2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧
いわゆる学はほぼない。大切な体験も経験まではいっていないようだ。「勘だけでやって来たんだよ」と彼は苦笑をする。「ほら、出たとこ勝負みたいな」「その陽気さがあれば何とかやっていけるさ」と伝えた。 ▲『足もとに春』(写真)「あっ」 黄色が目立って…
はしゃぐことと、明るさは違う。賑やかなことと、陽気さも違うのだった。心底明るく、陽気な方向を求めている。はしゃいだり、賑やかにしていくばかりの現状?ため息をつきたいが、阿呆として笑ってもいる。 ▲『道へ』(写真) 小道主義者である。 青年では…
写真に撮ってもつまらない。他人様の立派な家だもの。ただ、街中までの途中、住宅街も愉しませてくれる。赤や黄、青と、花々が庭に咲き出していた。街の相貌を変えたチェーン店等々には花1つ、ないのだが。 ▲『赤が飛び込む』(写真)「あっ」 桜の後には、…
つい、のめり込んでしまう情報。結果、遠のいていくことは多い。例えば、自然。「どうしたものか」と感じてはいのだが、ついついウェブの情報につながっているのだったが。まずは身体に聴くことからだなと。 ▲『枕』(写真) ゴロリ。 そうした感じだった。 …
心底、必要としていたのかと、ふと。例えば、エンターテイメント。とはいえ、世知辛い時勢は続いているのだった。「接している間だけでも、憂さが晴らせればいいよなあ」宗教同様、確かに阿片なのだろうが。 ▲『富士さま』(写真)『富士山』の出だしは歌え…
眠っているのではないし、起きているとも言い難い。寒くはなく、暑くもなかった。適温というわけか。ただただ呆けていた。微風で我に返り、「いい風だったな」と。地べたから立ち上がって、帰路を急いだ。 ▲『思わず』(写真) 久しぶりに電車に乗った。 思…
婆さんが鏡に向かう。一生懸命、こすっている。目の下のシミを取ろうとしていく。認知症だっただけに、何を話しかけようかと。見通したかのように、「取れるわけないよ」と鏡の中のわたしに話しかけてきた。 ▲『やはり木々』(写真) 林へ。 気分がいい。 呼…
死の恐怖?死ぬのに一生懸命のとき、それどころではないのではと。余裕があるとき、初めて死の恐怖も?今、想うことは、人はみな、死んでいくという実に当たり前のこと。当たり前の不可思議さに翻弄されて。 ▲『木肌』(写真) 桜が散った。 その後の樹木。 …
フラット。平坦な状態や等質な状態を指す言葉だそうだ。この世では、幻想なのではないかと痛感した今年の1月1日。今はもう、春を迎えているが、解決とは程遠い。合掌し、凹凸の世を体感しているのだった。 ▲『自転車道へ』(写真) 小雨、ないしは曇天。 …
良好な場所。ただ、食糧・食料が足りないなどの限界がくれば、どうか。牙を剥くしかない。いや、そうでもない、おとなしいもの?ともあれ、限界が来ないように今、何をどうしていくのかといった切実な問い。 ▲『枝の昼寝』(写真)「うん?」 寄って行った。…
よく分からないことだらけである。それはそうだろう。天才・秀才にしろ、森羅万象に通じている人がいるわけがない。ただし、よく分からないことに反応する人はいる。重要だというわけで、学べるのだったが。 ▲『美味しさの由縁』(写真) 久しぶりに美味しい…
人を守る営為とは、どのようなことか。互いの秘密を知って、相手と密会すること?そうではない、違うはずだ。手が、スッと自然に伸びていくことに他ならないのではと感じている。そうであって欲しいのだが。 ▲『春へ』(写真) 春の道だ。 春への道とも言え…
脳が衰弱していると、どこまでも歩いていくことができる。どうしたわけか。茫洋・亡羊として疲れを感じないから?ストレスを体感しなければいいだけなのだが。自分で自分を傷めつけないようにするしかない。 ▲『あっ」』(写真) 歩いていた。「あっ」 踏み…
かつて親しくした人。わたしの中で、今も若いまま生きている。老いて生きていたとしよう。万が一、再会したとしても、若いままなのだろう。話をしているうちに、若いころの相貌が現れることは分かっている。 ▲『切実な句』(写真) 重信房子氏は獄中で、遠山…
相倉久人さんは言った。「今、目の前にあるときだけが、ぼくのもの」残された人生で読みたいもの・聴きたいもの・見たいもののすべてと接するのは無理だ。今、目の前にあるもの。どう接するかこそが肝心か。 ▲『ヨーイ』(写真) 文字を記して、分かった。「…
