深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

伝えることから/教育・5

当然のことさえ教えない、いや、伝えない。
そのくせ、怒っては叱る。
諭したり、戒めたりも。
罰することが前面に出てくるときもあるか。
が、肝心な点は、親和性のもと、伝えるべきことを伝える、そこからだ。

▲『のんびりと』(写真)
枯れ葉。
面白いところに引っ掛かっていた。
いや、引っ掛かったから、面白いところに視えたたのか。

www.youtube.com【ネガティブ・ケイバリティだってさ/今日も少しだけ】
 ネガティブ・ケイバリティ。
 メモにあった。
 気になったのだろう。

 が、今、意味を忘れていた。
 早速、ウェブで調べると、こうあった。

 ネガティブ・ケイパビリティ(Negative capability)とは、「どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」です。性急に証明や理由を求めずに、不確実さや不思議さ、懐疑の中にいることができる能力とも言えます。

 大切なことか。
 人は死ぬものの、生きていく。
 何ゆえの生なのかと、考えて当然だ。
 が、おいそれとは答えは出ない。
 耐えていくしかないのだろう。

 ウェブには、こうもあった。

 ネガティブ・ケイパビリティの日本語訳は定まっておらず、「負の能力」「陰性能力」「消極的能力」「消極的受容力」「否定的能力」など数多くの訳語が存在します。

 また、こうも。

 ネガティブ・ケイパビリティに対比される概念として「ポジティブ・ケイパビリティ(positive capability)」があります。ポジティブ・ケイパビリティは問題が生じたときに的確かつ迅速に対処する能力です。

「なるほど」と。
 ただ、わたし自身は、ネガティブ・ケイパビリティのほうが気になる。
 人生は、簡単にはいかないものだからか。

 いずれにせよ、為政者のあまりの酷さの中、耐えている方々も多いのだろう。
 わたしもまた。

 とはいえ、能力という狭い領域で捉えていいのか、どうか。
 どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐えることは、能力だけではそれこそ、どうしようもないのではと。

「では、お前はどうしている?」
 あはは、やり過ごしたり、とぼけたり、ヘラヘラしたりか。
 言葉で立ち向かうときも、もちろんある。

 この問題自体にも、耐えていきたい^^。
 答えは、当面出ないだろうが。

 どうか、今日もご無事で。


【追記/「あらま」】
 まさに、ガサゴソと。
 枯れ葉の音がしたのだった。
 音がしたほうを視ると、中年の男が、枯れ葉の中から出て来たのである。

 シートを地面の上に敷き、さらに仰向けになったからだに、枯れ葉が乗ったシートをかけ、寝ていたのだった。
 最初は驚いたが、あはは、何やら痛快でもあった。
 佳き日々を。