深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

人生万歳/おっさんの夏日記・6

「無駄な苦労はしなくていい」 「苦労は買ってでもしろ」 どちらも、「嘘でえ」、「本当だよね」なんだってばさ。 どや、たまには昼から、栓でも抜くか。

自転車にのって2010・2/おっさんの夏日記・5

女の子の自転車をこぐ姿が視界に入る。 続いて大汗の顔。 さらに細過ぎる脚が。 まだ柔らかい皮膚の強さで、坂道を猛烈にのぼってゆく。 のぼり切れば大きく息を吐き、凝視した。 それまでの背景、夏雲を。

ツイスト&シャウト2010/おっさんの夏日記・4

朝、頭の中でジョンの『ツイスト&シャウト』が鳴った。 通勤電車の中、自然と爪先がリズムをとり、脚は動き出す。 懐かしいものの、懐かしさにとどまらない今の唄。 まるで今そのもののよう、いや、今そのもの。

暮らしの唄・唄の暮らし

暑中お見舞い申しあげます。 冷蔵庫や掃除機、箸や皿は歌っていますか。 日用品も踊り出すといいですね。 暮らしが歌い、暮らしは歌う、 そうした妙を瞬時でも味わえるといい夏です。 暑さ厳しき折、ご自愛を。

今ここの危機

絶えずどこかで発生中の天災と呼ばれる常態に、 人災の最たるもの、餓死が混入しないことを願うばかり。 我が家の米びつの中身もまた、たかが知れている。 いや、状況を鑑みれば、なきに等しいのだった。

水の奥/おっさんの夏日記・3/プール絶景・5

「た、たのしいっ」 平仮名の大声を発し、プールの底から飛び出す子どもら。 「せんすいって、さいこう〜っ」 「そ、そ、そうなのか」 つられて、わたしも潜る。 潜水暮らしも忘れ、水の奥を想いながら――。

夢の切り株

個体の事情に合った座り勝手のよい切り株。 長い期間、目標とする木のみならず、森を見守り続けて、 ついに斧をあてなければ陽の目をみない。 そのとき、叫び声を聴くことになるだろう。 木の、森全体の──。

構いはしない/全裸主義者として・4

「どうだっていいぜ」と体感することが増えた。 例えば生き方の、いわゆる悩み。 そも、すでに生きているのだし、誕生より死のほうが距離は近くなった。 もはやスッポンポンで何ら構いはしない、身心ひとつ──。

同感です

「年でさ、暑いの、苦手になっちゃってさ」 近所の高齢者に元気がない。 ついと空を仰ぎ、「梅雨、とうにあけたんだね」。 続けて、「ま、こりゃあ、どうしたって嬉しいけれどね」。 笑顔をスクッと立ち上げた。

ヘイ・ジョー2010

貧血気味の想いで、貧弱な言葉をまき散らすだなんて…。 逃げるべき場所からは一刻も早くおさらばさ。 そこに、居続けたとしても。 声が潰れるまで、いや潰れてもなお歌い込める、1つの太い唄を書いていこうか。

テッテ的な

おいおい、ついに夏だぜ。 暑いぜ、いかすぜ、脳天に来るぜ。 あ〜に、しみったれてんだか。 たまさか、「つい今しがた、自分が死んだんだよ」とでも? どや、まずは気付けの1杯っ!

川を歩く・1/おっさんの夏日記・2

川を遡った。 足下をすくわれ、1歩、また1歩と進んだ。 強い日差しは容赦なく、結果、汗はかいていたが、涼しさに満ちていた。 頼りは、バランス感覚のみ。 夏限定の清々しさに、身心はひたすら悦ぶのだった。

夏を迎えて/都市サバイバル・ノート71/おっさんの夏日記・1

暑い1日の爽快、熱い露天風呂へ。 口をだらしなくあけ、雲と雲のご近所付き合いを眺めていた。 傍らでは、湯煙がケラケラと空へ向かって、のんびりお散歩を。 つられて湯に浮かべば、力が蓄積される昼寝の如し。

