深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

2018-01-01から1年間の記事一覧

座ってみようか/呼吸・68

景気のいいことを言いたい。 が、どうにもこうにもか。 少しでも静かで落ち着いた心持ちが何よりである。 2018(平成30)年の最後の日に、だから、することが。 ゆっくりと座り、呼吸を整えていこうとするのだ。

緻密に計画的に盗られるシステム/この領土で・538

「何のために生きるのか」と考えられるのは、生きていられるから。 その前提がやばい、ニッポン・チャチャチャ。 娯楽だけに恵まれた監獄、病気でないホスピス住まい。 この世の軽薄な地獄と心して暮らしている。

砂上の楼閣の上にさらに/この領土で・537

幸福感を持てないのは当然だ。 人々を押しのけ、上へいき、幸せと勘違いしている連中ばかりだからである。 が、もういい加減、おれもいいや。 うんざりだもの。 逃げられはしないが、やられぬようにしてはいる。

内外へ/姿勢・28

社会性? 狭い会社の中の、さらに狭い仲間意識が基準ではね。 外へ開かれていくことが大切なんだよ。 致命的な傷を負っても、閉じて自壊・自滅するよりマシ。 もっとも内へ開かれることも、手放してはいけない。

「さぶいぜ」/平成四季派・45

寒い。 南国の友人が、「冷蔵庫の中みたいなんだって?」とメールを。 こんな日は死にたくないな、暖かくて眠気がやってくる日のほうがいいよ。 そのときが来れば別なのだろうが。 あ、暖房をつければいいのか。

「何じゃ、これは」/この領土で・536

悪いことだらけか。 それなら、せめて少しでも良くしようと。 すると、死が待っているかも知れない。 「地獄への道は善意で敷き詰められている」とは言いたくないが。 良くしようとすることが悪の時代という悪。

障がいのある場合/この領土で・535

障がいがある方に、「もっと努力を」と求めるケース。 「どうなのかなあ」と。 障がいがあろうがなかろうが、同じ努力でいいのではないか。 より強く努力を求める側のほうが、おかしいのである。 どうだろうか。

混乱にまみれてハッピークリスマス/歩く・54

為政者たちの関係自体すでにして滅茶苦茶の様相を呈している。 中には、「これこそカオス」と呟いた方も。 それはそうなのだろう。 が、混沌というより、混乱でもあるのだった。 渦に脚を突っ込み、歩み出そう。

もはや孤独は甘美でもなく/些事の日々・271

「1人になるため群衆の中へ」 古くて新しいテーマだ。 みなと生きるため、1人を死守する場合がある。 1人を生き切るため、みなと暮らす感覚も大切か。 ともあれ、孤独の広場で、孤独を味わうばかりのときも。

出世だって?/当世労働者覚書・89

出世を望んだことなど微塵もない――。 それなら存外サラリーマンも悪くない? ただ、誤解はされるだろう。 しかも、邪魔されたときに、按配は悪くなる一方か。 が、いいさ、ついに理解できないことなのだから。

勘弁してよ/老道・117

人生の愉しみ方を指南する書籍が、相変わらず売れている。 「どうでもいいよな」 どんなに暇であっても、成功者の自慢話につき合う暇はなし。 とはいえ、失敗者を支援する懐具合でもないよ。 ただただ深呼吸を。

手を入れて/老道・116

今後、廃屋が増える一方? 昔、ボロ家をよく見かけた。 手入れをする暮らしを感じたものだ。 住めるように、修繕され続けていたボロ屋。 あの風景と出逢えたことを、今、暮らし方の背骨としていきたいのだった。

集合住宅から出勤、そうして帰宅する日々に/マザーネイチャー・36

朝と夜、同じ樹木に再会する場所が違う。 当然のことに思い当たる。 上から視た樹木と下から視たそれとは姿などが異なると。 だからどうなのかは置いておき、まず愛でるのだった。 深呼吸の源の様子を一瞬でも。

今年2018/この領土で・534

川は汚れている、汚れ切っている。 問題なのは、すでに当たり前の風景になってしまったこと。 海にしろ、汚され続けている。 その恋人と言われる山も、また。 国敗れ山河汚され続けていくばかりの、今年だった。

何となるさ/食卓慕情・16

うんざりする日々である。 しかし、そうした折の、「美味しい」。 そう体感できるのなら何とかなるものだ。 1日に1度、いや、3日に1度でも感じ、かつ話せるのなら。 動植物はたまったものではないとしても。

