深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

迎え入れる/介護時代・9

物忘れは加齢で激しくなっていく?
確かに知識は忘れていくのだろう。
が、感情の記憶は残りやすいとか。
関係を佳きものとするため、できることはある。
相手を迎え入れる器量が今も、求められているのだった。

▲『痩せて行く』(写真)
 地上に出てきている根。
 痩せている。
 が、元気そうだ。
 まるで老いの元気のように。

www.youtube.com【トイレのゴールデンなウイーク/今日も少しだけ】
 高齢者で、何度もトイレへ行く人がいる。
 身体事情があるのだろう。
 心や脳の事情も、また。

 認知症なら、トイレで座ったことを、すぐに忘れてしまうこともあるだろう。
 自らトイレへ行けるだけ、いいのかも知れない。
 中には糞便を投げつけたり、食べてしまったりする人も。

 ちなみに、わたしは少し長く生きてきて、ゴールデンウイークとは縁のない暮らしになっている。
 賃労働が飛び飛びであるような暮らしぶりなのだった。
 曜日の感覚が喪失している。

 もし、今、少しは休みを取れたら?
 読みたい本から片付けたい。
 聴きたい音盤や観たい映画も、たくさんある。
 溜まり切った新聞等々もか。

 そうして、プールで浮かび、適度に歩き、太極拳を舞ったり、自転車で走ったりもしたい。
 簡単な瞑想も。

「今、ここにすべてがある」
 そう言い切れるほど、思考を突き詰めてはいないが、遠くへは行かなくてもいい身体性になっているのだった。
 何より、家計の事情もある。

 トイレは近くなっている。
 まだ、自分で歩いて行く。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「あらま」】
 気づけば、あはは、「眠りこけていたな」と。
 身心の疲弊を感じてはいる。
 が、かつてとは違うようだ。
 佳き日々を。