深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

臭っていた/令和問わず語り・13

昭和30年代のことだ。子どもたちは群れて遊んでいた。公害も出始めていたが、大声を上げて笑っていた記憶もある。何より、今と比べて臭いがあったのではないか。ただし、嫌なものとしては刻印されていない。

宿題に対峙/この領土で・612

アンダーコントロールだってさ。みな、やり過ごしているのだろう。そうでなければ、やっていけないものね。が、事実は事実。足もとは水浸しどころではない、焼けてもいるのだ、燃え盛ってもいるのだったが。 ザ・カスケーズ 悲しき雨音 (訳詩付き) ミスター・…

誰もが誰かの/死を想う・43

偉人に限らず、死を前に人の役に立つ――。あり得ることだ。例えば、肉親。死の実相を、周囲に隠すことなく、視えるようにする。結果、残された者たちは、自らの生を、よりよくしようと願うものなのだった。※必ずしもそうでない場合もあるだろう。 わたし自身…

分かち合いへ/当世労働者覚書・122

人は移動していく。何故なのだろう、どこまで行くつもり?嘘が潜んだ会話、脆い役目、あっけない肩書きなどが麻薬なのか。働く辛さもあるが、働き先のない辛さも。シェアが困難としても、方法はあるはずだ。

生き延びる道/この領土で・611

核兵器はなくして欲しい。今や肯定する強風も吹いているのだったが。場当たり的な視点も跋扈している。そも、場さえ視えない。が、やはり、わたしたちの狂気の、いや、正気の産物は消えてもらわなければと。

最近始めたこと/呼吸・78

呼吸が浅い。 速かったり弱かったりも。 荒いときもある。 身心には、明るく、気持ちのよい波紋が必要だ。 折をみては座り、息を吸いながら肩を上げていき、息を吐きつつ肩を後方へと回す方法を最近、している。 Brian Eno - Silver Morning 11月19日(土)…

度肝を抜かれる/亡命者覚書・2

朝の通勤路のこと。 歩行者は信号を無視、自転車は突っ込んでくる。 いざとなれば押しのける、この領土の人々。 いや、今だって、いつだって、どこでだって、我先にと。 毎朝、度肝を抜かれる感覚は手放すまい。 Neil Young with Crazy Horse - Rainbow of C…

守りたくない、攻めたくもない/姿勢・37

社会や文化、政治等々の人工性。いや、人工そのものか。が、底には、冬眠中だったり、目覚めていたり、あくびをしていたりする動物もまた、呼吸を重ねているよ。防御や攻撃の、その向こうへ行きたいのだった。

休日に働く人たち/当世労働者覚書・121

「遊ばないと、生産性が落ちる」という。確かに、その通りだ。が、しかし、いつもの違和感。自分の病や死など、家族のそれに比べてたいしたことはない――。そう想い、休日に電車に乗る人もいるのだったが。 映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学…

押し寄せて来ている/言葉・168

些細な言葉でも、関係の中で生きるときが。急を要するとき、必要とされているのだった。世俗に着地させるだけの、修辞に満ちた名言はいらない。今のわたしには。事実、押し寄せて来ているあれにこれ、それ。

もの笑いの種だって?/彼・103

「そりゃあ、懸命に生きてきたさ」と彼。「ただ、気が小さくてどうしようもないよ」従順ではない点もまた、ストレスになっているそうだ。「もの笑いの種かな」わたしは笑って言った、「言わせておけよ」。 「Give and Go」予告 「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひ…

「想い出せ」と自らに/情報前線時代・47

働き出したときインターネットはなかった。今と比べ不便ではあったが、図書館で調べていたはずだ。資料作りに忙しかったものの、呑気だった。お金はなくとも、何とかしていたものだ。何より、愉快だったか。

居直り/酒まみれ・1

覚えているよ、記憶を失うほど呑んだことは。ただ、実際のところは虚ろだし、どうだったのかと。いい年をして?そうだな、いい年をして呑み過ぎたのだから後悔もなければ、反省もあまりない。またやろうか。 Cowboy Junkies Live in Liverpool Helpless 映画…

馬の耳にジュリー/この領土で・610

友人の言葉を借りれば、牛が肉屋に投票しているような領土である。猫のいる陽だまりは、水浸しだ。犬の散歩コースには、視えない物質も降り注ぐ。さてもさて、この際である。豆、喰って、熊のプ~みたいな。 바버렛츠 The Barberettes - Be My Baby (Cover o…

天地左右状況/当世労働者覚書・120

企業の起こす問題が続いている。働きがいにつけ込んだ、やりがい搾取という言葉も。心の収奪というわけか。鎖以外、失うものはない時代が、今もなお。解放の旗を振る組織の階級性もまた、希望を撃っている。

