深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

息を吹きかける/身体から・228

かじかんだ手。
想うようには動かせない。
ポケットに入れれば、太もものあたりが冷たくなってくる。
そこで、手を出し、息を吹きかけた。
実は、世界同様、温かい手で包まれたほうが自在に動かせるのだったが。

▲『今年も咲いた』(写真)
母親は、とうのう昔に死んだ。
残されたシャコバサボテン。
冬の赤い花である。
今年も、律儀というか、摂理というか、案の定というか…。
やはり割いてくれた。

www.youtube.com【縁側こそ/今日も少しだけ】
 最近、肯定的な想いで、読んだ記事はあっただろうか?
「あっ」と想い出した。

 新聞ガミで視た記事である。
『52間の縁側』という高齢者向けのデイサービスの建物である。

www.japan-architects.com まず、写真が目に入り込んできた。
「いいなあ」

 気軽に出入りができるという。
 そこに感応した。
 結果、助け合いも生まれてくるのだろう。

 地域という言葉。
 中学校区が基準とも聴いた。
 が、地域が違う道路の向こう側へ、買い物へ行くなど、日常的だろう。

 やはり、地域が違っても、近くに『52間の縁側』があれば、顔出しはしてみたい。
 老若男女が集う場所。
 今、求められているのだと想う。

 縁側。
 集合住宅に住むわたしに、今、必要な場所か。

 どうか、今日もご無事で。


【追記/「あらま」】
 夜中に目覚めた。
 もしかすると、朝方暗い時分かも知れない。
「いけね」
 はいでいた布団をかけ直し、再び眠った。
 幸い風邪は引かず、「よかった」と、今。
 佳き日々を。