深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

よく分からない/言葉・274

よく分からないことだらけである。
それはそうだろう。
天才・秀才にしろ、森羅万象に通じている人がいるわけがない。
ただし、よく分からないことに反応する人はいる。
重要だというわけで、学べるのだったが。

▲『美味しさの由縁』(写真)
 久しぶりに美味しいコーヒーを飲んだ。
 苦さが届いたのである。
 美味しさの由縁は、いくつもある。
 熱いこと等々だ。
 何より、地べたの暖かさを体感できたことか。

www.youtube.com【母がいなくなる?/今日も少しだけ】
 谷川俊太郎氏の発言は膨大だ。
 その中で、「あっ」と最近感じたことがある。

「母がいなくなる怖さ」について語っていたのだった。
 そう言えば、わたしにもあったなと。

 母は、心臓病があると、子どものときに聴かされ、「えっ?」と。
 倒れたときは、「ここに連絡を云々」と言われたのだろう。

 爾来、元気そうなときでも、ふと不安を感じることがあった。
 最終的には、80歳で胃がんのため死んだが、「心臓病はどうなったのか」と^^。

 母親の死は、自分が生きていけなくなるという恐怖に依拠していたのだろう。
 即物的にも、「今夜の食事はどうなるのか」といったことにも、つながる。

 生きていく。
 それは、親の死の恐怖を超えていくことでもあるのだろう。

 幸い、両親ともに、目の前で死んでいった。
 つまり、死の全容を示してくれて、いたずらに死を怖がることもないと、教えてくれたのだった。
「苦しむのは、嫌だなあ」とは想ったが。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 今日も賃労働。
 腰に来ている。
「ま、風呂で温めるか」
 佳き日々を。