁故の国。しかも、明治以来、政・財・官、おまけに宗教・マスコミが一蓮托生だったのだ。盗人が跋扈、何と血税は他国へ。かつて、左派右派ともに反米愛国だった。が、あの親力は、もうない。 ▲『陽射しへ』(写真)上り切ったら、強い陽射し。…
死は普通なこと?確かにいい・悪いではない。しかも、軽くも重くもなく、ただ事実としてあるのだろう。中には、死体を前に瞑想する人々もいる。普通なこととはまだ想えないが、異常なことではないのだろう。※死体を前にした瞑想。 そうした修行があるそうだ…
何もかも想い通りになるなど、あり得ないだろう。ましてや、心からのお礼・感謝もせず、実現することはない。例えばテーブルの上。コップを取ってあげるだけで、会話は自然と弾む。お金だけではない暮らし。 ▲『好きな場所』(写真)ゆるやかなカーブ。その…
「無関心と無関係は違う」との言葉と出逢う。確かに。無関心は、今の戦禍に加担したことになる。暮らしよりグローバル経済が主軸となり、無関係でもいられなくなった。ただただ暮らしたいだけなのだったが。 ▲『早く木陰へ』(写真)「あっ」木陰が視えた。…