深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

人は話す/感染症時代・7

電車の中、「感染して当然」と、会話をする人たちを視て想う。
人は、息を吐いて話すからだ。
発語するとき、息は吸えないのである。
話すは放す、外へと向かうのだ。
屈託なく笑い合える日々は、まだまだ遠い。

▲『夏のど真ん中』(写真)
強い陽射し。
燃えそうな木々か。
汗を拭いて、また歩き出した。

www.youtube.com

【壊れても壊れても壊れていく②/今日も少しだけ】
 肝心のアベノミクスは、明らかな失敗だったと想う。
 暮らしを視れば分かる。
 幸福感にもつながる可処分所得が増えたと言えるのか。

 大企業は潤い、下々には、恩恵なし。
 与え、振りまいたのは、幻想のみ。
 それも、嘘による。

 富裕層だけが、生き延びて、どうしようと言うのか。
 奴隷が必要だと想っていなかったのだとしたら、阿呆そのものだと、奴隷、あ、ルンペン・プロレタリアートは想うのだったが。

 貧困の実相を視れば、格差というより、もはや階級社会を強固に定着させてしまったではないのかと。
 痛感している。

 しかもだ。
 しかも、経済に冠しては、日本は果てのない沈み方ではないのか。
 金利は上がりようもない。
 円安、悪性のインフレの進行は、わたしにでさえ、分かる状況下だ。

 何より、集団的自衛権の容認には、「おいおい」と。
 敵基地攻撃能力だの、軍事費倍増だの、物騒そのものだった。
 しまいには、核共有まで出てきて、たまげ切ったものだ。

 しかし、憲法改正などしたら、宗主国がどう想うか、考えなかったのだろうか?
 まことしやかに暗殺説が出てきて、当然だろう。

 テロは、避けたい。
 が、しかしである。
 テロを生む出す要因を、元首相は生産し続けて来たのである。

 1人ひとりの命が大切にされない要因を作ってきた張本人の1人が、殺されたのだと想わざるを得ない。
 歴史の新たな教訓とすべきなのに、現首相には、その姿勢さえない。
 情けない。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「何より」】
 今日は、賃労働。
 途中から、学生時代の仲間と逢った。
 みな、元気。
 何よりだった。
 佳き日々を。