労働者不足?/当世労働者覚書・119

労働者不足と言われている。現実にそうなのだろうか?実際は違うのではないのかと。安いお金で保障もなく、自由がない上にサービス残業をする働き手がいないだけではと感じている。要は奴隷不足なのだった。

お気楽な/マネー2020・2

財布を持たないときがあった。お金はズボンのポケットに入れていたのだ。紙幣さえ持たず、街へ出ていたことも。それでも愉快だったのだ。安上がりなものだが、今や、その基本が消え、堕落と言えるのだろう。 Hold On

軽蔑の対象/この領土で・609

真面目は今も笑いの対象のようだ。 一方で忍耐や努力などは推奨されている。 怒っている、怒りが不快であることを忘れないようにしながら。 真の面目を失っていいのかと。 快は降り積もらないとも覚えておこう。

賃労働で生きがい?/マネー2020・1

暮らしていくために、稼ぐ。いや、まずは生きていくためにか。3度の食事や月々の住居費、あるいはたまの店舗での飲酒代など。旅行には近ごろ縁がない。大切なのに、軽蔑されてもいるお金の立場はないなと。 映画『日日是好日』予告 Ol' 55

情報まみれ/月下の貧乏人・59

最先端の機器で情報と接し、何を得たか。柔らかい、されど痛切な批判・展開が求められているなと。何故か。情報は情報を生み、次々に情報へと取り込まれてしまうからだ。そう体感した夜に、月を愛でていた。 Chvrches - Get Out (on Sounds Like Friday Nigh…

真冬へ/令和四季派・3

温暖化と言われる一方で、氷河期との説も。加齢からか、冬は氷河期のようで、夏は温暖化の極みとも感じている。朝は、寒さで辛くなってきた。もはや望みは多くはない。ただただ陽射しが欲しい、少しでもと。 映画『ジャージー・ボーイズ』エンドロール映像

嘘2020/言葉・167

嘘をつかないという約束を守る。 難しい? 嘘をつこうとしない、守ろうとしていくだけでも大変だものね。 ただ、最初の1人として、始めてごらんよ。 周囲にいなければ、自分がつかないようにすればいいだけさ。 Chumbawamba - Tubthumping (I Get Knocked D…

指導者の要諦/この領土で・608

支持を出す。ただし、皆から視えるところにいて、ヴィジョンこそを伝えながら。以上、陣頭指揮に立つ指導者の要諦か。報道記事を読めばどうか。嘘や隠蔽、かつ展望なき言説ばかりが蠢いているのではあるが。 Peter, Paul and Mary - Blowing in the Wind

創ることへ/壁は語る2020・1

資料を探す。ウェブの登場で昔に比べ、遥かに便利になった。が、大切なのは、ウェブにもない資料を探すだけではなく、資料を編集、創ることにある。実は、探す・編集する・創ることは、三位一体なのだったが。 COVER URC08-明日なき世界 - 高石友也&ジャッ…

共に生きるのではなく/都市サバイバル・ノート328

排除は、結局のところ脆さへと結びついていく。脆いものが一段と、脆くなっていくだけなのだ。強がったり、着飾ったりすることはない。要は排除せず、裸でいられるかどうかなのだ。そうさ、だから共に在れ。

身心のバランスが整う/天下の太極拳野郎・23

電車の吊り革に摑まっているとき感じた。「太極拳があるから何とかやっていける」と。身心のバランスが少しでも整えられるのだった。賃労働とは別の時間・空間。つながる感覚とともに、ありがたいのである。

届くために/声・7

発声の練習をしようと感じた。声を上げるための練習だ。たとえ小さな声でも届くには、どのような発声がいいのだろうか?「声低く語れ」とは学んでいた。が、大声にかき消されない方法はあるのだろうかと。 HK & Les Saltimbanks "On lâche rien" (Japanese s…

お互いの苦/この領土で・607

人間は人間だが、動物でもある。 確かに自我の動物なのだった。 だからか、いつも優位に立とうとするのだ。 共に、お互いの苦を想うことはできないものか。 同情だけではダメだ、共存をも含めた同情でなければ。 Libertango (Astor Piazzola) - Esther Abram…

今もオウムのことを想う/この領土で・606

エリートにも辛さがあるとか。例えば、自分より優れた連中がたくさんいると気づいたとき。それだけで、崩壊する場合があるとか。苦笑してしまう。つくづくエリートでなくてよかった、オウムにも入らずにと。 Eagle Eye Cherry - Desireless

抜かれて行こう/老道・138

自転車で走っていた。急ぐ中年女性に抜かれ、ついにちゃらい子どもにも。「力を入れるか」そのとき、「違うな、抜かれ方を学ばないと、ヤバイよな」。そうした声が、とろけた脳髄から湧き出ていたんだった。 EAGLE EYE CHERRY - STREETS OF YOU