深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

父母とともに/老道・95

今は亡き体内の父母は言う。 「もっと生きろ」 親たちもまた、きっと生きたいのだろう。 が、現実はどうかと言えば、視界不良、居場所は消えていくばかり。 だからこそ、自らの声がする、「生きろ、静かに」と。

走れない、走らない/平成問わず語り・62

とっとと走り出せないな。 足腰が弱くなったからだが、それだけでもないようなのだ。 走ることが必要なくなったのである。 いざとなれば、爆撃されても逃げられないから、逃げない? 見極めることさえできずに。

「いやはや」/この領土で・493

人を利用する手合いがいる。 しかも、平気なのだ。 ためらいもなく、自らに憤ることもなく。 人の性か、関係か、はたまた当たり前なのか。 それはまあいい、出逢いたくはない、呑み込まれたくはないだけなのだ。

失礼な譬えで恐縮ですが/この領土で・492

日本全体が引きこもりのようだ。 事実なら、引きこもりは弾き出されて、可視化されてしまい、明日への指針に? 必ずしも冗談とは言えないようだ。 病としての引きこもりは置いておくが。 それにしてもの日々だ。

奪われて/老道・94

超がつき、化が取れた超高齢社会という。 街中で実感することが多々ある。 電車に乗ったときの違和感は、優先席を逆転させ、元気な方用にしたほうがいいからだ。 ともあれ、高齢者の日々の席は奪われ続けている。

手抜きもできずに/当世労働者覚書・79

現実では、手を抜きたくても抜けないときがある。 せかされて、早くも、速くもできないときさえあるのだった。 「想い通りにはいかないものだよなあ」 嘆いても仕方なし。 されど、嘆かなくては視えないことも。

心の音/平成問わず語り・61

周辺の音を聴く、聴こうとしながら。 実は、静かな場所を求めて。 もはや核心を覚えていないと気づく、どうしたって。 が、あいつらとは違う。 嘘をつくのはごまかすためだが、そんな必要は微塵もないのだから。

梅雨の合間に/平成四季派・42

ともあれ、このままいけば、瓦解。 いや、すでに壊れている? 壊れてもこわれても、なお壊れていくのだ。 泥舟というより、紙舟以下、水舟に乗り込んでいるのか。 星さえ視えない夜に、とりあえず公園で歩いた。

不必要なのかも知れない/呼吸・63

望んでいることは、自分にとって実際に必要なのか? 希望はないより、あったほうがいい。 とはいえ、なければないで、一向に構わない。 実は、望むこと自体、不必要なときも。 深呼吸できることを忘れてはなあ。

声を出す/身体から・145

体調が戻ったとき、声が出るだけで嬉しい。 声を出すだけで、気分がよくなっていくときもあるのだった。 折角だ、少しの間だけでも愉しいことを話したり、歌いたい。 場所は緑溢れる場所、時間はいつでもいいな。

とんでもない世の中だ2018/この領土で・491

舌打ちしたくなるとはこのことかと。 ろくでもない輩がいるのだ。 痛むことなく嘘を吐き、人の想いなど感じようともせず、自分だけ。 驚くなかれ、この領土を守ろうというのである。 もはや国中がサイコパス化?

日々博打/情報前線時代・33

いたずらに拡大再生産される不安・恐怖を煽る商売情報。 一線を画すことが問われている。 とはいえ、何が当たるか分からないことも確かなのではあったが。 今や、情報と接すること自体、博打のようなものである。

当てにならない/この領土で・490

「気さくと、なれなれしさは違うよなあ」 実際、気さくな素振りで、食わせ者が。 なれなれしくやって来て、存外、真面目という場合もある。 人は視かけどころか、態度もまた、当てにならないときがあるのだった。

悟りだなんて/この領土で・489

「不安? 役に立つのかね」という映画の中の台詞。 が、不安も持たず人の役に立つのかなと。 いついかなるときでも、落ち着いている方もいるという。 だが、「落ち着かないのは不自由の証」と気づけないのでは?

