隠れていたり、見え隠れしたり。
かつ、境界線やおぼろげな領域も。
そうした場所にある、実は生きているハリ。
美しいと何故、感じるのか分からないが、そう感じたりも。
いわば見えにくいものを感じる豊かさ。
▲『歩く人』(写真)
「分かるなあ」
陽射しの届く日のこと。
姿勢のよい人が歩いていた。
www.youtube.com【老いることについて、あらためて/今日も少しだけ】
人間だけが老いる――。
小林武彦氏の本が評判である。
野生の霊長類で、老いるのは人間だけなのだそうだ。
何でも、「人間に飼われたペットも老いる」のだとか。
要は、「老いる前に死んでしまう」からだ。
つまり、人生の40%が「老後」とも言えるのだろう。
だからこそ認知症やがん、老いを繰り込んだ人生観が大切かなと、ふと。
近代・理性・生産等々だけではない、価値・意味を、どう考えていくのかというわけだ。
当たり前か。
ありとあらゆる領域で、壊れていくことを、繰り込んでいかないとと想う。
もちろん、戦争による破壊は嫌だ。
ただ、想う。
「いや、壊れていくという視点自体が、間違っている?」と。
三木成夫氏のことも、想い出していた。
これから、いろいろと学び直しても届かないのだろう。
が、今日も、今夜も考えていきたい。
どうか、今日も、ご無事で。
なお、貼りつけた映画のワンシーンと出逢ったとき、想わず、「音盤を探そう」と。
宗教心は特に、ない。
図書館にあったときには、嬉しかった。
『ブルースブラザーズ』同様、気に入った映画だ。
とぼけ具合がポップで、笑ったのだった。
【追記/「さてっと」】
困ったことは多い。
上が、下をこき使うのは世の常。
が、理不尽なことには、「承服しかねるな」と。
話は変わる。
「(詩は)伝達より提示」と読んだ。
一理あるのだろう。
提示を伝達しているのだったが。
佳き日々を。