深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

平和のシンボル?/令和問わず語り・112

木々の多い公園へ出向く。涼風を求めたのだが、新鮮な空気を吸いたかったのである。麦茶を口に運ぶ。そうして、菓子を取り出すと、鳩が。次から次へとやって来て、テーブルの上にまで乗り、怖いほどだった。 ▲『沼』(写真)夏の陽射し。存分に受けていた。…

ウェブで報道された声を聴いた/この領土で・839

法律と道徳は違う。合法とされても、してはいけないことがある。違反とされても、しなければならないときが。元刑事の声を聴いた。身心に刻み込まれた嘘への反射的な憤りに、「捨てたものじゃあないな」と。 ▲『林の夏』(写真)この暑さだ。林の中へ入って…

縁側の身心/老道・199

知り合いの爺さんが言っていた。「縁側を通じた関係ってさ、大切だよね」そうして、笑って言った。「もう100円ショップで何とかなっちゃう人生なんだ」続けて、「侘しいのか凄いのか、分からないけどさ」と。 ▲『ハッキリと』(写真)富士。朧だった。が、ハ…

生成AIについて/当世労働者覚書・167

生成AIについて言いたいことが。あれこれ試し、「なるほど」と。多くの問題点の指摘も理解できる。が、一番の問題は、とどのつまり送り手の議論でしかない点だ。受け手であるわたしたちがいないのである。 ▲『縄文か』(写真)住まいの近隣にある遺跡。縄…

鼻唄を/唄・102

「そうか」と。毎日、口ずさんでいけばいいのかと体感していたのだった。仮に唄にならなくても。「それでいいんだよな」と体感していたのだった。完成された唄ではなく、その前の鼻唄こそに秘められたもの。 ▲『どうぞ』(写真)招かれる感覚に。「それでは…

赤い色/この領土で・838

学生運動は悪との印象が今、ある?「昔からだよ」と、彼に応えた。この国は、色で差別、いや、区別さえしてきたのだ。保護者は心配して当然、死んだら取り返しがつかないもの。「ただ」と言って黙っていた。 ▲『立ち止まる』(写真)ここで、奥へ行くのはや…

原因は?/この領土で・837

例えばオウム真理教。死刑で見えなくなった点が多い。何故、あのようなことをしたのかという根本的原因だ。原因が分からなければ、解決は遠のくのではないのか。遺族の方々には失礼なら、お詫びしたいが…。 ▲『またしても』(写真)公園へ。座る場所を探した…

表現?/情報最前線・59

唯一のオリジナルはない。出逢い、インスピレーションを得て解釈をし、表現してきたのだった。解釈したものを解釈し続けてきたのが、表現の歴史なのである。あの唄、この詩歌、その物語。数え切れない渦よ。 ▲『どうぞ』(写真)「どちらに座ろうか」少しは…

古希へ/老道・198

日々抗いたいことがある。抵抗しようがないほど、とりつかれて。今夏、古来希なる古希を迎える。実感はないが、足腰が弱ってきたことは体感、「何とかならんか」と痛感を。回収できない憤死もまた、ご免だ。 ▲『木々の中へ』(写真)夏。足・脚は自然と、木…

意味だって?/この領土で・836

元総理の妻は言った。「主人の死に意味を持たせたい」まず、「夫では?」。何より、「怨まれたから」という事実を受容すべきではと。人生の残りを、宗教団体との蜜月を詳らかにする仕事にあてては、どうか。 ▲『富士』(写真)さすがに、雪はない。「美しい…

昼月の幸せ2023/令和四季派・32

月は昼にも視える。天体で暮らすことを体感できる昼月。夜、太陽は視えないから、昼月には余計惹かれるのだろう。夜の陽射しはあるのだろうかと考えれば、アルコール?できれば人々であるのならいいのだが。 ▲『あぢ~』(写真)「歩けるだけでいいよな」そ…

わたしから別の者へと/令和四季派・31

木々もまた、緑のまま燃えていてもおかしくはない。そう体感させるほどに、容赦のない陽射しが全身へ。夏。わたしやオレというより、ぼくという心持ちに変えさせる領域がある。森の中へ入っていくのだった。 ▲『走る女の子』(写真)まだ就学前の女の子。た…

公園で/彼女・50

たまげた、上半身を露わにした女性がケラケラと笑っていたのである。「あっ、悪くないよな」暑い。何より、屈託を溶かすためにも必要だったのか。彼女はTシャツを身につけてから尻を払い、歩き出していた。 ▲『部分の夏』(写真)「あっ」足もとに光。そこ…

命の危険/令和四季派・30

必要悪とは巧いことを。例えば、夏のそれと言えば、エアコンがあるのではないか。もはや、「命の維持装置」との指摘。が、電気代は高くなって、命の維持さえままならぬ?遠い昔、扇風機が涼しかったのだが。※中には、エアコンを医療機器という方も。「なるほ…

陽射しまみれ/令和四季派・29

夏。自転車を止めて、汗を拭こうとして腕時計をとる。すると、そこだけが白いのだった。走った時間だけ日焼けをしていたことに、皮膚も時計のようだと。空を見上げれば、ちょうど昼食を知らせる位置に太陽。 ▲『惹かれる』(写真)小さな図書館。努力をして…