森を抱きしめる/お前がパラダイス2010

お前のやさしい心根は生もの。 厄介なことに、腐りやすい。 でも、いいんだよ。 たとえ朽ちても、腐葉土となって身心の森を豊かにしてくれるから。 お前には、涼風を生む森の根源がまだ、静かに眠っている──。

人は等しく壊れていくが…

彼は呟く。 「馬鹿な話だが、病気になって人様を強く思うようになったし、幸せを深く感じるようになったな」 そうして、こう目を細める。 「むしろ家族のほうが大変なんだよ…」 屋外に出れば、すでに夏の輝き。

弾け方

魂の波打ち際で戯れていると、 きょうび、悪意の波にさらわれる。 そこでだ、 ヴィジョン欠落の単なる否定の言説を垂れ流すのはやめるんだ。 それで? 今も名付けられていない欲情の一片を語り始めようか。

上の空

途轍もなく寂しい街外れにいても、もう平気だ。 やけに埃っぽい、スポーツ新聞が舞う、 深くさびれた街にいたとしても。 入道雲を呆然と、 飽きることなく眺める愉悦まで、後、半歩。

雨や鳥(ルビは、あまやどり)/呼吸・20

雨の中、一羽の鳥が濡れながら飛んでいく。 水平に、あくまでも水平に。 そうして、ふいに高度を上げ、素早く落下を。 視界から消えた場所では、 古くから親しまれてきた木々が、 今日も静かに呼吸をしている。

俺たちは、広く分厚いテーブルを前に、腕を組む。 議論はとうに厭きた。 もう火の酒を口に運ぶ段だ。 遠慮なんぞいらぬさ、たらふく食らおう。 テーブル中央に飾られた一輪の野の花を、眼差しの束で愛でながら。

亡命者の手記を読む

地下に鋭く呼応し、 骨太な光を放ちつつも、地上に現れてくる言葉。 脈々と続く、明日を開示する言葉の系譜に、 わたしは通いつめ、 生きる脚力を維持していこう。

唄といつまでも

唄を聴いているだけでなく、 歌い手自身の耳への響きとともに聴こうともしている。 聴き終わった状態を決して想像することなく。

今朝の矛盾

瞑想衝動。

?へのはてな

「?」の形は、いかにも疑問符。 誰がいつ編み出したのだろう? それ以上に気になるのが、 「どのようにして定着してきたのだろうか?」ということ。 不思議だなあ…。

血達磨

知まみれの痴だらけ。 知だらけの痴まみれ。

日曜日のヤクザはブタさんチーム/絶望の精神史2010

「政治の死=人々の自律・自立」 視てしまった夢が、幸・不幸の2つの拮抗を退ける。 夢を持てた幸と実現遠い不幸が一体化して、消えない模様を心の背中に彫りつけていく。 後は、そうだな、元気でいくだけさ。

オン・ザ・ロード1/全裸主義者として・3

足首についた靴下の、多少の痒みを伴い、 実は感じ取れない痛みの痕跡。 気づいたときには、蝕まれていることもある。 思い出す、 かつて夏の路上が裸足で歩く場所だったことを──。

実感

脆さこそ人。 闘えば、命を失うようにできている。 益ある争いなど、ついにない。

激しい雨2010

雨が激しくなる。 足下から濡れていく。 傘を握り締め、足早に帰ろう。 生きる目的の如く。 歴史が今も、「俺を読み抜け」と強く言う。 暦の束縛から身を剥がせとも。 ずぶ濡れの身心で家へ、そう家へ帰ろう。

ハロー・アイ・ラブ・ユー2010

さあ、行こう。 悪い予感? 構いはしないさ、出立しないことほど不吉な今もないのだから。 さあ、もう行くんだ。 準備が残っている? 大丈夫、脱ぎ捨てるための行路だもの。 さあ、行こうぜ、日が昇る前には。

お墓2010

墓は、裏どころか、横にも廻る。 ただあるだけの墓を眺めつつ、 その中で暮らす人々を感じながら。 手のひらを合わせれば、 身近な謎の猫も寄ってきて、 わずか1周の、心鎮まる賑やかなパレードの如し。