辻褄は合わない/当世労働者覚書・88

辻褄なんて合うわけがないときも。 そも、すべての行動が、意志の結果であるわけがない。 無論、悪を許すと記したいわけではないのである。 要は向き合うことだ、ただ率直に。 理不尽でさえある現状に対してだ。

希望だってさ/この領土で・533

挨拶をしない。 時間も守れずに、嘘は平気でつく、つける子がいる。 しかしさ、責めるつもりはないよ。 そうさせてしまった誘引は、大人の側にあるのだもの。 希望は、そうだな、子どもが正論を嫌っていること。

何でもかんでも/この領土で・532

今でも名誉のためだけの闘いはあるのだろうか? 概ね功利のそれではないのか。 情熱的な冒険と言われても困惑してしまう。 背景には歪な広告合戦、しかも虚ろな。 敗者を偲ぶことさえ商売だもの、もういいよな。

聴こえてくるよ/この領土で・531

要は効率と言いたいのだろう。 が、大切なことは過程にもある、いや、過程にこそ。 勤勉や正義、実直を身にまとわせようとしても拒否反応しかない。 歴史を持ち出すまでもないさ。 阿鼻叫喚が聴こえてくるのだ。

体幹?/言葉・148

体幹という言葉が流通を。 肯定派から否定派まで、いろいろと。 実際のところ、どうなのかは知らない、分からない。 ただ、己の身体には呆れるときも。 今は暮らしの中で、歩きたいように歩けることが基本だと。

歴史上の1日/地上物語・12

今日もまた歴史上の出来ごと。 特に記されることがなくとも。 共通の営みがあるのだとしたら、何だろう? 例えば、人々は物語ろうとしているとでも言えばいいのか。 押し黙り、黙々と通勤しているのだとしても。

戦後の戦前・戦中/この領土で・530

原爆を使っていいの? いや、そもそも作っていいのか。 いかんでしょう、ダメでしょう、邪悪の極北ではないのか。 負けたからといって、そうしたことを何故伝えてこなかったのか。 その上での自治ではないのか。

戦争は知らない2018/この領土で・529

戦争に立ち向かえるわけもなし。 大の大人にしろ、子どものように泣き叫ぶさ。 そうでないのなら人でない、別の生物なのだろう。 別に近代的なことを言いたいのではない。 分からない輩に、とりあえず伝えたい。

命だけではない/マザーネイチャー・35

命より大切なものはない? どうなのだろうか。 だってさ、すべてが大切なのではと感じるのだ。 嵐も食卓も、ビルでさえ命とつながっているのだもの。 嘘だと想ったら、薔薇のトゲがない人生を想像してごらんよ。明日への遺言発売日: 2015/11/15メディア: Pri…

「ここは誰、わたしは何処?」みたいな/当世労働者覚書・87

会社は社員のものではない。 株主のもの。 分かっているけれど、納得はいかない? そも、満員電車からどうにか脱出、ようやくたどり着いた場所が奴隷工場ではいたたまれないよね。 が、そこからなんだ、一段と。

少しは楽になったほうがいい/都市サバイバル・ノート315

人前だからといって見栄を張ることはない。 バカを視るだけだ。 間違えたのなら謝ったほうがいいのは、実は楽になれるからさ。 負けは率直に認めるよ。 そうでなければ、真の敗北だし、そも、回復さえ覚束ない。

身心の脚力を鍛える/歩く・53

改札口を出て歩き始めた。 ほどなくすれば、目の前には長く急でもある坂道。 途中で小汗をかき始め、息切れがしてきた。 「えっ、これっぽっちでか、やばいな」 鍛えることを通じて、現状を維持していこうかと。

「おっかしいんじゃあないの」と思わず/この領土で・528

自己中心な人は避ければいいが、なかなかねえ。 中には誤謬を指摘されて受け止められず、切れる手合いも。 おまけに、何のことはない賭けごとが好きでゴルフに夢中。 まあ、お呼びじゃあないわな。 わたしがさ。

階級・階層化に明日はない、今日がないのだから/この領土で・527

貧困と虐待は結びついている。 分かりたくはないが、理解可能な文脈だ。 習って学び発見する学習ではなく、作業のように覚えるだけではやり切れまい。 挨拶しないのは、気持ちのよい挨拶をした体験がないからだ。

その先へ/月下の貧乏人・54

家庭に依存する国の教育。 年間収入が雀の涙で暮らす家族もいるのに。 やる気、協調性、粘り強さ、ついに計画性も奪われ、泣くことを知らぬ子どもたちさえ。 乗り越えた先を見せなきゃあな。 同じ貧乏人として。