酒席で本音を/些事の日々・265

酒の力を借りるのは分かる。 が、実際、どうなのかなと。 いつまでも続かないし、そも、翌日には忘れていたりして。 第一、伝えるべき本音があるのかどうか。 あるなら、すでに伝えているのではとも感じている。

驚くばかり/情報前線時代・32

もはや、どのような謝罪をしても心には響かないだろう。 届きはしないのだから。 せめてだ、理解できる説明をすべきだ。 納得はできなくても。 「あ〜に言ってんだか」の日々に、呆れてもあきれても驚いている。

面倒/この領土で・488

爽やかでニコニコしている小賢しい手合い。 平気で土下座さえしかねない抜け目のない輩もいる。 優秀な御仁は、とにもかくにも油断ならないものだが、ときの首相はどうだか。 とにもかくにも、ああ、面倒だ面倒。

起きてはいけない/合掌・63

アメリカの高校での銃弾。 本来、起きてはいけない場所での殺人だ。 が、戦地だからといって、いいわけではない、いいはずがない。 戦地はかつて、暮らしの場所だったのだから。 合掌の日々が、相変わらず続く。

耄碌妄想/老道・93

肌寒い日があった。 「いやはや、窓を閉めるか」 年を取ると、若いときに比べて抵抗力も落ちてしまい、気候に敏感になる? 鈍くなって敏感とは、これいかに。 何だか面白いことになってきたと言い聞かせている。

嘘2018/彼・76

できるだけ嘘をつかないで何とかやってこられたという。 彼に伝えた、「幸いだな」。 すると、「どうかな」と。 「だって損ばかりだし」 が、満更でもないはずなのは、仲間の静かな笑顔を知っているからである。

視えないものが/唄・75

リズムもまた視えない。 が、視えるもの、心をともなった身体を、動かしていくのだった。 天候に左右される日々に、視えないものが垣間視せてくれるもの。 自由と呟いてみる。 解放と言っていい場合もあるのだ。

新人だなんて/老道・92

自分なりの道? 気張っていて、「どうだかね」と感じた。 今や、そこかしこに信号機が、信号機のようなものが。 今日という新しい日を迎えられた新人として、呼吸していくしかないのだ。 今日があるかのように。

言論の不自由/言葉・141

言論の自由? 大昔、いつもと同じ間抜けな顔をしてテレビを視ていたら、「選挙後に必ず人は死ぬ」と婦人参政権を導いた方が。 いざとなれば、上下左右から自由に銃弾が飛んでくる。 だから言論に自由をと体感を。

フェイクという事実?/言葉・140

わたしも簡単に騙されている。 先方が巧み、わたしが浅学ということもあるだろう。 そも、疑っていたら先に読み進められない現実もあるのだ。 とはいえ、引用・出典元がなければ、読了後、疑うようにしてはいる。

狼でも豚でもなく/都市サバイバル・ノート308

負けないようにしていけばいい。 「狼は生きろ、豚は死ね」と書き豚肉代を稼いで、食べていたのでは洒落にならない。 病気の予防しても、いずれ死ぬ。 とはいえ、虚無に浸らず、負けないよう編んでいくのだった。

いるいる、あちこちに茶坊主/当世労働者覚書・78

「関係が悪くなってもいいから、金だけは持って来い」と、どやす輩。 大企業や官僚、ヤクザや体育会でもないのに。 単なる中小の会社で何を言っているんだか。 肝心のものを提供できない輩に実は多いけれどもね。

茶坊主を覚え切れないが、周囲もまた、「アジャパー」/この領土で・487

強要されてもどうかな、やらないんじゃないのかな。 要は、『北風と太陽』。 もっとも今や、茶坊主ばかりお出ましだけれど。 そも、共感できるなら、からだが自然と動いていくはずだよ。 そうだろう、違うかい?

お呼びでない2018/言葉・139

まずは真実ではなく、事実の開示だよ。 で、ようやく議論を開始さ。 話し合いの間は、多様な意見を尊重するに限るよ。 とはいえ、さまざまな意見が出ないほど萎縮しちゃってさ。 忖度なんてお呼びではないのに。

妄想だなんて/老道・91

妄想と言えば妄想でしかないだろう。 目の前にあることも含めて? そうだな、そうとも言えるな。 眠りは死の予行演習とも言うが、記憶喪失の実体験でもある。 とはいえ、眠りの中でも妄想を生きているのだった。

「言葉なんか覚えるんじゃなかった」だなんて/言葉・138

とどのつまりは、日々刻々と感じて想っている。 深く体感できるのは、言葉があるからでもある。 言葉を覚えてよかったのだ。 とはいえ、いつもいつも立派な言葉だけで体感しているわけではないことは、忘れまい。