深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

顔を叩いて/彼・132

素早く無意識で、周囲をうかがう。
誰もいないと分かったのだろう、彼の口から、大きなため息が出た。
が、彼自身がため息の対象でもあったのだ。
ため息の連鎖である。
彼は顔を叩く、「何とかしなくちゃあ」。

▲『緑へ』(写真)
何度でも緑へ。
身心が望んでいるのだった。
「いいなあ」

▲『講演会』(写真)
勉強になった。
「知らないことばかりだなあ」
詳細は、下記へ。

www.youtube.com

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【若いロシア人に仏教のことを教えられた/今日も少しだけ】
 近隣の大学まで、チャリを飛ばした。
 連続公開講座『仏教における女性』の5回目『近代日蓮仏教と女性』を聴くためにだ。

 ユリア・ブレニアという方が講師だった。
 まさか、ロシアの、しかも若い女性から、達者な日本語で仏教の話を聴けるとは。
 何でも、ロシアにも一定数の仏教徒がいるのだそうだ。

 近代というから、少しは知っているかと思えば、あはは、相変わらずの無知ぶりを自覚した次第だ。
 話は、土光敏夫の母である土光登美にはじまり、小泉菊枝・松平俊子といった3人の女性を中心に進んでいった。
「戦争はいつか、終わる。そのときのために、今、大切なのは、子どもたちへの教育」
 そう心して、活動していた云々の話には、響くものがあった。

 何でも皇室にも法華経は一定以上に影響力があったという話。
「なるほどねえ」と。

 国柱会にも触れていた。
 田中智学によって創設された、法華宗系在家仏教団体である。
 石原完爾は分かるが、宮沢賢治もまた、いたそうである。
 ウェブで検索すると、賢治の危うさに触れられた一文も。
「そうだったんだろうなあ」

満州少女』という本の話も出て、ふと、上田トシコの『フイチンさん』も想い出していた。
 日露戦争時、軍人が神秘体験をしていたとの話には、「そ、そ、そうだったんか」とも。

 ユリア・ブレニア氏は現在の学者だけに、日蓮は女性を差別しなかったものの、その限界もあると指摘していた。
 要は、教義を守るなら、という枠内での肯定というわけか。

 帰宅後、ウェブ検索していると、こんな一文と出逢った。
「布教活動は多くの会員を増やすことになった反面、その強引な手法から社会問題になった」

 統一きょうだいのことではない。
 信濃町である^^。
 あ、笑いごとではない。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「へえっ」】
 貼り付けた加川良氏の唄。
「おっ」
 昔、聴いていた唄を、パワフルにアレンジしている。
 片や浜田真理子氏もまた、ていねいに歌っていた。
 佳き今日を。