2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧
野生のひととき。 都市を歩く、歩き続けるだけでも、体感できる。 しっかり立つ、バランスよく座る、脚力をつけるだけでも。 無論、甘んじてはいけないのだったが。 相変わらず、抗議を聴く耳は不在なのだから。 Iuta Upopo 「湯を沸かすほどの熱い愛」予告編
してあげたい――。そう体感できるのは簡単な理由だ。気づくと気づかぬとに関わらず、あれこれしてもらってきたからだ。簡単だが、いや、簡単だからこそ大切なこと。分断という壁をそびえさせてはならない。
広いほう、暖かいほう、明るいほうを目指す。 そうであるが故に、こともあろうに沈没してしまう…。 現実の話だ。 だからといってしないわけにはいかない。 そうでなければ、狭くて寒く、暗い場所のままだから。
賢者でも、この先のことはまったく知らない。 できれば禍が起きないことをと、今朝も願った。 だからだ。 素朴で落ち着いた、単純に繰り返していく暮らしならいいと。 実は、新鮮とはそのことではないのかとも。
誰が言ったのだろう、「今の憲法で困ってはいない」と。 巧いことを言うものだ。 学んでも間抜けなまま。 そもそも、加齢で忘れもするのだが、いっそ、間抜けなりの世の中をと。 堅苦しくないだけでも、マシか。
日本中、スパイだらけの様相だ。 すれ違うとき言葉少なく、あるいは無言で伝えるべきことを交換していく姿。 SNSを視れば実感できる。 戦時下なら袋叩きに遭う言葉も多いが。 実は正体を消している言葉たち。
信じるとは何か。 よく分からないし、分かろうともしていない。 ただ、大切なことだとは想う。 誰が言ったか忘れてしまったが、「とにかく信じろ」との強い言葉を覚えている。 開かれた気持ちになれたのだった。 Keith Jarrett Trio - My Back Pages
人は変わる、豹変する。 心根がやさしくとも、環境や条件などで。 残酷極まりないことを、平気でやってのけられるのだ。 だから、ブレーキをかける装置が必要なのだろう。 愛という意味不明な活路さえ大切なのだ。 Bob Dylan - One of Us Must Know (Sooner …
「そうか」と。 考えている姿が好きだったんだと、またしても気づく。 ただ、暗く淀みウツウツとしている姿ではない。 考えなしが蔓延っている。 その中、開かれていく方向で脳髄を耕す姿勢が好みだったんだと。
テーブルを前に座っている。 そこには1杯の熱いお茶。 「これほどのアイデアは、そうそうないな」と。 いい習慣だと感じられた。 秋が深まり、もうしばらくしたら、冬の前の明るさが木々から発せられるだろう。
「なるほど」と。 「保守とは既得権益の維持、革新とはその再分配」という言葉に頷いた。 保守でも、革新でもないことこそをと。 その場所さえ、瓦解しっぱなしなのだったが。 わたしを独立させていくしかない。
写真を撮ったときはすでに遅れている。 プロは凄い、写真にしてしまえるのだから。 選択もあるのだろうが。 見惚れた瞬間、わたしはシャッターを切れない、切るつもりもない。 気づいてシャッターを切ってきた。
自助・共助は散々やってきた。 公助があれば、しなくていいことばかり。 教育・福祉・医療の確かな構築を。 そこがしっかりしていればいいだけだ。 叩き上げのエリートという形容矛盾を生きる者には無理な相談?
