2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧
本来、 奪われるものなどないはずなのに、 肝腎なものを盗まれている感覚が、 消えない、消えやしないさ。 な〜んて感じているわけよ。 どや、もう1杯!?
地球温暖化が事実なら、 青空・太陽、 そうして何より人々の元気こそ、 希望を砕くもの、 闇夜こそ夢見る明日。 どすこい、 暮らしのどんでん返し、 すべての比喩の変革。
「大地に食を乞う人」を 乞食と呼ぶならば、 あらさっと、 人類皆乞食。 てんつくてん!
多少の融通がきくからといって、 薄いガス室にいることだけは、 忘れまい。
痛みで眠れぬ夜、 これもまた 正常なことだろうに。
万の言葉が費やされ、 たった1つの事実が伝わるときもあれば、 たったの一言が、 万の真実を明らかにするときもある。
「研究とは九つの穴を研くと書くんだよ」 そう教えられた。 九つの穴が、より外へ開かれ、通じていくよう、 ゆったりと座ってみる。
生き延びるために、 生きているわけではないが、 生き延びようとしている。
卑怯だからこそ、 卑劣な逃げ方だけはすまい。
愛犬が人目を盗み、素早く骨壷を倒す。 飛び散る父の遺骨。 叫び声を上げる間もなく、 室内に骨が食べられるジャリジャリという音が響く。 唖然としつつ、 ふいにやって来た言葉は、 成仏。
死ぬまでに1度、言ってみたい言葉がある。 「この世から、とうとう戦争の火種が消えたね」
願いは1つ。 家族への無事な帰還。
できる子・できない子、 それがどうした?
呼吸を整え、 できるだけゆっくりと目を閉じる。 全身はすでに、 これから始まるだろう荒々しいことに、 激しく反応していた。
恋する女のまなざしから 滲んできた 密林の気配。
2008年がくるなんて、 思ってもみなかった。 5億年後も来るんだろうな。
花はどこへ行った? ここさ、 ここしかないさ。
束の間のくつろぎのために、 汗水を流す。
永山則夫のことを考えている。 ずっと、 ずっとずっと。
子どもと再会した瞬間、 全身に走る明るい破裂。
なじみの木を思い出すだけで、 呼吸が深くなっていく。
自殺ぐらい1人でできる男になれ。
夕暮れには薪に火をつける。 集まってきた仲間たちは多くを語らない。 静かにゆっくりと酒を口に運ぶばかりだ。 そうして一晩中、火のダンスを見続ける。 月と星々も仲間に加わってくることだろう。
幼子の右手はやや上方へ自然と差し出される。 その手を、母の左手がやわらかく握った。 2人は、歩き出す。 父が降りるはずのバス停まで。
山頂で腰を下ろし、 握り飯を食す、 手の感触を味わいながら。 見晴らしは一段とよくなる。
毎日の食卓に並ぶ 国境線を越えてきた物語に 目を見張る。
100年後に生まれる本能だってある。
コソコソ話のほうが、よく聴こえるのにね、 とってもよく見えてしまうのにね。
戦後の今は、戦中であり、戦前でもある。 生き延びる自信なんて持てるわけないか。
一連の「曇天の背景の希望の青空を忘れるな」という物言い。 青空の背景の漆黒の宇宙を忘れてはいないか。 私は、曇天を疎んじない、受け入れよう。 青空なんてなくても構いやしない、そこからだったはずじゃあないか。