深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

仮面武闘だなんて?/遊び・11

会社では仮面をかぶっている? 何だか面倒だな。 家ではもっと、かぶっている? そもそもが、自分の思い通りにはいかないもの。 ただ、かぶらない場所を持たないと、何枚かぶっているか、分からないものなんだ。

笑みがこぼれる場所/地上物語・4

地上に、いわゆる楽園の国はない。 もしもあるとすれば、高齢者と幼児から、安心の笑みがこぼれる場所。 が、国である限り、あり得ない? 幻想は排すが、希望は捨てない。 捨てない限り、その場所が楽園になる?

よくないこととは知りながら/遊び・10

いじめはよくないと、子どもでも知っている。 では、何故する? そりゃあ、もちろん、楽しいからさ。 自分をも殺す快感を止められないのは子どもも同じ。 親和力が根付けば、傷つけることも怖くなるのだが――。

陽だまりがある/呼吸・48

安堵できるところを探してきた。 例えば、後々まで想い出したくなる風景。 陽だまりを決まって体感できる場所だ。 ほっとできる、つまり息がしやすい拡がり。 世界の果てへの想いは消えないが、今は必要でない。

自立していく/遊び・9

社会的な責任がとれない? が、人としての責任はとらねばならない。 そも、自ら望んでした場合、「しまった」と感じる前に身体が動いているときも。 そうして、年齢には関係なく、自立していく。 育っていくのだ。

晩秋にて/歩く・24

今日も狭い場所で、いくつもの想いを抱えて、歩いていく。 心を静かにしないと入っていけない場所を想いながら。 慰め合うことも大切だよ。 散りそうだもの。 そうだ、つき添うのではない、寄り添っていくのだ。

安心立命だなんて/遊び・8

今や、消えてしまった? 子どもたちの路地裏集団。 年齢の違う子どもたちが集まり、弾けてゆくのは決まって空の下――。 冬でも終わらない夏の声。 跳ねることができたのは、基本に安心感が根付いていたからだ。

聴き取れずに/情報前線時代・3

語らない自由という領域がある。 性同一障がいの人々に限らず、いちいち述べない場合も必要なのだ。 やさしい想い、聴き取れない言葉。 ダチをウェブ検索しても、出てこないものだ。 あの男、この女もまた――。

払拭していく/遊び・7

勝ち目はないので、逆らうこともしない? 命を握られていることは、百も承知だが。 とはいえ、気に入られるように、踏ん張ることはない。 認められたいのは事実だろう。 が、不安感の払拭はまず遊ぶことからだ。

何が何やら/この領土で・354

自然を征服するなど愚かな行為。 常識と想っていたが、違うようだ。 今や底のない寂しささえ隔離したかのよう。 柔らかいものはつかむことができないままだ。 つかむことを拒否した大声さえ聴こえて来ているよ。

老いてもなお/遊び・6

態勢を立て直す。 そうして、グルリを整える。 それからだ、情動がたくさん働く体験へ流れ込むのは。 いつまでも覚えていたいが、忘れてしまう切なさは手放すまい。 忘れることさえ、忘れてしまうのだとしても。

一番星を見詰めていた/老道・12

周知の伝説、朧な昔話、虚構のような逸話。 今ここの劇場化という社会的行為は消えた? 誰も所有しない、できない営み。 夜空には一番星が出ていた。 ボケ始めたわたしは束の間とぼけて、愛でていたいだけだ。

夕焼けをまた浴びたい/遊び・5

思い出していた、キヨちゃんやヒロちゃんたちを。 いつも、つるんでいたなと。 彼らは、わたしのように思い出してくれるだろうか。 残っていた防空壕や原っぱで、汗をかいた日々を。 何より一緒に視た夕焼けを。

毎日まいにち/姿勢・10

相変わらずだが、先立つものに困っている。 生涯にわたって、困惑していくのだろう。 だが、実際のところ、資産家たちこそ大弱りのはずなのだ? 貨幣制度が根幹の社会だもの。 わたしたちは、困ってはならない。

党ではなく/遊び・4

塔を作ろう、ただただ空へと伸びていく。 使うのは木と紐、鋸。 大きなおおきな塔を作ってみるんだ。 中に入って暖をとり、昼寝をしてみよう。 大切なことはただ1点、すぐに壊せる心のこもった塔ということだ。

