深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

このまま?/交通路・3

浮ついた見栄に、役立たずの誇り。 横断道路を渡ろうとしたとき、感じてしまう。 他殺のような自傷に、果てのない悲観。 埃のように飛んでくる。 息苦しくて仕方ない。 だが、このままで済むわけではないのだ。

不安万歳/この領土で・486

余計な不安は持たないほうがいいとの声。 ところが、判断する側がフラフラだ。 つまり、余計なのかどうかも分からない。 いいや、不安が消えたら、逆に不安とも言える。 見え透いた嘘に、騙され続けてきたもの。

「そうか、そうだよな」/彼・75

彼は苦笑し言った、「毎日、生きていくことで精一杯」。 「そうか、そうだよな」 こうも話した。 「つながりを大切にすることだけでも大変でしょ」 居酒屋のテレビからは、ばれている嘘を話し続ける政治家の声。

落ち目の三度笠だから?/この領土で・485

ときあたかも、反中・嫌韓。 しかも、蔑朝とは。 呆れて、恐ろしいばかり。 あの不思議な髪型の彼は、この領土の首相より賢明、歴史の当事者なのだが。 蹂躙した歴史と同根の精神性が、今も現れているのだった。

大嫌いだ、悪党は/この領土で・484

好き嫌いは避けてきた。 「感情は持つものではなく、視るもの」との言を支えにしていた時期も。 が、実は、いい悪い同様、好き嫌いを言っていいのだ。 ときの首相は悪いし、大を冠して嫌いだと。 今、そう想う。

いろいろしているよ/健康法大全・13

太極拳に水中歩行、自転車走行などをしている。 そのことを伝えると、「元気ですね」と。 いや、元気なのではない、だからこそ身心を動かしているのだった。 無論、まったくの非力というわけでもないのだったが。

ただ生きていくだけだが/姿勢・24

五月晴れの日に想った。 「生死だなんて、それこそ不可解だよな」と。 何のために生まれ死ぬのか、意味はあるのかと。 神への賛歌のためにと体感する人たちがいても、不思議ではない。 ただ、与しないだけだが。

中高年の再就職問題/彼・74

資格を取得するだけでいいわけではない。 もちろん取らないで済む話でもないだろう。 要は努力し続けることが前提なのだ。 楽はできない寸法である。 「試験代等で儲けさせるだけではねえ、つまらないぜ」と彼。

大声で笑った/彼女・34

最近、出逢っていないなと。 気風がよく、さばさばしている人、それも女性で。 子どものころ、「ジュン坊、元気出しな」と肩を叩かれて笑う方がいた。 つられて、わたしも笑ってしまったのだ。 しかも、大声で。

いやはやもう/この領土で・483

逃げて当然の事態である。 とはいえ、日々の暮らしだけからは逃げないようにしなければと。 そもそも、逃げられやしないのだから。 つまりだ、逃げるしかない中、逃げられない場所で、逃げない、それだけなのか。

やけくそな/暮らし・34

何もしないでいよう。 そうしたやり方で、首を絞めるだけ絞めるんだ? あれこれ変えて、暮らせなくなるのはご免だけれど。 いつまでもつのかな。 今日明日の話ではないだろうが、もたないとしたら今の話だなと。

始原の場所へ/水百景・20

水辺や木々のもとに、人は自然と集まるものだ。 語らいにふさわしい静寂が満ちているからだろうか。 水は始原の故郷。 そうして木々は親しみやすい親戚である。 そう、心落ち着く場所で、言いたくなるのだった。

生きていく/交通路・2

何故、生きてきたのだろう。 「習慣だからね」との言葉を呟いた人もいるという。 悪くない、いいや、「いいなあ」と。 習慣は続けるものだ。 それならいっそ、心地よい習慣に少しでもして、生きていくのがいい。

安倍・志位なら別だが/情報前線時代・32

座談会の記事を読んだ。 関心が持てなかった。 方法が古くて仕方がないのである。 いっそ、会合での出逢いを活写したほうがいいだろう。 この際だ、ともに会合を作るところから活写したほうがマシではないかと。

隠れん坊主/遊び・23

小さいころしていた、かくれんぼ。 大きくなってもしているよ。 ほら、愛だの恋だのといった場面で。 見つけられたくはないのに見つけられたり、見つけて欲しいのに見つけられなかったりも。 一生続けるのかな?

