電車の中、「感染して当然」と、会話をする人たちを視て想う。
人は、息を吐いて話すからだ。
発語するとき、息は吸えないのである。
話すは放す、外へと向かうのだ。
屈託なく笑い合える日々は、まだまだ遠い。
【壊れても壊れても壊れていく②/今日も少しだけ】
肝心のアベノミクスは、明らかな失敗だったと想う。
暮らしを視れば分かる。
幸福感にもつながる可処分所得が増えたと言えるのか。
大企業は潤い、下々には、恩恵なし。
与え、振りまいたのは、幻想のみ。
それも、嘘による。
富裕層だけが、生き延びて、どうしようと言うのか。
奴隷が必要だと想っていなかったのだとしたら、阿呆そのものだと、奴隷、あ、ルンペン・プロレタリアートは想うのだったが。
貧困の実相を視れば、格差というより、もはや階級社会を強固に定着させてしまったではないのかと。
痛感している。
しかもだ。
しかも、経済に冠しては、日本は果てのない沈み方ではないのか。
金利は上がりようもない。
円安、悪性のインフレの進行は、わたしにでさえ、分かる状況下だ。
何より、集団的自衛権の容認には、「おいおい」と。
敵基地攻撃能力だの、軍事費倍増だの、物騒そのものだった。
しまいには、核共有まで出てきて、たまげ切ったものだ。
しかし、憲法改正などしたら、宗主国がどう想うか、考えなかったのだろうか?
まことしやかに暗殺説が出てきて、当然だろう。
テロは、避けたい。
が、しかしである。
テロを生む出す要因を、元首相は生産し続けて来たのである。
1人ひとりの命が大切にされない要因を作ってきた張本人の1人が、殺されたのだと想わざるを得ない。
歴史の新たな教訓とすべきなのに、現首相には、その姿勢さえない。
情けない。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「何より」】
今日は、賃労働。
途中から、学生時代の仲間と逢った。
みな、元気。
何よりだった。
佳き日々を。