2023-01-01から1年間の記事一覧
体験して、経験として身体に根付かせる。いつか、花を咲かせるといいのだが。とはいえ、概ね育つことがない?何故なら、加齢とともに鈍感になっていくばかりだからだ。とはいえ、身体は覚えているのだろう。 ▲『枯れ葉』(写真)ゴロリとした。心地よかった…
母親が死んだとき、言われた。「がんでよかったですね」一瞬、「えっ?」と。その後、反発する気持ちが。長く覚えている言葉だが、「確かに」と、今にして想う。いわゆる介護地獄を生きていた人の言葉だ。 ▲『落ち着く』(写真)学生時代。講義の記憶はあま…
倍賞千恵子氏が、賞に恵まれたとき。身近な人と、喜び、そうしてすぐに忘れるようにしたそうだ。巧みだなと。過去にとらわれないで、今日明日に向かう姿勢。わたしに賞は無縁だし、老人だが、見習いたいと。 ▲『どっちへ?』(写真)「あれ?」どっち側へ向…
和平のために、今こそ理解し合う?できるのなら、幸運だろう。事実、程遠い事態が長くながく続いているのだった。もし可能性があるとしたら、何処にあるのだろうか?お互いの重なる領域、そう見定めている。※その領域が、争いでないことを切望しているのだっ…
いずれにせよ、人との関係やストレスが人生の基本にある。事実、認知症にしろ、関係がよければ、そうとは感じさせない。ストレスも少ないという。こう言ったら、怒られるだろうか。今、ここの戦場なのだと。 ▲『潜り込みたい』(写真)チャリ徘徊時、出逢っ…
認知症をはじめとした負の有り様。が、それこそ正ではないのか。人はふいに病み、人知れず苦しみ、いずれ死んでいくのだ。それこそが人の生と見定めておいたほうがいいとさえ想える。それ故、愛おしい元気。 ▲『ゴロリ』(写真)枯れ葉の上に座り込んだ。熱…
老いれば記憶も失っていく。脳にしろ内臓、当然だ。ともあれ、老いて失ったものではなく、今あるものを肯定的にとらえる云々との意見。「きれいごとだよな」いつも無一文という想いで、チャラチャラしている。 ▲『よし』(写真)木にとっては、迷惑なことだ…
今日も見た。「幸せな老後」という言葉。あはは、もうすぐ死ぬってときに、もしもだ、幸せだとしたら?その幸せを失いたくないと、死の苦痛が深まるばかりではと。冗談だピョン、そう記したい本日也ではある。 ▲『見上げた』(写真)以前、記した。こうだ。…
既得権益者ばかりだ。マスコミ、官僚、経団連、協会・団体等々。まさに自分だけ、お金だけ、今のことだけ。分からないわけではないが、今のままでは、続かないだろう。実際、破綻していることだらけなのだ。 ▲『「がんばっているな」と』(写真)近隣の図書…
痛感している。仮に認知症になったとしよう。「そのとき、ま、気楽な、面倒をかけない爺になりたいな」と。とにかく、手のかからない爺というのが、今の夢だ。いくつになっても夢は湧き出てくるものだなと。 ▲『お富士さん』(写真)夕方である。雪は視えな…
歯科医院の待合室。「小さく、細かく待つことの連続だな」と想っていた。定期クリーニングが怯えながら進行、何とか終わる。会計で、またしても待っていた。「待つことで人生はできているな」とあらためて。 ▲『熊を想う』(写真)熊も冬眠か。出没のニュー…
人生に苦痛はつきものだ。逆に苦痛を感じないとは幸運なことなのだろう。ただ、感じないケースはあるのだろうかと。ないと言ってしまえるのは、今は苦痛から離脱しているからか。眠れない虫歯の痛みからも。 ▲『あらま』(写真)ベンチでコーヒーを飲み終え…
率直な意見を、何となく聴いていた。「人生に意味はない」と彼は淡々と言うのだったが。わたしにスイッチが入り、想わず応じていた。「いいではないか、それで」意味という病も悪くないが、良くもないなと。 ▲『座る』(写真)「寝るより楽はなかりけり」そ…
親切や好奇心、未来。大切なことだろう。が、そうしたことにも、実は暴力性が潜んでいることを忘れるわけにはいかない。ややこしいが、事実でもあるのだった。一面的に礼賛するわけにはいかないことは多い。 ▲『愉しみ』(写真)景色を変える。自然の妙か。…
想わず呟いていた。「どれもこれもなっていないな」事実、戦禍が続いているのだから。お金にまつわる負の事態も随分と続く。ニュースとは無縁でいたい?実際、虐殺を想像させる映像が舞っているのだった。 ▲『山林に――』(写真)利用駅のすぐそばにある。い…
