深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

ポケットから手を出す/身体から・226

早朝のかじかんだ手。
「忘れたな、手袋」
ポケットに手を入れれば、太もものあたりも冷たくなる。
手を出し、息を吹きかける。
当たり前のことだが、今の世界同様、温かい手に包まれるといいだけなのだったが。

▲『遅延?』(写真)
近隣の公園。
ようやく紅葉の季節らしくなってきた。
今年は、遅いようだ。
頭1つ飛び出ている姿。
「待っていられなかったみたいだな」と。

www.youtube.com【目の前の不思議/今日も少しだけ】
 ときおり、いる。
 身心が、何かにとりつかれている状態のような人が。
 今ここ、目の前にいるのだが、別の世界にいるかの如き人。

 疾患を患っているわけではない。
 とはいえ、遠い人。

 目の前にいるのが、わたしだけであれば、反省もする。
 が、複数の人といて、そうなのだ。

 ただ、どうなのかと。
 みな、同じなのではないのかと。
 気になることがあれば、目の前の人さえ、遠くなるのだから。

 要は、みな、何かにとりつかれているのだろう。
 わたしもまた。

 大量殺戮が行われている現在。
 わたしは、「正確に近い距離さえつかみかねているな」と。

 どうか、今日もご無事で。


【追記/「さてっと」】
 毎日、ロクな想いをしていない。
 無意識が荒れてきた。

 原因は、分かっている。
 解決しようがないことも。

 つまりだ。
 毎日がどん詰まり?
「いやあ、スゲッ」
 佳き日々を。