生産性がない、いわゆる無能な人。が、痴呆症の人を、簡単には理解できない。介護職員のベテランでも、嫌な言葉だが、制御できないときが。無能な人になるのだ。無能な人ばかりで生き延びていく方途とは? ▲『自転車屋で感じ入る』(写真) 今日、自転車屋に…
最近の愉しみ。賃労働の帰路に公園へ出向き、熱いお茶を飲むこと。要はひと休みし、身心を和ませるのだ。特に何かをするわけではない静寂。夜空を眺め月を探したり、雨の日は音を聴いたりしているのだった。 ▲『会話』(写真) 仮に屈託があったとする。 そ…
明るくて風もない暖かい日。右手には舗装道路、左手には遊歩道が。「どちらに向かうかもう、分かっている」自動車に興味はなかったし、何より花を、春を、浴びたかった。自転車から降りて、歩き出していく。 ▲『いろいろな機能?』(写真) テーブルとなる。…
タチの悪い冗談がある。「いっそ認知症人格テストをしてはどうか」というのである。果てしなき介護の、この世の地獄が基本にある。合格者には人間の介護者、不合格者には介護ロボット。笑えない現実である。 ▲『咲いたか』(写真) 足もとを見る。「あっ」 …
青臭い?ただ、どうなのか。理想さえ語れない政治家たちを前に、「何故、政治家になった?」と問い詰めたい。裏金の裏の裏、裏の奥。「それぐらいあって当然だよね」といった言葉を聴いて、まずの理想をと。 ▲『その手』(写真) ときおり、桜を愛でる。 そ…
言葉は、どこからかやって来る。上からという人もいれば、下からという人も。いずれにせよ、脳内でのことなのだろう。が、身心全体が、発しているのだ。過去も、現在も、ひょっとして未来も繰り込みながら。 ▲『満開のとき』(写真) 全開時に、すでに舞い落…
介護拒否や意地悪な高齢者。糞便を弄ぶ高齢者もいる。「いっそ、介護ロボットの活用を」分からないではないのは、介護する側の疲弊は、この世の地獄から来るからである。いい悪いだけでは、治まらない現実。 ▲『満開』(写真) 今日の雨が、うらめしい。 が…
人殺しをして、合掌。また、合掌をして、人を殺す。さらには、合掌をして、殺人、その後、合掌という場合も。合掌するだけいいというが、実際はどうなのか、分からない。悪代官には、苦しんでもらいたいが。 ▲『まだまだ』(写真) 桜に柴犬、そうして富士山…
暖かいだけで、「ありがてえよな」と。浮かない、いや、沈むしかない状況下だもの。暖かいことが、これほどまでに嬉しいのかと。そのうちまた、辟易とする暑さがやって来る。が、今は、寒くないことを寿ぐ。 ▲『愉しき渋滞』(写真) 桜が満開である。 自動…
まだ歩行の定まっていない幼児が、わたしのほうへ寄って来た。そうして、笑う。思わず、「あっ、こ・ん・に・ち・は」と伝えた。背後の母親も笑顔になり、「今日は」。すると、幼児が、拍手をしたのだった。 ▲『小さな幸運』 信号待ちの、「ラッキー」。 そ…
隠れていたり、見え隠れしたり。かつ、境界線やおぼろげな領域も。そうした場所にある、実は生きているハリ。美しいと何故、感じるのか分からないが、そう感じたりも。いわば見えにくいものを感じる豊かさ。 ▲『歩く人』(写真)「分かるなあ」陽射しの届く…
分からないからといって、捨てるわけにはいかない。むしろ、いつまでも自分の中に収めておく。分からないことが、重要な意味を持つときは多い。何より、スッキリするには時間がかかる。今も分かりたいのだ。 ▲『春とはいえ』(写真) まだ肌寒い。 暖かいほ…
暮らしがうまくいっていないと、騙しやすい――。断言はできないものの、「そうかもなあ」と。この国の人々を想うとき。今ごろになり、戦争の後遺症が指摘されるようになった。途方に暮れても、ここにいる。 ▲『語らう』(写真) スマフォを見ながら、会話をし…
ルールやマナー、エチケットやモラル。閉じ込めるのでなければ、大切だ。基本は、本人の体調、からだの調べにあるのだろう。そうでなければ、どれもこれも遠い。不協和音もまた、いい調べのときがあるのだ。 ▲『ひえええっ』(写真) 今日は、平日である。 …
夏の暑い盛り。空には入道雲だったか。ふと、視られているかのような感覚にとらわれた。後ろを振り向き、空を見上げたが、何かがいるわけではなかったことを覚えている。小学生で半ズボンのころの想い出だ。 ▲『もうすぐ』(写真)自転車道で出逢った。「も…