子どもが集中している。丁寧に、賢明に、しかも明るく白い紙に向かっていた。脇目も振らず、絵を描いていたのだ。もしも完成したとき、大人が破いたとしたら?今、それどころではない惨劇が日々起きている。※絵を描けない事態? ▲『お富士さん』(写真)いつ…
かじかんだ手。想うようには動かせない。ポケットに入れれば、太もものあたりが冷たくなってくる。そこで、手を出し、息を吹きかけた。実は、世界同様、温かい手で包まれたほうが自在に動かせるのだったが。 ▲『今年も咲いた』(写真)母親は、とうのう昔に…
周囲に難病の人が増加を。今年は、高校時代の友人を突然失った。想う、病があったり、介護を受けたりする地点こそが基本だと。人生総体を捉え直したほうがいいのではとも。健康を基盤に置いていては見失う。 ▲『あら?』(写真)自転車を止めた。車輪に、笑…
当然のことさえ教えない、いや、伝えない。そのくせ、怒っては叱る。諭したり、戒めたりも。罰することが前面に出てくるときもあるか。が、肝心な点は、親和性のもと、伝えるべきことを伝える、そこからだ。 ▲『のんびりと』(写真)枯れ葉。面白いところに…
食事の介助を。車椅子の高齢者で、認知症なのだった。まず、ぬるいお茶を。そうして、意識のみならず、無意識を探りながら、主食や副食を、順番にゆっくり口へ運んだ。問えば、微かな声で、「美味しい」と。 ▲『落下物』(写真)「あっ」落ちていた。他には…
「君は、他では通用しない」という言葉がよく、言われているそうだ。まさにパワハラだろう。背景の理由もあれこれ指摘されている。が、一言で済む。「そうした発言をする者こそ、他ではまったく通用しない」 ▲『一本道2023』(写真)一本道である。枯れ葉で…
遊び人がよく言う。「浮気の現場をおさえられても、あくまでも、ばっくれろ」「んな、馬鹿な」と想うが、案の定、もとの鞘におさまっているのだ。そうか、政治家は遊び人?たまったものではないのだったが。 ▲『うん?』(写真)「ああ、そうか」掃除をした…
加齢で下の世話をしていただく。愉しみのお酒も呑めなくなり、歩くことさえ覚束なくなる。高齢者になると丸くなると言われるが、概ね違うのではないか。介護拒否などよくある事態だ。ここからである、今も。 ▲『冬の紅葉』(写真)近隣は今ごろ、紅葉。冬の…
介護難民が出現するとは、長く言われてきたことだ。が、現状は?氷山の一角ではない、氷山そのものとしての問題が、ど~んと。次から次へと現れているのだったが。後は勝手にやらせてもらうしかないとでも? ▲『「えっ?」』(写真)ウェブで、上掲の写真を…
尊厳、ましてや自負とも遠いやっつけ仕事になるしかない介護の現状。怒って当然だし、呆れ、おかしくもなるのだろう。交渉のテーブル自体、脚が欠けている。倒れるばかりだ。が、放置しておけば怖いことに。 ▲『秋色』(写真)ようやく散り始めていた。「今…
賃労働でタクシーに乗ったときのこと。女性が運転手だった。今や珍しくはないが、60歳代後半だったのである。聴けば、かつてはトラックの運転手も。「わたしね、営業成績はいいのよね」と静かに語っていた。 ▲『色』(写真)秋ではなく、冬である。色がまだ…
弱ってくると、愚痴や不平・不満が出てくる。そうして、一段と弱っていくのだ。もちろん、言葉にした想いは大切だ。が、具体的に何をどうするのか考え、実践していくしかない。何もしないということも含め。 ▲『まだまだ?』(写真)今年の紅葉は、遅いので…
確かに、3Kだの4Kだのの賃労働はある。汚くて危険、きつい――。しかも、暮らすことさえ危ぶまれる給料といった按配だ。わたしもまた、同様か。が、高齢者になってまで働いているとは想いもしなかった。 ▲『小道』(写真)大道。オートバイに乗らなくなっ…
今、求められているものは、何か?生という一回性に着目したすべてのこと。その、かけがえのなさを想う。人は、死ねば、今ここに戻ってこないのだ、これないのだ。殺人が起きている限り、進歩・進化はない。 ▲『夜へ』(写真)夜へ向かっていく。黄昏の幻惑…
幸せな老後?人生がもうすぐ、終わりだというときに、成立するのか、どうか。というより、死が幸せとでも?ちなみに、何が起きるのか分からないだけに、予断を許さないとはこのことかと。老後の幸せも遠い。※今日も見た。「幸せな老後」という言葉。あはは、…