深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

海や山も/戦争・35

戦闘による死よりも、餓死や病死のほうが多かったという。
恐ろしい人災だ。
食べられなければ、何をしでかすかは、いくつかの作品に。
病も他人事ではないだろう。
今、慰めにもなる海・山も遠くなるばかりか。

▲『木々の向こう』(写真)
「もういい加減にしてくれよな」と。
暑さである。
木々の下にいても、爽やかは遠かったのである。
木陰が何よりとは想いつつも。
「いつか、木陰より陽射しを求める日が来るのだろうか?」とかね。

www.youtube.com【夏の恐怖/今日も少しだけ】
 手をつなぐ、仲のいい老夫婦が、新宿駅で乗り込んできた。
 わたしの横に、夫が座す。

 そうして、真向かいの席が空くと、妻が向かう。
 その途端、夫はスマフォを取り出し、器用に操っている。

 何気に覗くと、若い女性たちの半裸のページ。
 次々に見ては、一瞬、じっくりと見るの繰り返し。

 荻窪駅に着く。
 夫はスマフォの画面を素早く閉じると、妻が夫の手を取り、下車していく。

 あまりの仲のよさ。
 恐ろしかった。

 どうか、今日もご無事で。


【追記/「さてっと」】
 しばらくしたら、プールへ。
 9月に入って3回目か。

 夏が去っていくのを体感している。
 惜しむには、あまりにも暑過ぎた?
 佳き日々を。