「はじめは、みな、素人」と記された社員募集の看板。 「あはは」と思わず。 ただ、「最後は、みな、素人以下なのでは」と。 身体化された技は消えてしまい、プロでさえなくなるのだ。 「それで、いいよな」と。 Van Morrison - Wild Night (1971) 純潔(歌…
大切なのだ、機転を利かせることは。 礼節をわきまえ、ルールは当然として、マナー・エチケットに長けていることも。 ただ、それだけでは通用しない。 多少でいい、愛嬌も求められているのだった。 嘘ではない。 High Voltage - Chris Gray Band Live at Cel…
愛とは何か? むしろ、想いやりとは何かについて考えて来た。 日々の些細で、大切に抱いている想いというわけだ。 行いは相変わらず、巧くいってはいない。 とはいえ、抱き続けておいたほうがいい想いは、ある。
尾籠な話で恐縮だが、人生初の体験を。 咳をして 同時に放屁 独りかな いや、忘れているだけなのだろう。 今までにも体験しているはずだ。 ただ、緩み始めて、恥ずかしく、何だか新鮮な心持ちだったのである。
月をゆっくり眺めるとするか。 未分化な自己表現、嘘八百の報道、先のない単なる真似ごとなど、「冗談じゃないよなあ」。 だってさ──。 月みたいにすげえものが、無料で視られるんだ。 かまっちゃいられない。
最近のもの足りなさは何だろうかと。 例えば、犬や猫、小鳥や亀とともに暮らすことがなくなったからか。 小動物とのふれ合いが消えてしまったのだった。 目も、耳も、鼻も、皮膚も、寂しがっている。 口もまた。
すべての病が治せるようになったとき。 死はどうなっているのか? 健康のまま、死ぬことになる。 何のことはない、天寿をまっとうしたということだ。 万が一、老いが病の対象となり解決されたら、どうしよう…。
想う、「生きる意味がなくてもいいんじゃないか」と。 もちろん、あったほうがいいのだが。 ただ、意味を求める病もあるのだった。 生まれて死ぬ、その過程で笑みが少しでも生まれればいい。 そう想っていよう。 Mighty Sam McClain - A Change is Gonna Com…
辛いのではない。 悔しいのだろう。 その悔しさが辛いのである。 道に立っていたという。 家路をめざすしかなかったものの、家さえあるのかどうかと。 かくして、真っ先にしたのは、靴紐を結び直すことだった。 Eric Andersen - Blue River
頼ることは悪くない。 が、体感してしまう。 自分で答を捕まえないと、ついに何にもならないと。 与えられたものを呑み込んでいるだけでは、腹は破裂するだろうとも。 拙くていい、拙いからこそいいときもある。
中道の保守だという。 一体何なのだろう? 日中の外交を推進していくとも。 虎の尾を踏まなければいいのだったが。 それにしても正体不明。 もしかすると、詳らかにできる正体がない? そんなことはあるまい。 THE RUTLES - Hold My Hand (1963)
「SNSでは、声の多い、実は少数派」との指摘が。 確かに、そうなのだろう。 声の少ない多数派こそ、今を形成しているのだった。 そのことに唖然としながらも。 選挙前、幻想につかまることは避けていきたい。
「貧富の差さえ見えにくい」との指摘に頷く。 自らに閉じこもって、当然か。 見たいものだけではなく、見なければいけない事態を見よ、か。 目を覆う惨状の中でだ。 静かに、ゆったりと、しかも冷徹に見るのだ。
何で読んだのだろう。 「監獄に月日は流れない」と。 自然災害や原発事故、新型コロナウイルス感染症等々、監獄の中にいるようなものか。 が、確実に、月日は流れていく。 長く立ち止まっていたのだとしてもだ。
言いたい、「才能なんて関係ないよ」と。 大切なのは好きになれることのほう。 巧い下手もまた、どうでもいいかなと。 呟きから叫びにいたるまで技巧を求めても仕方なし。 声を、もっともっと声をと願う、祈る。 "Watermelon In Easter Hay" 2015.8.28 one m…
何度も試して、できるようになっていく。 知っていく、分かっていくこともまた、同時に起きている。 たまたま、何となく、いや、望んで始めたことで。 夜、小型ナイフで、鉛筆を削っていたことを想い出していた。 『あなたの旅立ち、綴ります』予告 Ray Davi…
山。 「随分と訪ねていないな」と、コーヒーを飲み始めた。 眼をしばし閉じて、夢想すれば、土や岩、木々などの風景が視えて来る。 が、肝心なのは、そこではない。 空気だ、空気を感得できることにあるのだ。