休日のこと/老道・90

いつも求められている強さ。 速さや優秀さもまた、同様か。 が、どんどん遠くなっていく、失われていく。 そもそも、持ち合わせがなかったものな。 「さあて、どうするかね」と、雑草の上で大の字になり眠った。

定年の不安と、何より悦び/些事の日々・264

晴れて定年退職をする方が。 気軽に調子をうかがえば暗い声。 しかも重く、当然のことながら寂しそうだ。 深い理由があるのだろうか。 問えば、「あはは、驚いた? 実はさ、すんごく嬉しいんだ」と来たもんだ。

現実の上司/当世労働者覚書・77

彼は部下に言ったそうだ。 「不満? 冗談ではない」 部下が憤って、当然の言葉を率直に放ったのである。 すると彼は――。 「おれのほうが言いたい、言えることがある」と、ともに役員のところへ出向いたのだ。

死なない程度の切腹をば/交通路・1

「こちらのほうから縁を切った」 そう、強く言い切る人がいる。 理由は、とどのつまり、あれこれと面倒だから。 現実は、切られた挙句の発作的な苛立ちだったりして? 切腹は嫌だものね、痛いものね、でもさ…。

キングだ、コングだ/老道・89

ふいにキングコングを想い出した。 ただ、青少年がまず惹かれたという文脈でのことなのだが。 疎外感について想ったのである。 今、視直したら、どうなるのだろうか。 存外、高齢者にも響いてくるかも知れない。

勉強法の勉強/些事の日々・263

勉強法の勉強が必要だ。 まず目次をじっくりと読む。 それから本文を早めに通過し、後は覚えつつ、しっかり読み込む。 これだけでスピードは上がり、覚えもよくなるという。 「勉強法って、勉強していないなあ」

立つ/姿勢・23

「何だかなあ…」と痛感する日々に杯を空けた。 さりとて、スッキリできるわけもなし。 いつものように自律・自立ということを想う。 「それしかないよな」と力なく。 追い詰められた者の、最後の居場所である。

こりごり/言葉・137

読みたいものだけを読んでいる。 まずいよなと。 誤謬があっても、相対化できないもの。 とはいえ、書店に並ぶ本に手が伸びないのは、現状維持、いや、肯定するものが増えているから。 嘘はもうこりごりなんだ。

外へ/言葉・136

議論は閉じてはいけない。 開かれようとすること、開かれ続けようとすることだ。 問題は議論の外にあるのだから、いつだって。 だって、そうだろう? 議論を終えたとしても、問題は解決されたわけではないもの。

少しずつ、ついには随分と離されて/老道・88

月曜朝の雨は、たまらない。 歩き始め、「長靴にすればよかったな」と。 みなに抜かれていく。 そこで、周囲の歩幅と速度に合わせた。 が、少しずつ遅れを取ったのは、靴が濡れていたからだけではないのだろう。

父の顔を照らす朝陽/平成四季派・41

朝、稀に出逢う父子が。 過日、子は、「いつも朝早くてごめんね」と。 車椅子を利用しての通学なのだった。 父は真正面を向いている。 ふいに子の顔を視て微笑んだとき、陽射しはもう商店街にも差し込んでいた。

子どもたちのいろいろ/この領土で・482

鯉のぼりを視て吐き気を覚える女性がいた。 「当然だよな」 小学生を失った過去が。 泥水を視て浮かれるわたしのような間抜けも。 映画『ウッドストック』で視た若者たちは泥水で遊び、「健康的だったよな」と。

問題な信用/些事の日々・262

誰からも信用されていない――。 そのことに気づかないことに呆れる。 いや、違うな、気づいても平気なことに、理解が届かないだけか。 実際いるのだ、信用に無頓着でも生きていける手合いが。 感染症の如しか。

「衰えたなあ」/老道・87

衰えたもの。 記憶力に瞬発力であることは、あきらかだ。 集中力、持続力もまた、心もとない。 弱体化した領域は、まだまだあるだろう。 だからといって、居直らず果敢に切実さと誠実に向き合っていくのである。

身近な自然/マザーネイチャー・31

最近初めて視たことやものはあるのだろうかと。 半島の事態などを含めたくさんあるのだろう。 そうした中、水やりをしている見慣れた植物の生長が新鮮だった。 決してまっすぐにだけは伸びてはいかないのだった。わが街 [DVD]出版社/メーカー: 20世紀フォッ…