深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

言葉を殺した人/言葉・282

一炊の夢。
飯が炊き上がるまでの短い間に見る夢のことという。
要は人生の儚さのたとえというわけである。
殺された首相の記事で、想い出した言葉だ。
どれだけ言葉を殺したのだろう、要は人を殺したのだろう。

▲『今日も朽ちる』(写真)
 少し前に撮った写真だ。
 今日は生憎の雨、大雨。
 また朽ちていったのだろう。

www.youtube.com▲この人には、唄への恵まれた力がある。
 ただ、決定打に関して想うとき、「恵まれ過ぎているのかもなあ」と。
 とはいえ、この唄はいい。
 以前も記したが、まるでディランの『ライクアローリングストーン』への返歌のようでもある。

 

【書店が消えて行く?/今日も少しだけ】
 地域の書店が消えて行く。
 残念なことだ。
 本に接することができないからだ。
 街の小さな書店は、世界への窓だったのである。

 今やウェブ社会となり、取って代わられているのだろう。
 事実、わたし自身、ウェブの気になる情報を、もう読みきれないほど、溜めてしまっている^^。
 アップアップなのだった。
 今後も減ることはないだろう。
 学者でもないのに、知りたいことが増えていく。

 そうして、あらためて想い出している。
「なあに、おれは、冊子やリトルマガジン、ビラ等々に影響されてきたんだよな」と。

 商売とは無縁の文字。
 発行・発信せざるを得ない文字にこそ、惹かれてきたのだった。
「ロック喫茶のトイレの落書きも面白かったよなあ…」

「ブログの時代は終わった」という声がある。
 そうなのだろう。
 事実、読み切れないのだから。

 とはいえ、ときにとんでもない切実なブログに出逢うと、「いいぞ、いいぞお」と。
 こうした癖はもう、変えようがないのだろう。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 今日は、賃労働が休み。
 そこで、大雨とはいえ、雨合羽を着込み、飛び出した。
 必要に迫られて、何件かの店を回ったのである。
 書店も見かけたが、寄らなかった。
 佳き日々を。