記入する/老道・197

無料の仏教講座へ参加した。次回のお知らせのとき、隣にいた高齢者が手帳を出す。視るつもりはなかった。が、何も記されていなかったので、目につく。秋口のページに、講座名を丁寧に記入しているのだった。 ▲『公園へ』(写真)原っぱだ。そこそこ広い。原…

1人が愉しい/天下の太極拳野郎・28

「人前ではやりたくない」という言葉を読んだ。何故か?どうしても上手くやろうとしてしまうからだというのである。邪心の介在というわけだ。その言葉と出逢って以来、一人で行うことが、より愉しくなった。 ▲『遠慮はしない』(写真)座った。周囲には、人…

転落の記2023/言葉・252

「そうかあ」と。自由奔放な女性を中心とした三角関係を描いた物語。自由への希求と想っていたが、「そうではない」と。単に飼いならしたいという作者の欲情の発露なのである。自由からの転落は、数が多い。 ▲『人は集まって』(写真)ただただ、木陰へ。そ…

手放せない/言葉・251

ものごとを分かるのは言葉で。言葉で差異をつけるから、つまり分けるから、分かるのだ。だからか、言葉がときに分断の誘因になっているのではないか?その懸念も。とはいえ、言葉を手放すわけにはいかない。 ▲『盗撮』(写真)脱いで寝る。気持ちも、身体の…

民のことを/この領土で・835

公務員の給料は税金からだ。天下り先も約束されていて、中には専用車を乗り回す連中もいる。秘書に交際費、果ては海外旅行へも。挙句が今の沈没と言っていい状況である。少しは他人、つまりは民のことをと。 ▲『オブジェの如く』(写真)堆肥を作るための、…

完璧?/当世労働者覚書・166

完璧を求める人。実は、「肯定感がないから」との指摘に首肯した。逆に、「肯定感があれば、完璧を求めない」とも言えるだろう。何もそこまでというわけか。わたしもまた、完璧を求めるときがあるのだった。 ▲『街で』(写真)角を曲がり、ふいに出逢った。…

邪悪な事態/令和問わず語り・111

いるのだった、邪悪で俗悪、かつ意地悪な手合いは。「壊れているぜ」と言いたい。実は、当然のことなのだとも想える疎外の前線。わたしは与したくないだけである。が、存外あるのだろう、そうした場合は。 ▲『寺の中で』(写真)夏向きの風情。「住みたいな…

奨学金の罠/マネー2023・2

大学の解体?その前に、壊れているのが、今だ。もちろん、多大な役割はあるのだろうが。ただ、知の悪を蔓延らせ、しかも、基礎研究はアウトの方向へと。そも、奨学金問題に、学者総体は立ち上がったのかと。 ▲『泳ぐ生き物』(写真)覗く。「あっ」メダカが…

つながりへ/言葉・250

失いそうな大切な想い。いや、すでに失っている領域も多いのだった。絆という言葉を為政者たちが使っていたなと。自分の中では死語としたい。が、つながりを求めることさえ、奪われるわけにはいかないのだ。 ▲『いいなあ』(写真)川面。しばし、眺めていた…

瞑想へ/身心から・110

瞑想とは脳の休養という。ただ、集中も求められているのだった。いずれにせよ、呼吸を意識、繰り返していくことに意識を向けていく。すると、抜け落ちていくあれこれ。1本の管として、わたしも坐していた。 ▲『何だかなあ』(写真)手前では工事。向こうに…

素通り/言葉・249

始めやすいことは続けやすい?そうとも限らないが、そうとも言える。どちらでも構わないとは言えないが、どうでもいいとは感じている。具体的に、何がどうなのか、分からないと困るのだった。素通りしよう。 ▲『都電で』(写真)「ああ、いいなあ」と。都電…

水の森へ/令和四季派・28

二日酔いの朝。「今夏、もつのだろうか」と。冬は着込めばいいが、夏は脱いでも暑いものだ。もっとも冬ともなれば、夏の解放を願うばかりか。そうしたことを、頭の中で転がし、目指すは冷えたプールだった。 ▲『夏のオアシス』(写真)工夫。夏の。助かる。 …

1人がいい/天下の太極拳野郎・27

いつも、新たなるものを求めていた。だからか、古くて新しい太極拳に惹かれたのは。誰もいないところで、行いたい。巧く見せたいという邪心が働いてしまうからである。静かに、熱く、冷静に自分と踊るのだ。 ▲『近隣の大学構内で』(写真)白い椅子。遠くか…

ゆっくりとだった/歩く・66

感じた、言葉がやって来た。「歩けるだけでいいよな」そうして、「そうだ、そうだよな」と再び感じていたのである。股関節を傷めて、痛みで歩けないときを想起したのだ。暑い中、ゆっくりと目的地へ向かう。 ▲『涼を』(写真)近隣のどぶ川。暑いときは、そ…

毎朝よくもまあ/車内慕情・22

毎朝、優先席に座る40歳代の女性。「よくやるよな」高齢者や障がい者、妊婦が前に立っても平気。座席にいないと倒れてしまう事情を抱えていないことは、サッと座る動きで分かる。嫌にならないのか、自分が。 ▲『ひと呼吸』(写真)雨や陽射しから、逃れる場…