火を前に/都市サバイバル・ノート263

寂しいだなんて、珍しいじゃあないか。 つき合いたいが、例によって持ち合わせがあまりないんだ。 構わない? それなら、フェアになれる場所で逢おうか、火を焚ける。 お前は食材、おれは酒と道具を用意するよ。

消費としての娯楽ばかりの中で/遊び・3

遊びに、テキストは必要がない。 正解もまた、お呼びではないだろう。 遊んでいると、自らが自らを知っていく。 身心を、深く広く耕すことができるからだ。 いつか収穫可能な果実を、自然に生産できるのだった。

余裕なし/地上物語・3

地球上から消えない戦争の怖さ。 エボラ出血も。 感染する両者には根幹に経済問題がある? 限界を見据え、身心の乱開発もやめなければ、実は地上さえ消えてしまう。 生き延びられると思う余裕はないはずなのだ。

教育なる誤謬/遊び・2

遊びでは、したいことを、したいようにしていくだけだ。 強いられた領域はない。 快こそが基本。 善悪や美醜、正誤という価値は必要がない。 正しい遊びなど形容矛盾、教育好きの勘違いが考えそうな誤謬である。

爆発してらあ/野の花チャイルド・27

可憐な花にも、爆発が潜んでいる。 宇宙が叩き込まれているのだ。 遠いビッグバン時の、すべての記憶が宿っていないわけがない。 喪失していればもう宇宙ではなく、咲くこともない? わたしたちの身心も、また。

愉快へ/遊び・1

遊びは、お互いを丸ごと受け止め合う契機の渦。 愉しいという想いが、関係の可能性も開いていく。 結果、自分で自分を受容できるようにもなるのだ。 年を重ねていても、立ち向かう人間に育成させていくのだろう。

勝たなくていいのではあるが/友へ・4

やはり負けることはない。 負けたとしても、停滞していては気が塞ぐばかり。 すり替えたほうがマシだ。 立ち向かっていくだけの力が目覚めるときもあるのだから。 そう想いつつも、お互い、今も余裕はないよな。

ここのところ/平成四季派・9

富士山が視える高台にいた。 空気はすでにして冷たかったが、息は白くはならない。 眼下に斑に色づき始めた街並み。 「寒くなるな、まいったな」 冬になる前の自然からの贈り物、いろいろな色々に息を長く吐く。

だからこそ果てしなく/子どもたちと・8

感情や行動を認めて欲しいのだ。 存在を抱きしめられたいのである。 それには、じっくりゆっくりと身心の声を聴いていくしかない。 まるで山彦のように応えつつ。 果てることのない包容はないと分かっていても。

味わう秋に/老道・11

スピードを上げていく営為。 巨大をめざす熱や、高くたかく伸びていこうとする願望――。 理解できる範囲ではある? が、いつしか、量は必要ではなくなる。 しかも、少しずつしか味わうことはできないのだった。

遺伝子より生活習慣が基本/健康法大全・3

健康寿命を延ばすには、“1日8千歩、うち速歩20分”が基本という。 長寿の遺伝子にもスイッチが入るとか。 歩き過ぎは逆効果。 疲れて、免疫力が落ちるようだ。 事実、スポーツ選手は風邪を引きやすいと。

前提のお金のその先へ/都市サバイバル・ノート262

父からは膝を、母からは胸を贈られた。 では、自分が自分に贈与すべきものとは? 膝であり胸でもある暮らしへの姿勢か。 が、それだけではない。 自らに発信し続ける姿勢が豊かなのは、たえず問うているからだ。

休憩時間も練習時間/天下の太極拳野郎・12

軸足を意識する。 相変わらずフラフラと。 想うように立っていられないのは毎度のことか。 無謀にも、「足裏を手のようにできないものか」と願う。 いつか一服つけることができるのだろうかと、休憩時間に入る。

語り出すとき/言葉・78

語らないことで語った、座り込む人。 「砂埃だけが舞う記憶しか残っていない」と言いたそうだ。 が、語るべきである。 いや、語らざるを得ないはずなのだ。 失敗を、全身全霊を賭して、語るときは今でしかない。

静止画のように/天下の太極拳野郎・11

瞬発力は重要だが、それだけではだめだ。 そも、いらない場合も。 力が余分な力を育んでしまう場合さえあるのだ。 動く、止まっているが如く。 そこまで行けるかどうかは不明だが、歩む、歩み続ける今朝の星と。